2016年6月8日更新

【動物看護士が解説】シニア猫の毛ヅヤを良くする方法は?

猫が高齢になってくると、寝てばかりいて毛づくろいの回数が減り、被毛に汚れなどが溜まった状態になります。そうすると被毛が束のように固まり、見た目が悪くなってしまいます。少しでも見た目を若々しく、健康的に見せるためにはどうしたら良いのでしょうか?

自分で自分のケアが出来なくなってくる

若くて元気な頃は、1日に何度もしていた毛づくろいも、高齢になると回数が激減していきます。毛づくろいには、被毛の健康を保つこと、汚れやニオイを取り除くこと、抜け毛を舐めとることなどのたくさんの意味があります。

毛づくろいをしない=ニオイや汚れ、抜け毛が処理されず絡んで毛玉になるということです。また、内臓機能も低下し、食事量も減るので十分な栄養が皮膚や被毛に行き渡らず、見た目にも大きく影響してきます。

汚くいたいわけではない

人間も高齢になると体の節々が痛み始めますよね。猫も同じで、身体中舐めることのできた自慢の柔軟性も無くなっていきます。体が硬くなっても舐められる場所はよく舐めますが、体を丸めないと舐められないお腹や背中などは特に毛玉や汚れが目立つようになります。

綺麗好きといわれる猫ですから、きっと身体が汚れているのは嫌なはず。それならば、猫が手の届かないところは、飼い主であるあなたが手を貸してあげませんか?

あなたが出来ること

蒸しタオルで汚れを取り除く

皮脂が酸化して臭いを発したり、被毛を脂で固めてしまったりするので、蒸しタオルを身体に当てて、優しく、撫でるように拭き取ってあげてください。シャンプーほど綺麗になるわけではありませんが、毎日続けるうちに少しずつ汚れの蓄積がなくなっていくはずです。

出来ることなら、定期的にシャンプーをするのが1番ですが、無理にストレスを与えてまでシャンプーするのはやめましょう

ブラッシング

ブラッシングは、蒸しタオルのあとにやるととても効果的です。温めて、剥がれやすくした汚れをブラシで取り除くことができるからです。
蒸しタオルのあとでなくても、フケやゴミ、抜け毛を掻き取ることが出来るので1日1回のブラッシングが理想的です。

ドライシャンプー

毛束がひどく、皮膚もフケだらけになっていて、蒸しタオルでもどうしようもない場合は水のいらないドライシャンプーを使用してみるのも1つの策です。

猫は匂いに敏感ですから、香りのキツイものは避け、なるべく体に香りが残らないものにしましょう。体についた香りがストレスとなり、体調不良を引き起こすことがあります。

顔も忘れずに

体の被毛だけではなく、顔も目ヤニが出ていたりして汚れていることがあるので、温度をきちんと確認した上で顔に蒸しタオルを当ててあげましょう。きっと心地よい顔をしてくれるはずです。

高齢になると毛ヅヤが悪くなることは仕方のないことですが、そのままにするか、ケアをしてあげるかは飼い主さん次第です。被毛を清潔に保つことによって、皮膚の健康も保たれますから、是非やってみてくださいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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