猫のお手入れ『耳掻き・ブラッシング・シャンプー』

 

猫のグルーミング、本当に必要?

猫は基本的に自分で毛の手入れをしますが、換毛期の猫や長毛の猫はグルーミングの際に毛球症になりやすく、最悪の場合手術をして取り出す必要性が出てきます。

しかし、どの程度までお手入れをすれば良いのか悩んでしまう飼い主さんもいると思います。
そもそも猫の毛のお手入れの手順を知っていますか?耳掻き→ブラッシング→シャンプーの順にすすめるのが理想なのです。
今回はこのお手入れの手順にそって説明していこうと思います。

 

耳掻きの方法と時期

飼っている猫の体質が脂分の多い猫であるならば、定期的に耳垢のチェックをしてあげると良いです。耳垢が溜まり過ぎると、外耳炎の原因にもなるので1週間に1度はチェックしてあげるのが望ましいです。耳垢の溜まりにくい体質の猫もいますので、そういった猫の場合は10日に1回か、または飼い主さんが肉眼で見て汚れに気付いたときで大丈夫です。

シャンプーをする予定の日は、必ず耳掻きをしてからシャンプーをしましょう。
シャンプーの後に耳掻きを行うと、湿気を含んだ耳垢が耳掻きをすることによって耳奥に詰まってしまいやすく、中耳炎になる可能性があります。
*ブラッシングと耳掻きの順番は前後しても構いません。

耳掻きのポイント

-準備するもの-

コットンまたはティッシュペーパー、猫用のクリーニングローション
*綿棒を使うほど奥側を掃除する必要はありません。掃除する場合は、動物病院に連れて行きましょう。

-実際に耳掻きをしてみよう-

耳掻きをする場合、猫が嫌がるようであれば無理には行わずオモチャを使って遊んだり、好きなおやつを少し与えたりして機嫌の良い時に行いましょう。
①まず、コットンやティッシュペーパーにクリーニングローションを適量馴染ませます。
②猫の耳の入り口付近の汚れを拭き取ります。

 

ブラッシングの方法と時期

ブラッシングは、短毛種の場合は毎日1回〜朝晩の2回、長毛種の場合は毎日朝晩の2回〜朝昼晩の3回が理想的です。
じっとしているのが苦手な猫を飼っている飼い主さんは、1回のブラッシングにかける時間を5分以内に済ませる事が理想です。

ブラッシングのポイント

猫は骨の出ている部分のブラッシングを痛がって嫌がる事があるので、骨の出ている背骨部分などはゆっくりと優しくブラッシングしましょう。

-準備するもの-

目が荒い柔らかいコーム(長毛種用)、柔らかいコーム(長毛種・短毛種両方)、カーペット用の両面テープ、ノミ取り用のガムテープ
*皮膚の弱い猫もいますのでその場合にはコームは柔らかめの物をオススメします。

-実際にブラッシングをしてみよう-

①長毛種や短毛種の場合でも毛が汚れて絡まっている場合には、目の荒いコームで1度毛の絡まりをときましょう。
②次に目の細かいコームを使い、最初に頭、次に耳の裏、背中、尻尾の順に行い、最後に猫を仰向けにしてお腹周りを優しくブラッシングします。
③ブラッシングが終わり、床に落ちた毛をカーペット用の両面テープで取り、使用したテープは、毛が付いている側のテープを折り込むようにして捨てます。また、ブラシに付いている毛は、ガムテープに貼り付け、貼り付けた部分を折り込むようにして捨てます。
*使用した部分を表側にして捨てると、毛についているノミのタマゴが孵化して部屋に拡散する可能性があります。

 

シャンプーの方法と時期

短毛種の場合、日々の猫自身のグルーミングや飼い主さんのブラッシングによってほとんどシャンプーの必要性はありませんが、汚れが目立つ場合や避妊手術や去勢を行っていない猫は、繁殖期に独特の臭いを発しやすくなるため、それを消す目的でのシャンプーが必要になってきます。その場合でも肛門付近の臭いが気になる場合を除いては、短毛種のシャンプーは半年に1回程度で問題ありません。ただし長毛種は、1ヶ月に1回程度のシャンプーが必要です。
※猫が妊娠していたり、手術の後などの場合はシャンプーをするのは控えましょう。

シャンプーのポイント

-準備するもの-

ペット用バスまたは大きめの洗面器、猫用のシャンプーリンス、柔らかいブラシ、綿素材などの吸水性の高いバスタオル2枚、ハンドタオル1枚、ドライヤー

-実際にシャンプーしてみよう-

①ペット用バスに35℃前後の温めのお湯を入れます。
②猫用のシャンプーリンスをお湯に適量入れてよくかき混ぜます。
③猫を首の辺りまでお湯に浸けて、しっかりと毛がシャンプー液で濡れたら猫をバスからあげて首から背中、お腹周り、足及び尻尾、の順に泡立てながら洗っていき、最後に肛門を入念に洗います。
④次にハンドタオルを濡らして、顔周りを拭いていきます。ハンドタオルは固くしぼって水が滴らないようにしましょう。
⑤すすぎはシャワーで行うと良いでしょう。シャワーの温度も35℃ぐらいの温めに設定し耳や目入らないように注意しながら、③の順番にすすいでいきます。
⑥すすぎ残りのないようにすすぎ終わったら、バスタオルでこすらないように優しく押し当てるようにしながら水分を取っていきます。
⑦最後にドライヤーをROWにして温風にし、猫に近くなりすぎない位置から乾かします。仕上げにブラシで毛並みを整えて毛のお手入れの完成です

おわりに

自由奔放に外で遊んでくることの多い猫は、思わぬところで汚れてくる可能性があります。
そんな猫の毛をキレイに保つことは、日頃の飼い猫の健康管理をチェックするきっかけになったり、スキンシップを高めたりといった効果があります。猫のグルーミングを正しく行うことで、一層愛猫との交友を深め、健康の維持に努めていって欲しいと思います。

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