2016年7月10日更新

団地でも地域猫対策はできる!【ねりまねこブログ】

団地の中にも長い葛藤の末、模範的な地域猫対策に進めたところもあります。

3匹の子猫を保護したところです。

虐待のエリア

数年前は、猫の不審死やケガが相次ぐ
殺伐とした、悲惨な場所でした。

猫の首がさらされたこともあります。

もちろん警察に通報しましたが検挙には至りませんでした。

団地の中では、犯人の見当はついていましたが

病気で、怖いし、関わりたくないので放置されていました。

公営住宅の課題

都営住宅はペットの飼育は公に認められていません。

しかし、飼っている人はいますし団地内には、当時30匹の猫がいて餌をやる人もいました。

自治会は当初、餌やり禁止で収めようとしましたが、お腹を空かせた猫を見過ごせず影でやる人が絶えません。

「猫を飼うな」「餌をやるな」と反対する人もいるので

自治会としては猫問題にさわりたくないのが正直なところでした。

一歩踏み出す

あまりの惨さに見過ごせない人が勇気を出して保健所・自治会・議員・警察などに働きかけ、
自らもボランティア登録しました。

私達は登録ボランティアを支援するアドバイザーとして、そこに関わりました。

最初に立ち上がった方は孤軍奮闘でしたが、本気が伝わり、少しづつ仲間が増えていきました。

地域猫対策のはじまり

全頭の不妊・去勢手術を行いました。

決まった場所で、有志の人たちが餌やりを行うことになりましたが

虐待者の嫌がらせは続きました。

虐待者をおさえる

ボランティア、獣医師、保健所、自治会の働きかけで、警察も動き出し、容疑者を特定し、厳重注意を行いました。

ボランティア会議

毎月一回、団地の誰もが参加できる情報交換会を行っています。
まとめ役の方が、毎回、おしらせを作り、情報共有しています。

活動の成果

当初34匹いましたが

一年半後には
死亡 6匹
行方不明 7匹
保護 11匹

残り10匹になりました。

活動開始以来、子猫は産まれていません。

ご寄付をいただく

猫の適正管理には不妊・去勢手術や餌代などお金がかかります。

ご寄付の呼びかけをしたら55名の方が協力してくれました。

ほとんどは年金暮らしで余裕はないはずなのに、がんばっている姿を見て応援してくださったのです。

飼い猫対策

飼い主のいない猫の対策は成果をあげたので、今後は飼い猫対策に進めます。

団地内の猫問題の原因の一つは、飼い主のマナー
(置き去り・捨て猫・放し飼い・不妊手術をしないなど)がありますので。

自治会もボランティアさんもとてもがんばっているので、
私達も応援を続けます。(^-^)

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

最後に、この現場から保護した猫、ポワールくんについて

外にいる頃は、痩せて、毛はバサバサ剣のある表情でした。

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おっとりした性格で虐待を受けたので

兄弟のソレイユと一緒に緊急保護しました。

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今は、兄弟一緒のおうちでのびのびと幸せに暮らしています。

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最初と表情がまったく違います。
ふわふわできれいになりました。

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優しい飼い主さまが「兄弟は宝物」と言って、大切に可愛がってくださっています。

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暖かく見守ってくださりありがとうございます。
どうか末永くお幸せでありますように。

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

ねりまねこブログ

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