2016年6月21日更新

【ペットシッターが解説】ビーグルとの暮らしで注意すること

ビーグルの性格と性質

性格


ビーグルは、穏やかで素直な性格を持っており、家族の一員として笑顔をもたらしてくれます。とても利口でありながら、攻撃性も少ないので、他の犬や動物と仲良くすることもできます。また、体が丈夫で、体力があるところもコンパニオンドッグとして人気の理由です。

活発で遊ぶことも大好きですので、子供とも仲良くすることができます。ただし、マイペースな部分もありますので、たくさん遊んでいたかと思うと、自分のベッドにいって休んでしまうということもあります。穏やかな暮らしをすることができますが、その分、コミュニケーションをしっかり取ってあげるようにしましょう。

人と一緒に過ごすことが大好きなビーグルですので、長時間のお留守番にはあまり向きません。やんちゃな面が出て、お部屋の中でいたずらをしてしまうこともあります。活発な面をふまえてしつけをしっかり行うことは大切です。

性質


ビーグルは、ハウンドと呼ばれる犬の仲間でもともとウサギ狩りをする狩猟犬でした。その為体力がとてもあり、声がよく響きます。少し吠えただけでも、声が通りますので、吠え癖がついてしまうと、近所迷惑になってしまいます。集合住宅で飼う場合は特に注意が必要です

ビーグルという名前は、フランス語で小さいという意味からきており、小さいサイズながらも引き締まった筋肉が特徴的です。しかし、食べることも大好きな犬ですので、食事管理と適度な運動をしないと、あっという間に肥満になってしまいます。日ごろから、おやつなどの与え過ぎには十分注意しましょう。

スヌーピーのモデルともなったビーグルは、用心深く周りを見る一方で、子供や見知らぬ人ともあっという間に打ち解けるフレンドリーさを持っています。攻撃性はあまりありませんが、留守番や環境の変化、運動不足などでストレスが溜まってしまうと、吠え癖や噛み癖につながることもあります。日ごろのトレーニングも大切にしていく必要があります。

ビーグルの飼育の注意点

室内環境

ビーグルは丈夫で病気になることも少ない為、やむをえず外で飼うようになっても対応できるような体力をもっています。実際に屋外で飼っている方も多くいますが、様々な物に対して好奇心旺盛で、吠える声も大きいビーグルは、しつけの面や健康管理の面からすると、室内で飼うことが理想的ではあります。それぞれの住宅環境にあわせて、安心して過ごせる環境を作るようにしましょう。

室内で飼う際、ビーグルのパーソナルスペースとなるサークルを用意してあげると安心です。様々な物に興味を示すビーグルは、思わぬ物を口にしてしまったり、いたずらによって事故が起きてしまうこともあります。家族と共にくつろげる場所を作ってあげるようにします。

気温の変化には、比較的強いビーグルですので、人間が快適に過ごせる室温を設定しておけばよいでしょう。ただし、熱中症には十分注意が必要です。また、冬の寒さにも強い犬種ではありますが、子犬や老犬の場合は、毛布やペット用ヒーターなどを使うなどして体温が下がらないように注意しましょう。

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ビーグルは、小柄なからも筋肉質ながっしりと体をしています。しかし、お部屋の中で思いっきり走りまわったり、ジャンプをしているうちに関節を痛めてしまうこともあります。フローリングは、特に滑りやすく、体に負担をかけてしまうものです。

フローリングで滑らないように、カーペットを敷く、ペット専用の滑り止めつきマットを敷く、コルクマットを敷くなどしておきましょう。また、ジャンプをしたり、ソファへの上り下りが激しい場合は、コマンドで制止が効くようにしたり、そもそも上らせないようにするなどのしつけをしておきましょう

家具の配置

ビーグルを室内飼いする場合、普段からケージやサークルで過ごす習慣を作ることで、来客時や留守番時も安心してその中で過ごさせることができます。もともと、狩猟犬として活躍していた犬ですので、リーダーとの関係性の面からもハウスに入ることのしつけをしておくことで、しっかりと主従関係を結ぶことができます。元気なビーグルだからこそ、安心休むことができる場所も大切になるのです。

サークルの中には、ベッドやトイレ、食事場所を作っておき、リビングなど家族の目が届くところに設置しましょう。家族と一緒に過ごすことが好きなビーグルですので、家族の目が届くところにサークルがあると安心して過ごすことができます。ただし、直射日光やエアコンの風が直接当たらない場所、転倒のおそれのある家具やインテリアのそばに置かないなど、サークルの設置場所には十分注意するようにしましょう。

運動

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ビーグルにとって、適度な運動は日々の生活の中で必要なことです。

運動不足によるストレスや肥満で体調を崩してしまうことや、無駄吠えの原因になってしまうこともあります。しかし、ビーグルは、様々な物に対して好奇心旺盛の為、運動で興奮し過ぎの状態が長く続くと、アドレナリンが常に出ている状態にまでなってしまいます。これもまた、無駄吠えなどの行動につながってしまう原因になるのです。

ビーグルの散歩は1日に30分程度、1日2回行えるとよいでしょう。その他、ボールやロープなどのおもちゃを使った運動などを取り入れると喜んで遊んでくれます。定期的にドッグランに出かけたり、環境があればロングリードなどを使って思いっきり走らせてあげてもよいでしょう

部屋の中で遊ぶことも大好きなので、家族とのコミュニケーションの時間として、遊びや運動を取り入れてあげましょう。ただし、遊びの中でも興奮し過ぎていたり、欲求吠えなどが始まった時には遊びを中断し、リーダーの指示のもと休ませるというメリハリのある習慣をもつことが大切です。

しつけ

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ビーグルは、マイペースな性格をもっている為、しつけが難しいとも言われています。しかし、賢さがある為、リーダーとの関係がしっかり取れ、根気よくトレーニングしていくと、見違えるほどになります。子犬の頃からしつけをしっかり行っていくことが大切な犬種なのです。

ビーグルは食欲旺盛の為、おやつをご褒美にしていると、おやつばかりを目的に動くようになってしまいます。よい行動をしっかり褒めるしつけを徹底していく必要があります。また、散歩中にその力の強さからぐいぐい引っ張ってしまったり、拾い食いをしてしまう危険性もありますので、横につかせて歩くしつけは大切になります。

好奇心旺盛で、初めての人や犬にもフレンドリーに接することができるビーグルですが、その大きさやパワーにびっくりされてしまうこともあります。オスワリやマテといった基本的な指示が伝わるようにしつけを行うことも大切です。

ビーグルのケア方法

ブラッシング

密集したダブルコートで覆われているビーグルは、抜け毛が多いです。特に下毛がどんどん抜ける為、日々のブラッシングはとても大切になります。換毛期には、ブラッシングをしても毎日たっぷりの抜け毛や死毛を取り除くことができます。そのままにしておくと、皮膚病の原因にもなってしまいますので、毎日のお手入れを行いましょう。

抜け毛が多いビーグルですので、スリッカーブラシで下毛をしっかり取り除くようにしましょう。スリッカーは強くかけると、皮膚にあたって皮膚を傷めてしまうことがあります。毛をかきわけながら丁寧にブラッシングするようにしましょう。ラバータイプのスリッカーブラシを使ってもよいでしょう。ラバータイプは肌さわりも優しいので、ブラッシングが苦手な犬も、受け入れやすい傾向にあります。下毛を取り除いてから、獣毛ブラシで毛の流れを整え、艶を出してあげるようにしましょう。

ビーグルは、外で活発に遊ぶことも大好きですので、体が汚れた場合には、蒸しタオルなどで体を拭き取り、清潔を保つようにしましょう。湿っている場合は、しっかり乾かしてから、ブラッシングをかけてあげることで被毛へのダメージも少なくなります。

爪切り

ビーグルの爪切りは、外での運動も多い犬種ですので、個体差がありますが、月に1回から2回は爪の長さをチェックして、定期的に切る習慣をもちましょう。運動量が多いビーグルは、爪が削れて爪切りをしなくても丁度よい長さになることもあります。しかし、やはりそのままにしておくと、伸びたままになって血管も伸びてしまい、肉球まで食い込むほどになってしまうこともあります。

ビーグルの爪は黒い場合が多いので、少しずつカットしていき、断面が少し柔らかくなった時はやめましょう。横から見て、地面につかない長さまで切れていれば、肉球を傷つけることもありません。爪切りはギロチン型の爪切りで行うと便利ですが、やすりをかけて整えておくと、さらに安心です。

爪切りは、一度嫌になってしまうと、自宅で行うことが困難になってしまいます。普段から爪切りに慣らしていきましょう。爪切り自体を当てるだけで終わりにしたり、1本ずつ切るだけでも十分です。爪がすでに伸びてしまっている場合や難しい場合は、トリマーや獣医師にお願いするようにしましょう。

肛門腺絞り

ビーグルは個体差があるものの、肛門腺絞りは、1ヶ月に1回ほどの頻度で行うようにしましょう。分泌物はとても臭いので、自宅でビーグルのシャンプーやブラッシングを行う際に一緒に行うと、よいでしょう。

肛門腺は、肛門の下、時計の4時と8時の方向に人指し指と親指をあてて、下から上に向かって搾り出していきます。肛門付近はとても敏感な部分ですが、体ががっしりしているビーグルは、絞り出す時も少し力が必要になります。

普段から体の様々な部分を触られることに慣れていれば、肛門腺を絞り出すこともできますが、嫌がってしまうことも多くあります。あまりに嫌がる場合は、無理せず、トリマーや獣医師にお願いするなどして愛犬のストレスも減らすようにしましょう。

耳掃除

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ビーグルは垂れ耳で外耳炎など耳の病気にもなりやすい犬種です。普段から耳のチェックを行い、1週間に1回ほどは耳掃除をしてあげましょう

普段は耳の周りの汚れを拭き取るだけでも悪臭予防になります。耳を拭く際は、専用のイヤークリーナーをコットンに数滴垂らし、汚れを優しく拭き取りましょう。耳の皮膚はとても傷つきやすいので、優しく拭き取るように注意しましょう。

汚れや耳垢、においが気になる場合は、耳の中にイヤークリーナーを数滴垂らして、クチュクチュとマッサージするように揉みこみます。しばらくして出てきた汚れを拭き取るようにします。頭をぶるぶると振ると、汚れも飛び散りますので、注意しましょう。綿棒などを使うと、汚れを奥に入れてしまったり、耳を傷つけてしまう可能性もありますので、使用しないほうがよいでしょう。

ビーグルの耳自体は汚れが溜まりやすく、また皮膚疾患になりやすい犬種です。アレルギーの影響や細菌感染などで耳を痒がることもあります。耳を異常に痒がっていたり、悪臭がするなどなんらかの異常を感じた場合には早めに動物病院に連れて行きましょう。

目の手入れ

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ビーグルは遺伝的に目の病気になりやすい犬種と言われています。その為、普段から目のチェックを行うようにしておきたいものです。普段に比べて涙や目やにが多い時は、目にゴミなどの異物が入って痛い場合やなんらかの病気が原因になっているということもあります。

ビーグルの目から目やにや涙が出ていたら、優しくふき取ってあげましょう。ガーゼやタオルなどをお湯で湿らせて優しく拭き取ります。また、すでに涙やけを起こしている時は、専用の涙やけ対策のシートやホウ酸水を使って優しくケアしてあげるようにしましょう。

目のお手入れをしていても、目やにや涙やけがひどい場合、また目の色がにごっているなど、今までと様子が違うことに気づいた場合は、目の病気の疑いもあります。早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。

歯磨き

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ビーグルの歯磨きは可能であれば、毎日の習慣にしたいものです。食欲旺盛なビーグルですが、フードだけでなく日々与えるおやつなど歯垢や歯石が溜まると、歯周病もひどくなってしまいます。子犬の頃から、歯磨きをする習慣をもつことで、予防できますので、毎日やることが難しくても週1回しっかりと歯磨きをしてあげるなど、習慣をもつことが大切になります。

ビーグルの歯磨きは、犬用の歯ブラシや人間の子ども用歯ブラシを使うと、奥歯までしっかりと磨くことができます。もちろん、最初は、指にガーゼや専用の歯磨きシートなどを巻いて、表面の汚れをふき取ってあげるだけでも効果があります。

ビーグルは遊ぶことも大好きです。歯磨き効果のあるロープを使って遊びながら、歯の健康に役立てたり、歯磨き効果のあるガムを与える習慣を作ってもよいでしょう。ただし、誤飲や食べすぎに注意して、家族が見ているところで与えるようにしましょう。

ビーグルがかかりやすい病気

白内障

ビーグルは目の病気にかかりやすい傾向があります。白内障はそのひとつです。老化現象のひとつでもありますので、病気が年齢とともに進行していきます。白内障は目の瞳孔の中が白く濁ってきますが、普段から目のチェックをしていても、この濁りはひどくなってから気づくことも少なくありません。

ゆっくりと進行していきますが、愛犬が物にぶつかるようになってきたり、ふらふらとしている、夜の散歩が大変そうなど、今までと違った変化に気づいた場合には、環境を整えていく必要があります。進行を遅らせる目薬などもありますので、獣医師に相談するようにしましょう。

皮膚疾患

ビーグルは、遺伝的に皮膚病を発症することがあります。特にアレルギー性皮膚炎を発症することが多くあり、ハウスダスト、カビ、花粉などなんらかの物質をアレルゲンとして、アレルギー反応を起こしてしまうことがあります。

ビーグルが、体を痒がっていたり、足を噛んだり舐めたりしている、赤みを帯びたところがあるなど、皮膚の異常を感じた場合は、早めに獣医師に相談しましょう。アレルゲンとなる物質が普段食べているドッグフードの原材料や添加物などに入っている可能性もあります。低アレルゲンフードに切り替えることで、症状が落ち着くこともあるのです。

食事やハウスダストなどの原因、アレルギーは早期に発見し、適切な生活を送ることでと症状を抑えることができます。普段から皮膚の状態をチェックしておくようにしましょう。

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ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

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