2016年6月16日更新

【獣医師監修】どうして猫は毛玉を吐くの?少しでも楽にしてあげるには…

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猫が毛玉を吐く、ということはよく知られていますが、なぜ猫は毛玉を吐くのでしょうか?
また、吐いたらどうしたらよい?吐かなければ大丈夫?など、ここでは猫の毛玉について探っていこうと思います。

猫は毛づくろいと言って、自分の体をなめて清潔を保つ習性があります。
この時になめて舌についた毛のほとんどを飲み込んでしまい、これが胃の中に貯まってしまうのです。
貯まった毛はウンチといっしょに排泄されることもあれば、口からまとめて吐き出すこともあり、このまとめて吐き出したものが毛玉と呼ばれます。

 

猫の毛玉についての疑問

「毛玉を吐くのは病気?」

毛玉を吐く時の猫はちょっと苦しそうにしているので心配してしまう飼い主さんも多いですが、猫が毛玉を吐くことは自然なことであり、病気ではありません。

「毛玉はどんな時によく吐くの?何回くらい吐くのが普通?」

週に一回ペースで吐き出す猫もいれば、年に一度くらいまで、なかにはまったく吐かない猫もいます。
これは猫によってさまざまです。

また、春や秋の毛の抜けかわる季節(換毛期)には毛を飲み込む量も増えるので、吐き出しやすくなるでしょう。

「うちの猫、全然毛玉を吐かないんだけど?」

飲みこんだ毛のほとんどがウンチと一緒に排泄されているのです。これもまた、自然なことなので何も問題はありません。

ただし、まれに排泄もできず、吐き出すこともできないまま、貯まった毛が消化器官に詰まってしまうことがあります。これは毛球症という症状で、加齢や胃腸の働きが弱ると発症してしまいます

便秘がちになった、元気、食欲がない、吐くそぶりはするけど何も吐かない、などの症状が見られたら病院での検査をおすすめします。

「毛玉を吐きやすいタイプの猫って?」

ペルシャやチンチラなど毛の長い種類の猫は飲みこむ毛の量も多いため、毛玉を吐く回数も多めになるでしょう。
また、毛づくろいを頻繁にする猫も飲みこむ毛の量が増えるため、回数が多くなりがちです。

「自然なことだとはわかったけど、やっぱり回数を減らしてあげたい!」


そう思ったら、まずはブラッシングです。特に毛の長い猫は日々の丁寧なブラッシングが欠かせません。
ただし、やりすぎは皮膚を傷める原因にもなります。あまり力を入れず、やさしくなでるようにしてあげてくださいね。

ブラシの種類も色々ありますが、抜け毛取りに効果の高いタイプのものを選んであげるとよいでしょう。

また、毛づくろいはストレスの多い猫ほどひんぱんにする傾向が高いです。
「うちの子、毛づくろいばかりしてる。。。」と気になったら、ストレスの原因が猫の生活空間に隠れてないか、ちょっと考えてみてくださいね。