2016年7月8日更新

【ペットシッターが解説】ウエストハイランドホワイトテリアとの暮らしで注意すること

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

 
 

ウエストハイランドホワイトテリアの性格と性質

性格


ウエスティと呼ばれ、スコットランド発祥のテリアとして、人気のウエストハイランドホワイトテリアは、活発さと甘えん坊な二面性を持った犬です。

テリアとして狩猟犬だった血統ということもあり、リーダーにとても忠実な面を持っています。しかし、甘やかしてしまうと、頑固な面や気性の荒さが際立ってしまうこともあり、しつけがとても大切になります。

社交的な面を持っていますので、しっかりとしつけをすれば、家族と思いっきり遊ぶことも大好きで、やんちゃな面を見せてくれます。ただし、独立心も強い為、子どもと遊ぶことがあまり好きではないことも多く、どちらかというと番犬向きになります。

また、小動物に対しても、狩猟本能で追いかけてしまうことがあるので、注意が必要です。

好奇心旺盛な犬種ですので、コミュニケーションをたっぷりとってあげることが必要になります。しつけは難しいとされている為、時間がかかり、根気よく続ける必要がありますが、関係性が出来上がると、とてもいいパートナーになってくれます。

性質


ウエストハイランドホワイトテリアは、その真っ白な被毛が特徴的です。

固くて密集したダブルコートですので、手入れをしっかりと行う必要があります。また、小型犬でありながらも、もともとは狩猟犬だったこともあり、鋭い歯と頑丈な顎を持っています。しつけを子犬の頃からしっかり行わないと、吠え癖や噛み癖につながってしまいますので、注意しましょう。

白い被毛の為、涙やけや耳の先の毛の日焼けなど、毛の変色には注意してあげたいものです。定期的なブラッシングと共に、被毛や皮膚の状態のチェックも行うようにしましょう。トリミング自体はそんなに頻繁にはいりませんが、シャンプーは月に1回は行い、日ごろから汚れが気になる時は体を拭くなど、丁寧に手入れをする必要があります

テリアの血が入っており、狩猟本能もありますので、小型犬でかわいらしい姿をしていますが、よい事と悪いことをしっかりと区別し、メリハリのあるしつけが必要になってきます。甘やかしやストレスによって攻撃性が出てこないように、適度な運動とトレーニングをしっかり行うようにしましょう。

ウエストハイランドホワイトテリアの飼育の注意点

室内環境

ウエストハイランドホワイトテリアは、もともとスコットランド原産の犬種の為、寒さには比較的強いですが、暑さには弱いと言われています。特に湿度の高くなる日本の夏は、ウエストハイランドホワイトテリアにとってつらいものですので、室温管理には十分注意しましょう。

ウエストハイランドホワイトテリアの被毛は固くて密集したダブルコートになっているため、熱がこもりやすく熱中症に注意しなくてはいけません。夏の暑い日には、冷房をつけて室温が上がらないようにしましょう。室温は23~25℃ほどに設定しておき、人間も快適に過ごすことができる温度がよいといえます。また、サークルやベッド周りに冷感マットなどを利用して、涼める場所を作っておくことが大切になります。

冬は、必要に応じてペット用ヒーターや毛布などを使って、ベッド周りを暖めてあげるとよいでしょう。冬も人間が快適に過ごせる温度で問題はありませんが、乾燥はウイルスの蔓延や被毛の乾燥につながります。加湿器などを使って適度な湿度を保つようにしましょう。

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ウエストハイランドホワイトテリアは、小型犬でありながらも、狩猟犬だった犬種らしく、骨格や筋肉、強い顎、全体にがっしりとした体型をしています。しかし、関節を痛める病気にもなりやすく、特に成長段階にある子犬は注意が必要です。

お部屋の中でも遊んでいるうちにジャンプで関節を痛めてしまったり、ボールに夢中になっているうちに滑ってしまうとうこともあります。フローリングにはカーペットやペット専用の滑り止めつきマットを敷く、コルクマットを敷くなどして、関節に負担をかけないようにしましょう。

また、頑固でありながら甘えん坊な性格を持っているウエストハイランドホワイトテリアは、ソファの上で抱っこしてもらったり、そこでくつろぐことを覚えると、結果的に飛び降りる動作が増えてしまいます。始めから、ソファには乗らせないしつけやコマンドを使う、ステップ台やスロープを使うなど年齢に応じて関節に負担をかけすぎないようにしましょう。

家具の配置

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ウエストハイランドホワイトテリアは、利口で独立心も強い為、リーダーとの関係がとても大切になります。

また、好奇心旺盛な為、お部屋の中で自由に過ごしていると、思わぬいたずらをされてしまったり、危険な事故につながってしまうこともあります。しつけをする面でも、事故防止の面でも、サークルなどを設置して犬のパーソナルスペースを作るとよいでしょう

ウエストハイランドホワイトテリア専用のスペースとして、普段からケージやサークルで過ごす習慣をもつと、来客時や留守番時も安心してその中で過ごさせることができます。目を離さなくいけない時もその中で過ごしていれば飼い主さんも安心です。また、トイレの失敗も少なくて済みますので、しつけもしやすくなります。

サークルの中でゆっくり過ごすことができるように、ベッドやトイレ、食事場所を作っておくとよいでしょう。また、家族とコミュニケーションを取ることが大好きな犬種ですので、リビングなど家族の目が届くところに設置してあげると安心です。ただし、暑さには弱い為、直射日光が当たらないところ、逆に体冷えて体調不良を起こさないようにエアコンの風が直接当たらない場所など、設置場所には十分注意しましょう。

運動

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ウエストハイランドホワイトテリアは、もともと狩猟犬だったので、好奇心旺盛で活発な性格を持っています。その為、運動量が必要な犬種ですので、毎日のお散歩をしっかり行う必要があります。しかし、過度な運動が必要というわけではありませんので、日々の遊びやトレーニングの中で、上手に運動を取りいれていくとよいでしょう。

お散歩は、朝晩1日2回30分くらいずつ行くようにしましょう。遊ぶことが大好きな犬種ですが、骨や筋肉の成長段階である子犬のうちは、運動のやり過ぎには注意しましょう。また、個体差はありますが、脚が短めになりますので、夏の暑い日のお散歩は熱中症に十分注意が必要です。早朝や夕方、日が陰ったタイミングでお散歩に行くようにしましょう。

ウエストハイランドホワイトテリアは、飼い主さんとのコミュニケーションをとても大切にする犬です。運動や遊びが少ないと、あっと言う間にストレスがかかってしまいます。散歩だけでなく、ボール遊びやコマンドを取り入れたトレーニング、他の犬と遊べるドッグランなど、好奇心を掻き立てられる刺激のある運動を取り入れてあげるようにしましょう。

しつけ

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ウエストハイランドホワイトテリアは、利口でありながら頑固な面をもっているので、犬を飼うことが初めての方にはしつけが難しいといわれている犬種でもあります。甘やかしていると、あっというまに立場が逆転してしまいますし、間違った習慣を覚えると直すことが難しくなることもあります。

顎の力が強いウエストハイランドホワイトテリアは、重大な事故につながることもあるので噛み癖をつけないよう注意しなくてはいけません。また、他の犬に対しても気性の荒さが出ると何度も吠えてしまうことがあります。吠え癖もつけないように、注意する必要があります。

基本的なトレーニングとして『スワレ』や『マテ』『フセ』を行い、リーダーとの関係をしっかり築くようにしましょう。ハウスに入れることや、食事のマナーなど、家族のルールとして決めたことに関しては絶対に甘やかさないというメリハリのあるしつけも大切です。しっかりとしつけをすると、独立心が強いウエストハイランドホワイトテリアは、自ら正しい行動をしっかり行うようになり、とても心強いパートナーになってくれるでしょう。

 

ウエストハイランドホワイトテリアのケア方法

ブラッシング

ウエストハイランドホワイトテリアは、ダブルコートで、固い上毛の下に柔らかい下毛が生えています。抜け毛は少ないですが、皮膚病を起こしやすい犬種でもあるので、皮膚のチェックや新陳代謝を活発化させる為にも、2日に1回程はブラッシングをしてあげるとよいでしょう。

ウエストハイランドホワイトテリアのブラッシングを行う場合は、ピンブラシで毛の流れを整えてあげるとよいでしょう。定期的なトリミングで、すっきりとしたカットスタイルにしてもらうと、もつれや毛玉も少なくて済みます。ピンブラシで皮膚を傷つけないように、優しく毛の流れに沿ってブラッシングしてあげましょう。

口の周りの毛は汚れやすく、毛もからまってしまうことがあります。ブラッシングだけでなく、蒸しタオルで優しく汚れを拭き取り、長い毛がこまめにカットするなどして被毛の手入れをしてあげましょう。ウエストハイランドホワイトテリアは、とても利口ですので、ブラッシングや体の手入れも子犬の頃から行い慣らしておくとよいでしょう。

爪切り

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ウエストハイランドホワイトテリアは、定期的に爪切りを行い、整えておく必要があります。お散歩などで爪が削れていても爪が引っかかって怪我をすることや、肉球に刺さってしまうこともあります。また、爪が地面につくほど伸びてしまうと、歩行姿勢にまで影響してしまうこともありますので、注意しましょう。

爪を伸ばしたままにしておくと、その中に通っている神経や血管まで伸びてしまいます。定期的にチェックして月1回程度は、床に爪がつかない程度までカットするようにしましょう。爪が伸びると、神経や血管まで伸びてしまい、爪切りをした時に痛みと出血が伴います。爪切りが嫌になる原因になってしまいますので、トリミングの際、トリマーさんにお願いし、定期的に切る習慣をつけておきましょう。

子犬の頃から爪切りに慣らしておくことで、自宅で爪切りをすることができるようにもなります。焦って力が入ると、緊張が犬にも伝わってしまい暴れてしまうこともあります。まずは爪切り自体に慣らす為に爪に当てるだけ、そのうちに1本だけ切ってみるなど、徐々に慣らしていくようにするとよいでしょう。

肛門腺絞り

ウエストハイランドホワイトテリアの肛門絞りは月に1回程は習慣にしたいものです。

トリミングが必要な犬種ですので、トリマーさんに定期的にお願いしてもよいでしょう。排便の際に自分で出すこともできますが、小型犬の場合はほとんど分泌液がたまってしまいます。地面にお尻をこするようなしぐさをした時は、絞ってあげるようにしましょう。

肛門腺絞りは自分で行うことができますが、肛門周辺の皮膚はとてもデリケートですので、無理に絞って皮膚を傷つけないよう注意しましょう。人差し指と親指で犬の肛門をつまみ、下から上につまみ出すように絞ると分泌物が出てきます。不安があれば、トリマーさんか獣医師にお願いすると安心です。

自宅で行う場合は、シャンプーの際に一緒に行うとよいでしょう。誰かに手伝ってもらい、姿勢を保持しながら行うと絞りやすくなります。分泌液は、とても臭いので、衣服につかないよう注意し、絞り出した後はお尻を洗ってあげるようにしましょう。

耳掃除

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ウエストハイランドホワイトテリアは、もともとアレルギー性皮膚炎をおこしやすく、それに伴って外耳炎などの耳の病気にもなりやすい犬種です。健康な耳の場合、耳掃除自体は1か月に1回程でよいものですが、耳のチェックは1週間に1度の目安で行い、炎症などが見られた場合は、早めに獣医師に相談しましょう。

健康な耳の場合、耳掃除は犬用のイヤークリーナーを使って行います。イヤークリーナーを数滴耳の中に垂らし、あとは外から耳を挟んでクチュクチュ音がするのを確認しながらマッサージするようにしていきます。その後、出てくる汚れをコットンなどで優しくふき取ってあげましょう。水気がなくなるまで耳の周りは拭いてあげるようにしましょう。

耳周辺の皮膚はとてもデリケートな為、拭き取りをしていて皮膚を傷つけてしまうこともあります。耳掃除をしていても、どんどん汚れが溜まってしまう場合や炎症がある場合、また耳を異常に痒がる時は、外耳炎や細菌感染などが起きていることがあります。早期発見、早期治療の為にも、無理に耳掃除を行わずに早めに獣医師にチェックしてもらいましょう。

目の手入れ

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ウエストハイランドホワイトテリアは、真っ白な被毛の為、涙やけが起こると目立ってしまいます。また目の周りにも長い毛が生えていますので、定期的にカットしたり、毎日丁寧に汚れを拭き取ってあげることが大切です。

ウエストハイランドホワイトテリアは、アレルギー性皮膚炎などを起こしやすい犬種です。目の周りに赤みが出ていたり、すでに涙が多い状態が続き、涙やけが起きている場合は、早めに獣医師に相談しましょう。涙で湿った状態が続いたり、目やにや涙やけをそのままにしておくと、衛生的にも目の健康の為にもよくないので、日々のお手入れをしっかり行うようにしましょう。

目やにが乾燥している時は、コットンやタオルにぬるま湯を含ませて優しくふき取ってあげましょう。涙やけの場合、脂質成分が酸化しているので、涙やけ専用の薬剤成分が入った専用のシートも販売されています。こういった涙やけ対策のグッズを利用してもよいでしょう。

歯磨き

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ウエストハイランドホワイトテリアの歯磨きは、子犬の頃から日々の習慣にしてあげたいものです。歯磨きは子犬の頃から、可能な限り毎日行い、歯周病を予防しましょう。磨くことがどうしても苦手な場合は、歯磨きシートやガーゼなどを指に巻いて、歯の汚れをふき取ってあげるだけでも効果があります。汚れをそのままにしておかなことが、高齢になった時に健康な口を保つ為にとても大切です。

歯磨き自体に慣れていない場合は、歯磨き効果のあるガムを与えたり、歯磨きロープなどで遊ぶながら歯周病予防の習慣をもつとよいでしょう。口のチェックや歯茎のマッサージなどもかねて、1日1回、口の中を見てあげる習慣を作ると安心です。少しずつ慣らしながら、無理のない範囲で歯ブラシで磨くとよいでしょう。

ウエストハイランドホワイトテリアがかかりやすい病気

異所性尿管

先天的に尿管が尿道や膣に接続してしまっており、失禁を常にしてしまう病気です。尿路感染症や腎障害になることもあり、手術が必要になります。また、失禁によって膣の周囲の皮膚炎などが起こっていることもあります。

この病気は先天的になりやすい犬種がいますが、ウエストハイランドホワイトテリアもその中の一種です。先天的な病気ですので、子犬の頃からの早期発見が大切になります。トイレのしつけを行いながら、尿量や排尿回数などをチェックするようにしましょう。その上で、失禁が止まらないなど、異常を見つけた場合は早めに治療するようにしましょう。

レッグペルテス

小型犬の様々な犬種に起こる関節の病気で、ウエストハイランドホワイトテリアもなりやすいとされている病気です。股関節を形成している大腿骨頭が壊死してしまう病気で、遺伝が関係していると言われています。

子犬の頃に発症する為、大好きな遊びを急に嫌がるようになったり、後ろ足を痛がるようになってしまいます。手術をするケースも多い為、後ろ足の異常に気付いた場合は早めに動物病院で検査を受けるようにしましょう。適切な手術や治療によって、また歩けるようになりますので、日ごろから愛犬の様子をチェックしておくことが大切になります。

子犬期の注意点

ホワイトテリアは小型犬でありながらとてもパワフルは犬です。もともと狩猟犬として活躍していた犬種なので、お部屋の中でも思いっきり動き回って遊ぶパワフルな面を持っています。しかし、その分しつけをしっかり行う必要があります。頑固な面をもっていたり、利口なゆえいたずらをしてしまうといったこともあります。また、噛み癖などに発展してしまうこともありますので、信頼関係を築きながらしつけを行うことが大切です。

好奇心旺盛で遊ぶことも大好きですが、骨が弱く骨折や脱臼の心配をする必要があります。お部屋の中でやんちゃに動き回っていても、体を触る習慣を持ち、特定の痛がる部分はないか、歩き方がおかしくないかなど見てあげるようにしましょう。子犬のうちは、骨も発達段階です。過度な運動にならないようにコントロールしてあげましょう。

ホワイトテリアのダブルコートの被毛はとても柔らかく日々のブラッシングや手入れがとても大切になります。また、皮膚炎にもなりやすい犬種ですので、子犬のうちからブラッシングを習慣にし、皮膚のチェックも行うようにしましょう。

シニア期の注意点

強気な性格でやんちゃに動き回ることも多いホワイトテリアですが、シニアになってからは心臓病や関節の痛みなどが出てきやすい犬種でもありますので、定期的な健康診断を行い過度な運動は控えるようにしましょう。また、シャンプーもあまり頻繁に行うと体力を奪ってしまう原因になるので体調をみながら行うようにしましょう。

関節の病気にもなりやすいホワイトテリアにとって、シニア期に入るとさらに注意しなくてはいけません。お部屋の中では階段やソファー、ベッドなどの少しの段差でさえ関節に負担をかけ、骨折や脱臼、ヘルニアの原因になってしまうことがあります。クッションマットを敷くなど対策をしてあげるようにしましょう。

お部屋の中で寝て過ごす時間が多くなる老犬の為に、ゆっくり休むことができる環境を用意してあげるようにしましょう。特に、心臓病も発症しやすいホワイトテリアにとっては寒暖の差も大きな負担になってしまいます。適度な室温湿度を心掛け、愛犬とのコミュニケーションを大切にしましょう。

季節ごとの注意点

春はホワイトテリアにとってとても過ごしやすい季節ですが、子犬や老犬は特に気温の変化に注意しなくてはいけません。暖かくなってきても朝晩の寒さは体を冷やす原因になってしまいます。室温管理に注意するようにしましょう。

春になると外にお出かけすることも多くなります。しかし、一方でノミやダニの寄生虫、また腸内寄生虫の感染など感染症に十分注意したい季節でもあります。ノミダニ対策、フィラリア予防薬、動物病院で検査を行い、適切な予防薬を服用するようにしましょう。また、狂犬病予防接種の時期でもあります。飼い主さんの義務にあたりますので、必ず受けるようにしましょう。

ホワイトテリアは抜け毛が少ないのが特徴ですが、余分な毛はカットするなど定期的なシャンプーやトリミングが必要な犬種です。お散歩が気持ちいい季節ではありますが、お散歩の後などはブラッシングでほこり、毛玉やもつれを取りのぞくようにしましょう。また、美しい被毛を保つためのシャンプーも2週間から3週間に1回は行うようにしましょう。

夏の蒸し暑さは被毛の量が多いホワイトテリアにはつらいものです。熱中症に気を付けなくてはいけません。熱中症は家の中にいてもかかることがあります。ホワイトテリアは密集した被毛によって、思った以上に熱がこもってしまうのです。皮膚炎も起こしやすい季節ですので、トリミングをしっかりしてもらうようにしましょう。また、活発で運動が大好きなホワイトテリアですが、お散歩の時間も夕方以降涼しい時間にするなど、生活スタイルを改めて見直すようにしましょう。

室温は人間が快適に過ごすことができる温度で十分ですので、エアコンを上手に利用しましょう。ただし、冷房の風が直接当たってしまうと、体があっという間に冷えて体調を崩す原因にもなってしまいます。ケージやベッド、愛犬が過ごす場所に直射日光が当たっていないか確認すると共に、冷風もあたっていないか確認しましょう。

夏バテによって、体力や食欲が減退してしまうこともあります。食欲が低下してしまった場合は水分量が多く嗜好性も高いウェットフードを与えてみるなど、少量であっても栄養補給できるような食事を心がけてあげるとよいでしょう。ただし、高カロリーな物を与え過ぎると、肥満や皮膚コンディションを悪くする原因になりますので注意しましょう。

秋は気温が下がって、春と同じくホワイトテリアにとっては過ごしやすい季節になります。冬に向けて体力を回復させておきたい季節でもありますが、注意すべき点は食欲と肥満です。急に食欲旺盛になってしまい、欲しがるままに与えていると、肥満になってしまってしまいます。ホワイトテリアにとって肥満は、そのまま関節への負担になります。食欲旺盛になったからと言って与え過ぎないように十分に注意しましょう。

秋はお散歩も気持ちよい季節です。春夏と同様に、フィラリア症の予防薬とノミの駆除薬は続けるようにしましょう。また、お散歩のあとのブラッシングや被毛の手入れはしっかり行うようにしましょう。皮脂が残っていたり、逆に乾燥してしまっていると、被毛にダメージを与えてしまいます。万が一、痒がるなど、皮膚に異変を感じた場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

ホワイトテリアは冬の寒さにも弱いものです。室温を保つことはもちろんですが、外にお出かけする場合は、洋服を着せるなどして小さな体の体温を保てるようにしましょう。ただし、体温調節がしやすいコートなどがおすすめです。動きやすいもの、着脱しやすいものを選んであげるようにしましょう。万が一、震えてしまっているようであれば、すぐに体をあたためるよう抱っこしてあげましょう。

冬は暖房を使うことによる乾燥にも注意しましょう。室内の乾燥は、ウイルスの蔓延や気管支炎、被毛の乾燥などを引き起こしてしまいます。暖房とあわせて加湿器を上手に使うようにしましょう。暖房器具を使用すると、気づかないうちに体が温まりすぎて脱水症状を起こしてしまうことがあります。特にヒーターやこたつによる火傷、電気コードによる事故などには特に注意しましょう。

ホワイトテリアの場合、思った以上にやんちゃで強気な部分を発揮します。また、様々な物に興味を持ってしまいます。年末年始のご馳走も思わぬ誤食につながってしまう危険性もありますので、危険な物は片づけておくようにしましょう。

子犬期に気を付けたい病気とその兆候

膝蓋骨脱臼

小型犬に多い病気でホワイトテリアもなりやすいと言われています。先天的な形成異常で膝蓋骨が外れやすくなってしまっています。子犬の頃のワクチン接種や健康診断のタイミングで、関節もしっかり診てもらっておくとよいでしょう。

先天的な原因が多いものですが、関節に負担がかかることで発症してしまうこともあります。成長段階にある子犬の骨は、毎日十分な栄養をとっていても思わぬ事故から骨折や脱臼につながってしまうことがあります。

思った以上にやんちゃな部分を持っているホワイトテリアですので、ソファーや階段からジャンプした時にそのまま骨折してしまうこともあります。抱っこしていたら突然ジャンプをしてバランスを崩し骨折や脱臼ということもあるのです。普段の生活には十分に注意し、なんらかの異常を感じたら早めに獣医師に診てもらいましょう。

アレルギー性皮膚炎

ホワイトテリアは皮膚炎を起こしやすい犬種です。アレルギー皮膚炎は、ノミ、ダニ、食べ物など、様々な原因で発症します。食べ物のアレルギーがある場合は食餌性皮膚炎、環境の場合はアトピー性皮膚炎と言いますが、まずが原因を特定することが必要になります。

もともと被毛が密集していて、余分な毛はトリミングする必要があります。毛をそのままにしておくと、さらに炎症がひどくなってしまうこともありますので、注意しましょう。また、かきむしることで二次感染にもつながりますので、清潔にしているのに皮膚をかゆがる様子や赤み、炎症を見つけた場合は早めに獣医師の診察をうけましょう。

シニア期に気をつけたい病気とその兆候

気管虚脱

小型犬に多い病気で、その名のとおり気管がつぶれてしまい咳や呼吸困難につながります。シニア期になると、そもそも筋肉が硬くなっているので空気の通り道が狭くなっていますが、心臓疾患や気管支炎の咳や過呼吸でさえ原因になってしまいます。

呼吸する時に気管がつぶれて空気の通りが阻害され、咳や呼吸困難を起こします。小型犬は気管が変形しやすく、気管の筋肉が硬化してくる中シニア期になるとなりやすいと言われています。また、心臓病から発症してしまったり、肥満によって気管を圧迫してしまっているケースもあります。

気管虚脱は、激しい咳が特徴になります。大きな咳が続くようであれば、早めに獣医師の診察を受けましょう。定期的な健康診断や、肥満予防のための食事や運動などが大切になります。また、首輪が原因になることもあり、散歩の引っ張りが強い場合は注意が必要になります。ハーネスに切り替えてあげるとよいでしょう。

僧帽弁閉鎖不全症

ホワイトテリアをはじめとした小型犬によく見られる病気です。僧帽弁の変形により、心臓内で血液が一部逆流する病気で、進行していくと呼吸困難や不整脈が出てくるようになります。愛犬がシニア期にさしかかる時期には、定期的な健康診断をしっかり行うようにしましょう。発症の際は、心内雑音が聴かれるので、獣医師に診断をしてもらうことができます。その上で、進行を遅らせる為の毎日の薬の服用が必要になります。

塩分を控えた食事や運動制限も必要になってきます。今迄よりも疲れやすい、すぐに呼吸が荒くなってしまう、咳が出るなど様々な症状が出てきます。老犬だからで済ませるのではなく、愛犬の心臓の負担を考えて早めに検査してもらうとよいでしょう。

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

まずはホワイトテリアの体全体を触ってあげる習慣をもちましょう。ボディチェックは、コミュニケーションの一環としてもとても大切です。背中や胸など、愛犬が気持ちよいところを触ってあげながら、たくさん褒めていきましょう。

体を触ることに慣れてきたら、被毛のチェック、皮膚のチェックもしてあげましょう。特に梅雨の時期は、被毛がもつれやすく皮膚の炎症を起こしやすいものです。そのままにしておくと衛生的にもよくないので、ブラッシングをしながら毛玉やもつれはといてあげるようにしましょう。皮膚病やアレルギー疾患にもなりやすいホワイトテリアですので、皮膚のチェックも大切です。炎症や脱毛などがないか、また掻いてしまった跡がないかなどチェックしてあげましょう。

足先は嫌がる部分でもありますが、散歩後などに足の裏のパッドが傷ついていないか、何か異物が刺さっていないかなどチェックすることも大切です。また、爪が伸びていないかもしっかりチェックしてあげましょう。

お尻付近やしっぽの周辺も触られることを嫌がる部分ではありますが、優しく声をかけてあげながら見るようにしましょう。ホワイトテリアが地面にお尻をこするようなしぐさをしている時は、肛門腺絞りが必要なサインです。その他、お尻周辺が汚れていないか、下痢の跡や肛門周辺の炎症はないかなどチェックしてあげましょう。

顔周りのチェック

元気な場合は顔もとてもイキイキとしています。目の輝きを見てあげましょう。炎症が起きている、いつもよりまぶしそうにしている、痛がっているなどの様子があれば、早めに獣医師に診てもらいましょう。涙やけにもなりやすいので、涙が出ている場合は丁寧にふき取ってあげましょう。

ホワイトテリアは皮膚の炎症を起こしやすい為、耳の汚れや炎症にも注意しなくてはいけません。においがする、耳周辺が汚れている、耳垢が出てくるといった場合は、外耳炎や耳ダニの感染などを起こしている場合があります。また丁寧に耳掃除をしようとするあまり、耳を傷つけてしまっていることもあります。においや耳の炎症、赤みが気になる場合は早めに獣医師に診てもらいましょう。耳の炎症は、アレルギーによって引き起こされていることもありますので、注意してみるようにしましょう。

口のチェックも大切です。犬は歯周病になりやすく、特に老犬は注意が必要になります。毎日の歯磨きが効果的ですが、難しい場合は、指先に布を巻いてふき取るようにマッサージしてあげるだけでも効果があります。愛犬が口を触ることに対して嫌がったり、恐怖を感じているようであれば、少しずつ慣らしてあげるようにしましょう。

健康な犬であれば、鼻は適度に湿っています。乾いてしまっている、鼻水が出てしまっている場合は体調不良になっている場合があります。また、心臓病や呼吸器疾患にもなりやすいホワイトテリアですので、日ごろから呼吸の状態などもチェックしてあげるようにしましょう。異常を感じたら早めに獣医師に相談することが大切です。

 
 

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