2016年6月30日更新

【動物看護師が徹底解説!】猫のお腹がゆるい時の対処法

猫は神経質な生き物であり、体調もストレスに左右されることがあります。

いつも通り元気があって、ご飯もよく食べたのに、便がいつもよりゆるくて心配になったことはありませんか?病院へ連れて行くか迷ったことはありませんか?すぐに病院へ連れて行ければ悩む必要もないのですが、仕事があったり、用事があったりですぐに向かえないこともあるでしょう。そんな時、自宅で様子を見るにはどんなことに気を付けたら良いのでしょうか?また、ご飯や水はいつも通り与えて良いのでしょうか?自宅での対処法やすぐに受診した方が良い症状をご紹介します。

便がゆるくなる原因は様々

便が緩くなるのは100%病気が原因というわけではありません。食べたものや生活環境によっても変わってくることがあります。

フードの種類を変えた?

いつもはドライフードを食べているのに、そのときだけウェットフードを与えたり、違う種類のフードを与えたときに、身体に合わず便がゆるくなる猫がいます。

猫はグルメとも言われていて、長い期間同じフードを食べ続ける事が困難なことも多いと思います。食事を食べられなくなるよりは種類を変えて栄養を摂ることを意識していただきたいのですが、その反面でフードの種類が原因で便がゆるくなったりするということを頭に入れておきましょう。また、実際に便がゆるくなったらそのフードは今後与えないようにしましょう

また、一日中フードが置きっぱなしで好きなときに食べられるようにしている場合は、置いている間にフードの質が悪くなっている可能性があります。特に梅雨の時期と、夏は注意が必要です。ウェットフードはもちろんのこと、ドライフードでも脂が酸化して下痢を引き起こすこともありますので注意しましょう

家に来客があった?

自宅にお客様が来たり、工事や点検があったり、いつもと違う人間が出入りするとストレスで便がゆるくなる猫もいます。あらかじめ来客があることがわかっている場合は、小部屋に移したり、キャリーケースに入れるなどして、来客者との接触がないように工夫しましょう。

自宅で様子を見るときは

一次的なゆるい便で、食欲、元気に問題がなければ、自宅で様子を見ても大丈夫でしょう。

フードが原因と考えられる場合は、いつもと同じフード、もしくは便がゆるくならなかったフードに変え、少量を頻回で与えましょう。そうすることによって消化器官の負担を少なくすることができます。普段フードを置きっぱなしにしている場合は、便がゆるい期間は食事の度に皿を出し、食べなければ下げて、間隔をあけてまた食べるかどうか試しましょう。水分はいつも通りで大丈夫です。

一日中全く食べずに食欲の低下が見られたり、ゆるい便が水下痢に変わったり、嘔吐が出てきた場合はすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行きましょう

すぐに受診が必要なときは

下痢が一日に何度もみられたり、嘔吐の症状が合わせて出てきたり、便にゼリー状のものが付着している場合は腸が炎症を起こしている可能性があるので受診が必要です。

また、真っ赤な下痢、真っ黒な下痢をする場合は重大な病気の可能性がありますので、仕事を休んででもすぐに病院へ連れて行きましょう。

きちんと様子を観察すること

自宅で様子を見ると決めても、急に症状が悪化して受診が必要になることもありますので、症状の変化を細かくチェックしましょう。元気がなくなって毛づくろいをしなくなったり、活動性が低下したり、下痢・嘔吐が出ると診察の必要があるかもしれません。

心配な症状が現れたらすぐにかかりつけの動物病院へ行き、どうしても都合が合わず診察時間が終わってしまっている時間になら連れて行ける場合は、夜間救急の病院を受診するなどいち早く対応できるように準備しておきましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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