2017年6月24日更新

【動物看護師が解説!】犬の爪が折れてしまった、欠けてしまった時の応急処置

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

愛犬と散歩中、突然悲鳴を上げて片足を上げたままにしていると思ったら手先が血だらけ…。よくよく見たら、爪が皮一枚で繋がれた状態に!こんな時、あなたはどう対処しますか?

 

意外と多い爪折れ

犬の怪我の中で意外に多いのが、この爪折れです。

散歩中や、同居犬との喧嘩、急にスピードを上げて走り出した時などによく起こり、稀に異物を踏むことによって爪一本に極端に体重がかかり、割れたり折れたりすることもあります。

爪の中心部には血管と神経が通っており、折れると痛みを伴います。愛犬に痛い思いをさせないためにも、予防法を知っておきましょう。

長い爪は爪折れの原因

一番の原因は爪が長いことです。

数ヶ月に一度くらいしか爪切りをしない、しに行かない場合は注意が必要です。
爪は丸く伸びますので、地面にぶつかる長さになると地面を避けるようにして、斜めに流れて伸びるようになります。ここまで長くした爪によって指の骨も歪むことがあるので、定期的な爪切りは必須であるといえます。

爪の長さ以外に、爪切りの仕上げにヤスリがけをしないと、爪の一部がアスファルトに引っかかり、それが原因で折れることもあります。

 

折れたり、割れたりしたら?

出血がなければ急ぐ必要はありませんが、割れた、または折れた爪をそのままにしておくと、そこから更に亀裂が入りひどくなることがありますので、かかりつけの動物病院へ行き、除去してもらいましょう。

出血がある場合は、清潔なティッシュやコットンで圧迫止血をします。大抵の犬は血で汚れた毛で患部が見えにくくなってしまうと思いますが、しっかり毛をかき分けて傷口を抑えるようにして下さい。中途半端に爪がくっついていて、圧迫止血ができる状態でなければ、無理にする必要はありません。軽く爪と傷口をティッシュやコットンで包んで、すぐに受診しましょう。

完全に爪が折れて取れてしまって、出血が収まっていたとしても動物病院への受診は必要です。患部を気にして舐めたり、そのまま散歩などをすることによって感染が起こり重症化する可能性があります。必ず診察を受け、消毒や投薬をしてもらってください。

爪が折れるシチュエーションは様々

どんな場面で爪が折れるかわからないので、出血した際の応急処置や、受診が必ず必要になることは覚えておきましょう。自己判断で人間用の消毒液をつけたり、軟膏を塗ったりするのは絶対にやめて下さい

折れて爪が全てなくなったとしても、組織が再生すれば新しい爪が問題なく生えてきますので心配しないでくださいね。

 
 

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