2016年7月18日更新

【動物看護師が解説】肌が敏感な犬はトリミングに連れて行っても大丈夫?

脂性肌、普通肌、敏感肌というのは人間だけのことではありません。

ある程度強い皮膚を持っている犬もいれば、少しの引っかき傷でミミズ腫れのように大きく腫れてしまう敏感肌の犬もいます。そのような肌を持っている犬をトリミングサロンのシャンプーやトリミングに連れて行っても良いのでしょうか?また、怪我をしている時、皮膚病に一時的になってしまっている時はどうすれば良いのでしょうか?

トリミングサロンは健康な犬向け

トリミングサロンで行うシャンプーやトリミングは、基本的に体が健康であることが条件で行われます。例え敏感肌だったとしても、体が健康で、元々そういう体質だという犬の場合はある程度は対応してくれるサロンもあるようです。シャンプー剤を低刺激のものにしたり、トリミングの際も皮膚の負担にならない程度に作業をしてくれます。

しかし、怪我をしていたり、皮膚に傷があったり、皮膚病を患っている犬はシャンプーなどを断られてしまう場合があります。こういった場合は、動物病院で行われているシャンプーやトリミング、獣医師が常在しているサロンに預けた方が良いでしょう。

バリカンが使えない犬もいる

比較的体が小さく、皮膚が非常に薄い犬種の場合、バリカンの刃があたることで皮膚を荒らしてしまうことがあります。

特にマルチーズやヨーキーなどによく見られます。こういった場合はそれ以降のバリカンの使用を禁止し、トリミングはハサミで行える範囲のみの作業となることが多いです。これは、サロンに行っても、動物病院に行っても同じ対応になるでしょう。

動物病院で対応してくれる範囲は広い

動物病院で行われているトリミングは、治療の一環として行われているものなので、皮膚病であっても、怪我をしていても、対応してくれるところがほとんどです。

シャンプー剤にも様々な種類があり、市販で売られているもの以外で、低刺激のものや、脂性肌用の脂を溶かして落とす強めのもの、皮膚病の原因となる菌などを殺菌するものなどが用意されています。特に皮膚病の場合は飲み薬+定期的な薬浴(薬用シャンプーで洗うこと)が基本となってくるので、断られるかも…と思わずに、積極的にシャンプーやトリミングに通ってください。

治療中の傷や、骨折中であっても獣医師がシャンプーが必要と判断した場合のみ洗うことが出来ますので、体が臭くなってきたなと感じたら、かかりつけの動物病院で相談されるのが良いでしょう。

どちらに通うか迷った時は

怪我でも皮膚病でもないけれど、サロンに預けると皮膚が所々赤くなるようであったり、普段の生活でかぶれやすい体質でどちらに行くか迷うのであれば、まずはサロンではなく動物病院に相談に行くと良いでしょう。

獣医師の判断で、低刺激の薬用シャンプーを処方してサロンに持参してくださいと言われたり、動物病院でシャンプーをしましょうと言われたり、対応は様々かとは思いますが何かしらの方法は提案してくれるはずなので、気軽に相談してみましょう。

症状が出たら、まず診察へ

トリミング後などでなくても、植物に触れてかぶれたり、食品でかぶれたりするようであれば、必ず症状が出た状態で診察に行きましょう

元々の敏感肌のせいではなく、アレルギーの可能性もあるからです。知らずに反応物質に接触し、アナフィラキシーショックを引き起こすこともありますので、少し変だな?と感じることがあればすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行ってくださいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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