2016年6月29日更新

【動物看護師が解説】湿気のせい?いつもよりにおう猫のケアについて

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

猫を飼っている方ならお分かりになると思いますが、猫って無臭ですよね。毎日体を綺麗に毛づくろいしてるからなのか、全く獣臭さは感じません。

しかし、高温多湿な梅雨時、家の中が臭く感じることはありませんか?家にお客様が来て「なんだかこの家臭う!」と思われてしまう前に梅雨の匂い対策をしませんか?

 

匂いの原因は?

先程書いた通り、猫は無臭です。

口内炎や歯肉炎を慢性的に患っている猫は唾液が臭うので、その口で毛づくろいをすることによって体が臭くなることはありますが、基本的には何も匂いはしません。

では、家の中が臭うくらいの原因はどこにあるのでしょうか?

トイレ、猫砂


まず一番に考えられるのは、トイレやその中に入っている猫砂です。

猫砂の量や掃除の仕方は各家庭で違うと思いますが、トイレの度に全ての猫砂を入れ替えている家は少ないでしょう。猫は排泄をした後それを隠すように砂をかき混ぜるので、匂いや汚れが染み付いた猫砂が掃除しきれていない場合があります。

また、尿の場合、猫砂が全て吸いきれずにトイレ自体に付着し、それに気付かずにそのまま放置すると悪臭の原因になります。

湿気が多い梅雨時は特に、こういった場所に雑菌が繁殖しやすい環境なので掃除はこまめに行い、週に一度はトイレごと洗剤でよく洗うようにしましょう

お気に入りのベッド


猫は特にお気に入りの場所、というものが家の中に存在するでしょう。

自分の匂いが染み付いているとより安心できるので、それを考えるとなかなか洗濯出来ないと思います。ですが、湿気が多いとベッドやクッションの中にも水気を含み、カビや雑菌が繁殖しやすくなるので、衛生面を考えても洗わないのは良くありません。

なるべく毎日、付着した抜け毛は取り除き、フケやゴミを取る意味でも掃除機をかけると良いでしょう。よく晴れた日に、日干しをしたり、洗濯をしたりするとより良いです。

梅雨や夏は特に、置いたままずっとそのままにしている、というのはやめましょう。

病気のサイン

トイレや、ベッドなどを念入りに掃除していても匂いが消えず、猫自身から臭う場合は毎日の様子を注意深く観察しましょう。

食欲がなかったり、水分をいつも以上に取らなかったり、毛づくろいをしないようであれば要注意です。特に、毛づくろいをしないことによって、体が臭ったり、毛ヅヤが悪くなっていたりしたら、病気のサインである可能性が高いので、早めにかかりつけの動物病院に連れて行きましょう。

隠れて排泄していないかチェック

何をやっても匂いが取れず、それも尿の匂いがする場合は家中を調べて、どこかで隠れて排泄をしていないかチェックしましょう。

粗相はほとんどしないと思っていても、意外なところでしている可能性はゼロではありません。ソファの裏や、ベッドの隙間など、隠れやすく安心して排泄ができそうな所は要チェックです。

帰ってきたときに意識して

家の中にいると、自分の家の中の匂いには気付きにくいですから、外出して帰ってきたときに家の匂いを意識して嗅いでみて下さいね。