2016年6月29日更新

【動物看護師が解説】湿気のせい?いつもよりにおう犬のケアについて

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

今の時期は雨が降っていても、カンカンに晴れていても、ベトベト湿気が気持ち悪いですよね。湿度が高いと、雑菌の繁殖も早く進み、洗濯物などから発する臭いが気になると思います。

特に、犬を飼っていると外から帰ってきて「あれ?家のなか、犬臭いかも…」と感じる方も多いのではないでしょうか?この時期の犬の体臭対策、気を付けたいポイントがあるのです。

 

皮脂が多い犬種がいる

人間にもそれぞれ、汗っかきな人、顔がテカりやすい人、夏でも乾燥しがちな人、様々いると思います。犬も同じで、体質的に皮脂が多く分泌される特徴のある犬種がいるのです。

シーズーや、アメリカンコッカー、パグ、ウエスティーなどがそれにあたります。これらの犬種はシャンプーをしてからしばらく経つと、皮膚がペトペトしてきて、犬独特の匂いを発することの多い犬たちです。特に耳の中、指間、脇の下、股の間などが強い匂いを発する部位となります。

しかし、これらの犬種であっても体臭が弱い、皮脂が少ない個体がいるのも事実です。

皮脂をエサに雑菌が繁殖する

梅雨の時期や、夏は特に湿度が高く、雑菌が繁殖しやすいので、頻繁にシャンプーをしないと皮膚炎の原因になったり、体臭がキツく感じる原因になります。

特に指の間は、自宅でシャンプーしている犬の多くで洗い残しがみられます。ここに皮脂や汚れがたまり、雑菌が繁殖すると、赤く腫れて痒みを伴うことがあります。伏せの姿勢で、暇さえあれば手を舐めたり、歯でカチカチ噛んでいるようであれば、毛をかき分けて皮膚の状態を観察してあげてください。爪の付け根にごっそり黒い汚れが溜まっているのも珍しいことではありません。

 

湿度が高い時期の匂い対策

頻繁にシャンプーをする

頻繁にシャンプーをし、汚れや皮脂を綺麗にすることによって、雑菌の異常な繁殖を抑えることができます。

上記に挙げたような犬種は特に、この時期はしっとり保湿系ではなく、さっぱりするようなシャンプーを選ぶと良いでしょう。指の間、爪の際、脇の下、股の間は特に注意して洗い、汚れが落ちきらないようであれば泡立てた状態でつけ置きをしましょう。つけ置きのために犬をそのまま放置するのではなく、体が冷えないように軽く胴体の部分をマッサージしながら、シャンプーを舐めてしまわないように注意しながら時間が経つのを待ちましょう

定期的な耳掃除をする

垂れ耳の犬は特に、耳の中が蒸れやすく、匂いや炎症の元になります。

耳自体が分厚い、コッカーやキャバリアは特に注意が必要です。定期的に耳掃除をすると共に、通気をよくするために頻繁に耳を裏返したり、耳の毛を短く軽くするなどして、湿気が中にこもらない工夫をしましょう。

口臭予防をする

歯石や歯垢、歯肉炎があることによって口臭が強くなります。

また、高温多湿な環境にいることによって口呼吸(パンティング)をするようになり、余計に口臭が周辺に漂います。歯石が溜まることは食事をしているのである程度は仕方のないことですが、定期的な歯磨きや食事療法、動物病院の処置で予防、除去することができるので、まず飼い主さん自身が犬の口腔ケアも必要だという意識を持つことから始めてみてください。歯石は口臭だけでなく、心臓病や全身疾患の原因となることもあるので、注意しましょう。

ベッドなどを頻繁に洗う

意外と盲点なのが、愛用しているベッド、クッション、お気に入りの場所から臭うことです。

やはり皮脂や汚れが付着し、そこに雑菌が繁殖することによって匂いを発するので、定期的に洗濯をし日干しで綺麗に保ちましょう。毎日のケアとしては、抜け毛をきちんと取り除き、汚れがあれば拭き取る。犬が舐めても大丈夫な消臭スプレーがあれば吹きかけ、きちんと乾かしましょう。

早めの対策を

犬臭い!と感じる前に、これらのことを意識すれば愛犬の健康管理の一環にもなり、同時に匂い対策にもなります。皮膚から異常な匂いがする場合は、皮膚病の可能性がありますので早めにかかりつけの動物病院へ見てもらってくださいね。

 
 

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