2016年7月27日更新

多頭崩壊を考える5・6【ねりまねこブログ】

ねこけんさんが全頭保護を決断した後のレスキューのプロセスです。

頭数が多すぎてすぐに保護できる場所はなかったので、しばらく元の家で世話を続けるつもりで、獣医さんに往診をお願いしました。

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時期は1月末~2月初旬、最も寒い時期でした。

猫は栄養失調と寒さで風邪をひき衰弱しています。そこに置いたままでは健康管理が難しいという結論でした。
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そして、早くも飼い主が退院することになりました。

猫を手放すことに同意したものの、帰ったら気が変わり立ち入れなくなるかもしれません。
そのため、かなり無理をして、緊急で保護に入りました。

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ポイント
飼い主の心変わりなど
不確定要素がある場合、
レスキューは時間との勝負です。

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一斉保護の様子は

「ビートたけしのTVタックル 2/22」の冒頭に放送されました。↓

https://www.youtube.com/watch?v=5o2GvyOGQ9Q

その日、2/2 33匹を確保しました。

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屋根裏などに隠れた猫は捕まえられませんでした。

その後は私達が毎日通い全頭確保しました。

2/3 5匹
2/4 1匹
2/5 1匹

一斉保護の前に、ねこけんさん3匹私達が6匹

合計49匹を保護しました。

切れよく「練馬50匹多頭崩壊」と書きましたが、正確には保護したのは49匹です。

ベランダに来る猫一匹を含めて50匹ですが、近隣で餌をもらっているので残しました。

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シェルターの様子です。

掃除しやすいようにペットシーツで養生し、大型トイレを置き、
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キャットタワーや
ケージを設置
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寒さ対策に、
猫ハウスや
ペット用のこたつ
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健康回復のため
プレミアムフード
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健康状態が悪すぎる固体を除き、早めに全頭の不妊・去勢手術とワクチンなどの医療行為を済ませました。

その後、個別の状態に応じ歯科処置などを進めました。

悲惨な環境から緊急レスキューして3ヶ月
ようやく状態が整った猫から譲渡の対象になりました。

大変な苦労をして助けた命です。

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多頭崩壊にはたくさんの人が関わります。

今回のケースでは、飼い主、親類たち、近隣住民といった当事者

保健所、動物愛護相談センターなどの行政

私達、ねこけんさん、獣医さんなどのボランティア

テレビ、新聞、ラジオなどのマスコミ

他の多頭崩壊現場では、大家、不動産屋、弁護士、警察、民生委員、福祉関係者SNSで拡散する人、
フォローする人とさらに大勢の方が関わることもあります。

それぞれの思惑や利害は必ずしも一致しないので、個々が主張しだすとまとまる物も、まとまりません。
多頭崩壊という強いストレス下にあるので、それぞれが余裕を失い時には激しい対立を生むこともあります。

問題の本質は「猫をどうするか」なのに、人間同士の争いが中心になってしまうことさえあります。

そうさせないためにはどう考えたらいいか。
問題を解決したいというただ一点においては全員が一致しています。

問題を解決するという目的を一つにし、個人ではなく一つのチームとしてそれぞれの役割を果たし思うところはあっても批判は控え、協力し合う方が解決の早道です。

幸いなことに、練馬50頭多頭崩壊ではブログやフェイスブックなどSNS上で人間同士の諍いを露呈することはありませんでした。

その最大の理由はすべてを負ってくれたねこけんさんが一切の批判をせず、それどころか飼い主への思いやりの発言さえしてきたことです。
ねこけんさんは、今回の件で、たくさんのマスコミ取材を受けましたが興味本位の報道や飼い主批判だけにならないように重ねてお願いをしてきました。

中には意図しないこともありましたが、ねこけんさんがお願いしたことは尊重されていたと思います。
世の中の空気は意見を発信する人に左右されます。ねこけんさんのスタンスに合わせ事件当事者に怒りや憎しみを向けるのではなく、行き場のない可哀想な猫たちを救うことに気持ちをまとめることができました。

結果として
思いやりのある方々からの応援やご寄付や物資に支えられ猫たちは救われました。

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ポイント
SNSやマスコミを通して
発信する人のスタンスで
世論が形成されます。

問題解決という目的に
全員の足並みがそろうよう
リードできることが
望ましいです。

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役割という点では、

飼い主の説得、親族の意見とりまとめはAさんが行い、
私達がAさんの代理人となって関係者との調整を行い

ねこけんさんはマスコミ対応と猫を救うことに集中し、

行政や
獣医さんや
たくさんの関わる人たちが

それぞれに口出しや批判はせず、できる協力は行い、

たとえばマスコミ報道など親族にとっては不本意であったかと思いますが、広く社会に知ってもらう必要性があったので、譲歩してくれました。

多頭崩壊を解決するのに最大の足かせとなる人間のトラブルを回避できたことは救いでした。

つづく

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

ねりまねこブログ

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