2016年9月7日更新

犬の多頭飼育でごはんをあげるときに注意することは?

犬の多頭飼いの場合、ごはんのルールやしつけをしっかりしておかないと、犬同士の激しい喧嘩につながってしまうことがあります。また、食事を安心して取れないと健康の問題やしつけの問題にまで関わってきます。飼い主さんが、上下関係を信頼を築いた上で、徹底したルールのもと、ごはんを与えることが大切になります。

先住犬を大切に


犬を多頭飼いしている場合は、ごはんをあげる順番には十分に注意するようにしましょう。

犬は、集団で生活しリーダーを基準にした序列のもとに行動する本能を持っています。優位に立つものが、先に食事するということが自然な行動でもあるのです。

多頭飼いをしている場合は、先住犬に先に食事を与え、お互いの関係性を認識できるようにする必要があります。つい、新しい犬や子犬に手をかけたくなってしまいますが、まずは、先住犬を優先させて、しっかりと食事を与えることが大切になります。

食事中もしっかりと見守る必要があります。多頭飼いの場合、そのまま食事を与えて放置してしまうと、他の犬の食事を食べてしまったり、喧嘩の原因になってしまうことがあります。また、犬同士の関係はもちろん、飼い主さんとの関係、しつけに問題が及んでしまいます。序列を与えた上で、食事が終わるまで見守る、食事を与える場所を変えるなど、関係性をしっかり築けるようにしましょう。

ハウスで与える工夫


犬を多頭飼いしている場合、サークルやケージ、いわゆる自分のパーソナルスペースとなる場所で食事を与えることも工夫のひとつです。それぞれの犬が、安心できる場所で食事ができれば、飼い主さんも安心ですし、食事を横取りされてしまうという心配もなくなります。

個々のハウスを作るということは、スペースや住環境によって難しい場合がありますが、可能であれば早い段階から行っておきたいしつけのひとつでもあります。食事内容が変わってきたり、薬が必要になった時、体重の面で食事量が変わった時などの状況に対応しやすくもなります。

ハウスに入ることが苦手であった犬も、食事が関連付けされると、スムーズにハウスに入ってくれるようになり、しつけの効果も出やすくなります。食事を安心して与える為にもよい方法のひとつです。

食器を分けること


多頭飼いの食事で気を付けることとして、個々の犬に合わせた食事内容、そして食器も犬ごとに分けておくということです。先住犬から順番に出すからといって同じ食器を使っていると、敏感な犬は食べなくなってしまうことがあります。また、ハウスで与える場合は、それぞれの犬の食器が必要になってきます。

食事内容や量は犬の成長段階によって異なるものです。また、病気や薬の関係で食事内容が変わることもあります。きちんと1頭ずつの食事内容に気を配ることも飼い主さんの責任として大切なことになります。

食事を食べるスピードも犬によって異なります。早食い防止の食器や、高齢犬でも食べやすくなる食器など様々な物が販売されていますので、愛犬に合ったものを選んであげるとよいでしょう。

まとめ

犬を多頭飼いしている場合、ごはんを与える順番から与え方、そして内容に気を配るということはとても大切なことです。1頭1頭に体の大きさや体調は異なるものです。安心して食事をとることができるように、きちんと管理するようにしましょう。

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

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