2016年10月27日更新

ミニチュア・ダックスフンドの抜け毛対策とブラッシングの方法

チョコチョコと歩く姿が愛らしいミニチュア・ダックスフンド。日本ではフワフワとした長い毛が特徴的なロングコートのミニチュア・ダックスフンドが人気が高いようです。そんなミニチュア・ダックスフンドの飼い主の方のお悩みで多いのが抜け毛。今回はミニチュア・ダックスフンドの抜け毛についてコートタイプごとの対策方法などを調べてみました。

ミニチュア・ダックスフンドは抜け毛が多いの?少ないの?

ミニチュア・ダックスフンドは抜け毛の多い犬種になります。その理由はミニチュア・ダックスフンドがダブルコートの犬種だからなのです。

ではダブルコートとはいったいどういう毛質のことをあらわすのでしょう。犬の毛質は大きく分けてシングルコートとダブルコートの2つに分けることができます。

シングルコート

一般的にシングルコートと呼ばれる犬種は抜け毛が少ないといわれています。シングルコートとは温暖な地方で育種改良された犬が多く、冬の寒さから体温を守る必要がないため、人と生活しやすいように抜け毛の少ない犬へと改良されたという説が有力です。代表的なところではプードルやマルチーズ、ヨークシャー・テリア、パピヨンなどがシングルコートの犬種となります。

ダブルコート

ダブルコートと呼ばれる犬種は春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期と呼ばれる毛の抜け変わりの時期があり、この時の抜け毛は犬が体を振ると毛が舞い上がるほどになります。シングルコートの犬が温暖な地域で育種改良されたのに対して、ダブルコートの犬は寒冷地で育種改良された犬が多く、下毛(アンダーコート)が抜け替わることによって、季節にあった体温調整をしているといわれています。代表的なところではコーギーポメラニアン、スピッツなどがダブルコートの犬になります。

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ロングコートが1番抜け毛が多いって本当?

ミニチュア・ダックスフンドにはロングコート、スムースコート、ワイヤヘアーの3つのコートタイプがあります。それぞれに毛質が異なるため、抜け毛の量も違ってきます。

ロングコート

柔らかく長い被毛に覆われているのが特徴のロングコートタイプのミニチュア・ダックスフンドは、3つのタイプの中でもっとも抜け毛の多い犬種になります。特に換毛期にあたる1月間はかなり大量の抜け毛があります。

長く柔らかい毛質のなので抜け毛が服や家具に付きやすく目立つので、1番抜け毛が気になるタイプでもあります。

スムースコート

艶のある短い被毛が密集して生えているのが特徴のスムースコートタイプのミニチュア・ダックスフンドは、3つのタイプの中でもっとも抜け毛が少ない犬種だといわれています。ただし抜け毛がないというわけではありません。短くつるっとした毛質なので抜けていたとしてもあまり気にならないタイプになります。

ワイヤーヘアー

名前のごとく硬くゴワゴワとした被毛に覆われているワイヤーヘアーは、3つのタイプの中ではロングコートに次いで抜け毛の多い犬種になります。

ワイヤーヘアーの被毛はややカールした硬く短い毛質なので、ロングコートのように洋服などにべったりとつくような毛質ではありませんが、やはり換毛期には大量の抜け毛があります。

ブラッシングとシャンプーで抜け毛対策

ミニチュア・ダックスフンドと生活を共にする場合は、抜け毛があることを前提にして生活していく必要があります。

でも日々のケアをしっかりとおこなうことで、家の中に抜け落ちる毛の量を減らすことができるといわれています。特にブラッシングとシャンプーは抜け毛の対策には必要不可欠なものです。正しい方法でおこなうことで、少しでも快適な状態で生活できるようにしましょう。

ブラッシング

ロングコート

とても柔らかく中にはウェーブがかかっている場合もあり、絡まりやすく毛玉になりやすい毛質をしています。皮膚トラブルの予防のためにも、抜け毛の対策のためにもできれば毎日ブラッシングをしてあげるとよいでしょう。

換毛期には1日に1回ではたりません。何回かに分けてこまめにブラッシングすることで、抜け落ちる毛や付着する毛の量を減らすことができます。

ブラッシングの仕方はまず被毛のもつれや毛すきに効果があるスリッカーブラシを使用して、体全体の抜け毛の除去と毛の絡みをほぐしてあげます。飾り毛の多い耳などの部分はピンブラシを使って毛並みに逆らうようにブラッシングしましょう。

スリッカーブラシはあまり力を入れて皮膚に押し付けると、逆に皮膚を傷めてしまうことがあります。力を入れ過ぎずに、毛の向きにあわせて皮膚の上を滑らせるようにブラッシングするとよいでしょう。

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スムースコート

短毛のスムースコートの犬の場合は毎日ブラッシングする必要はないと考える方も多いようですですが、ブラッシングにはノミやダニなどの寄生虫、フケ、ゴミなどを取り除き皮膚と被毛を清潔に保つとともに、血行を促進して健康な皮膚と被毛の育成を促す役割もあるのです。毎日でなくでもこまめにブラシングをしてあげるとよいでしょう。

スムースコートの場合は毛玉に注意する必要はないので、柔らかいゴム製のラバーブラシを使用して抜け毛やほこりなどの汚れを除去し、体全体をマッサージするようにブラッシングしたあと、豚や猪などの毛で出来た獣毛ブラシを使用して被毛の艶をあげてあげるとよいでしょう。

ワイヤーヘアー

ワイヤーヘアーの日常のブラッシングはロングコートのブラッシングと同じになります。

もともとはゴワゴワと硬く短い毛質をしているので絡まりやすいということはありませんが、プラッキングという処理をしていないと徐々に柔らかい毛質に変わっていってしまう性質があります。

プラッキングは抜け毛の対策にもなるのですが、処理をおこなうには正しい知識と技術が必要で、トリミングサロンでもできる所とできない所があります。自宅でおこなう方もいらっしゃいますが、正しくおこなわないと犬に苦痛を与え皮膚を傷める結果になってしまいます。自信がない方は無理をせずに、施術してくれるトリミングサロンを探すことをおすすめします。

シャンプー

犬のシャンプーは回数が多すぎても少なすぎても逆効果になってしまいます。おおよそ月に1回~2回のペースでのシャンプーが理想的だといわれています。

人間用のシャンプーは犬にとっては刺激が強すぎるので必ず犬用のシャンプーを使用します。シャンプーに希釈するように書いてある場合は、その通りにぬるま湯などで希釈して予め用意しておきましょう。

スポンジを用意しておくと顔を洗う時に目や耳に水を入れることなく顔を洗うことができるので便利です。

またシャンプー前には必ずブラッシングをして抜け毛や汚れをおとしておきましょう。特にロングコートやワイヤーヘアーの場合は毛の絡みをしっかりととってからシャンプーをしないと、絡んでいる場所がフェルトのような状態になってしまいます。しっかりと毛を梳いてからシャンプーをするようにしましょう。

シャンプーのあとは自然乾燥をさせずに、ドライヤーを使用してしっかりと乾かしましょう。生乾きの状態で放置しておくと雑菌が繁殖し、体臭や皮膚病の原因になることもあるので注意が必要です。

ダックス

洋服を着せるのも効果あり

毎日しっかりブラッシングをして、定期的にシャンプーをしてもなかなか毛の抜け落ちを防ぐことはできません。どうしても家具や服に抜け落ちた毛が付いてしまうものですよね。

毛の抜け落ちを予防するには洋服を着せるのも効果的です。日中はお気に入りのお出かけ着を、寝る時は着心地がよく通気性のよい部屋着を着せてあげるのもよいですね。ただし着せっぱなしはやめましょう。どうしても洋服を着せていると服の中が蒸れてしまうので、皮膚病の原因になってしまいます。

こまめなブラッシングとお気に入りの洋服で、楽しく抜け毛の季節を乗り切りましょう!

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