ちょっと食べ過ぎ?肥満に注意したいシー・ズーのエサの量について

大きな瞳とちょっとつぶれたお鼻が可愛いシー・ズー。実は太りやすい犬種でもあるようです。「ちょっぴりぽっちゃりも可愛い。」という意見もありますが、やはり肥満は万病の元!注意してあげたいものですね。今回はシー・ズーのエサの量はどのくらいが適量か?与える回数はどのくらいか?などについて調べてみました。

 

月例・年齢にあったエサの量は?

食べるものが体を作り、健康で長生きをサポートしてくれるのは人も犬も同じですね。小さな時から月例及び年齢にあったエサを食べさせてあげたいものです。

特にシー・ズーの場合は食べることが好きな犬が多く、お腹がいっぱいでも与えられたエサは残さず食べてしまうことが多いようです。犬が健康的に生活するためには成長期を除いては、やや食べたりないくらい腹8分目が丁度よいとされています。

では適切なエサの量はどのように割り出したらよいのでしょうか?犬のエサの摂取量の割り出し方には様々な方法があります。

係数から計算する方法

年齢や月例、体質などの係数を使用して1日に必要なカロリーを割り出す方法です。次のような式を使用します。

  • 安静時の必要エネルギー=70×(適正体重)の0.75乗
  • 1日の必要エネルギー=安静時の必要エネルギー×ライフステージ係数

ライフステージ係数

  • 4ヶ月まで:3.0
  • 4ヶ月以降体重増加が止まるまで:2.0
  • 避妊・去勢をしている成犬:1.6
  • 避妊・去勢をしていない成犬:1.8
  • 肥満気味の場合:1.2~1.4

市販のドッグフードを与えている場合は、パッケージに書かれているグラム当たりのカロリー数と、1日に必要なエネルギー量を照らし合わせてエサの量を割り出します。

体重から割り出す方法

おおよそ体重の2.5%の量が適量といわれています。カロリーでいうと体重1kgあたり50~110カロリーの計算になります。

ただしこれは成犬の場合の計算になるので、成長期の子犬の場合は約2倍、逆にシニア期の犬の場合は2~3割少なめに与えるとよいといわれています。

パッケージの記載量を目安にする

市販のフードの場合はパッケージに給仕量が記載されているものがほとんどになります。記載されている量を目安に運動量や太り気味であるかなどを考慮して、エサの量を決めていくとよいといわれています。

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与え過ぎ・少なすぎの目安とは?

計算によって導き出されたエサの量はあくまでも一般的な考え方の元で導き出されたもので、犬それぞれの体質を考えてのものではありません。犬によっては消化器官の弱い犬もいれば、少しの量でも効率的に吸収してしまう犬もいます。

ではそれぞれの犬に適した量であるかは何で判断したらよいでしょう。1番よいのは便の状態を確認することだといわれています。

便が柔らかい状態が続く場合は与え過ぎ、逆にポロポロと硬い便が続く場合は少なすぎだと考えられています。

丁度よい便は硬さが耳たぶくらいの柔らかさで、拾うと便のあとが少し残るくらいがよいといわれています。

 

月例や年齢によるエサの与え方

月例や年齢によって食べさせ方に違いはあるのでしょうか?

月例や年齢によって消化器官の状態や運動量が異なるので、食べさせ方や回数、必要カロリーも異なってきます。

小型犬の場合はおおよそ次のようにいわれています。

2ヶ月~3ヶ月

このころに子犬を引き取った場合は、急な変化による胃腸障害を起こさないために、量や回数、食べ物の硬さなど基本的に引き取った時と同じようにして与えます。

自宅で出産した子犬の場合は、市販の離乳食やパピー用の高カロリーのフードを与えます。ドライフードの場合はお湯や犬用のミルクでふやかしてあげるようにしましょう。

食事の回数は3回~4回が目安になります。

4ヶ月~7ヶ月

ドライフードの場合は便の様子を見ながら少シー・ズーつ硬い状態で食べられるようにしていきましょう。おやつもこの時期から開始します。

食事の回数は2回が目安になります。

Natural meat dog food or dry food

8ヶ月ころ

成犬として体ができてきて体重の増加がおさまってきます。成犬用のフードに変えていく時期ですが、いきなり変えてしまうと胃腸障害につながってしまいます。もともと食べているフードに少シー・ズーつ混ぜて慣らしていくとよいでしょう。

便の状態が変わらないようなら1週間くらいを目安に切り替えていくとよいようです。

食事の回数は2回が目安になります。

9ヶ月~7歳

できるだけ体重の増減のない状態を保つような食事を心がけます。成犬用のフードを与えていても体重が増えて行ってしまうような場合は、食事量を減らすかダイエット用のローカロリーの物に切り替えましょう。

その際はできればかかりつけの獣医師に相談し、適したフードをアドバイスしてもらうとよいですね。

食事の回数は2回が目安になります。

8歳以降

シニア期に入ってきて消化機能や噛む力が衰えてきます。ドライフードの場合はふやかすなどして柔らかい状態の物を与えるようにしましょう。フードは高タンパク低カロリーのシニア用のフードに切り替えていくとよいでしょう。

食事の回数は2回~3回が目安ですが、歯が抜けたりして1回に多くの量を食べることが難しい場合は、1回の食事量を減らして回数を増やしてあげるようにしましょう。

 

ふやかし食の意味

幼年期や高齢期にドライフードを与えている場合は、ふやかしてから与えるとよいといわれているのはなぜなのでしょうか?

もっとも大きな理由は、ふやかすことによって消化器官への負担を軽減することができることです。幼年期はまだ消化器官も未発達なうえに永久歯も生えそろっておらず、しっかりとドライフードを噛み砕くことができません。高齢期の場合は加齢による消化器官の衰えに加えて、噛む力が落ちていきます。そのため硬いドライフードをお湯などでふやかして与えるふやかし食が必要なのです。

ふやかし食は早食いや飲み込み食いによる消化器官への負担を軽減でき、ドライな状態で食べよりも満足感が得られるのでダイエットにも有効だといわれています。「少し太り気味かな」と心配な場合はエサの量をいつもよりも心持ち減らして、ふやかしてからあげてみてはいかがでしょうか?

アレルギーに注意!

シー・ズーのエサの与え方について注意が必要なことは肥満の他に、食物アレルギーへの注意が必要になります。

シー・ズーはアレルギー性の皮膚炎にかかりやすい犬種だといわれています。食べ物によるアレルギー性皮膚炎の症状は耳や目の周り、唇、わきの下、後ろ足のつけ根などにかゆみをともなう赤い発疹ができます。

食物アレルギーの原因はタンパク質だといわれています。どのタンパク質がアレルゲンになっているかはアレルギー検査をしないとわかりませんが、消化吸収のよい状態で摂取すると免疫システムが反応しにくくアレルギーが起こりにくいと考えられています。

最近では予め消化・分解されたたんぱく質を使用したフードも開発されているようです。少しでも心配な症状がある場合は、早めに食べているものを見直してあげるとよいですね。

また発疹が出ていたり、やたらと痒がるなどの症状が現れている場合は、早めにかかりつけの獣医師に相談しましょう。

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おやつは不要?

犬のエサについて調べていると多くのサイトで犬におやつは不要だと書いてあるのをみかけます。

確かに毎日わざわざ3時のおやつの時間を設けるようなことは必要ありません。でも時には楽しみの食事やおやつがあることは、犬にとっても幸せなことではないでしょうか?

「今日は特別!」という時はカロリー計算をした手作りのエサで一緒に食事を楽しんでみたり、低カロリーな野菜やお芋を茹でたものをおやつに、お茶の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?食べるのが大好きなシー・ズーですからきっと喜んでくれるはずです。

ただし前述したように食物アレルギーに注意が必要な犬種です。手作りのエサやおやつを与える場合は、その前に1度アレルギー検査をしておくと安心です。

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