2016年12月22日更新

愛猫がリラックスできる環境づくりのコツ【ペットシッターが解説】

愛猫がリラックスできる空間づくりはとても大切です。しかし、お部屋の中が安心できる環境でないと、ストレスがたまったり、健康に影響を及ぼしてしまうこともあります。日々の生活習慣をふまえて考えるようにしましょう。

上下運動ができる環境


猫の健康管理の面で、猫が自由に上下運動できるということはとても大切になります。お部屋の中での運動や、来客の際に姿を隠せる場所、ゆっくり眠れる場所、そして猫の本能的な行動から考えても、高くて落ちつく場所を作ってあげるようにしましょう。

上下運動ができるようにするためには、キャットタワーを設置してあげると便利です。しかし、家具の配置の仕方によって十分運動することができるようになります。キャットウォークをお部屋の中に設置したり、出窓に向かうステップをつけてあげても猫は喜びます。また、電化製品など温かい物の上、エアコンの風がよく当たるところなど、室温にあわせて、場所を移動するようなこともあります。

猫がよくいる場所には、ベッドやクッションを置いてあげることでさらに猫にとってくつろげるスペースとなります。また、移動用のキャリーケースを普段から置いておくと、動物病院受診の際や旅行などの際に効果的です。

落ち着くトイレ


お部屋の中で、猫が落ち着いて排泄できる場所を決めてあげるようにしましょう。可能であれば、お部屋の隅や洗面所、廊下など、ごはんを食べる場所とトイレの場所は離してあげることが理想です。

また、体のサイズに合わせて、少し大きめのトイレを準備してあげるようにしましょう。多頭飼いの場合は、トイレの数も多めにしましょう。

市販のトイレにも、箱型のトイレ、ドーム型のトイレ、システムトイレなど、形も様々なタイプが販売されています。また、砂の質やにおいを気にする猫もいますので、どのようなものがあっているのか試してみることもよいでしょう。

猫によっては、トイレが汚れていると排泄しなくなってしまう場合は、においを気にすることもあります。また、闘病中の場合は、排泄状況が明確になるシートなどがよい場合もあります。個体差がありますので、状況に応じてトイレ環境を整えるようにしましょう。

お気に入りの爪とぎ


猫にとって爪とぎは本能的に大切な行動です。しかし、どこでも爪とぎを許してしまうと、お部屋の中があっという間にボロボロになってしまいます。爪とぎをして欲しくない場所で、猫が爪とぎをしていたら、爪とぎを立てかけたり、その場に置くようにしましょう。

爪とぎについているまたたびを少しだけ使ってみても、爪とぎのしつけがしやすくなります。猫が「この爪とぎがいいな!」と思ってくれるタイミングを大切にしましょう。

家具などに爪とぎをされて困る時は、その場所に障害物を事前に置いておいたり、棚や猫のベッド、キャットタワーなどを置いてしまうこともひとつの対策です。キャットタワー自体が爪とぎになっているタイプや、壁など貼れる爪とぎ対策のシートなども販売されていますので、こういったものを利用してもよいでしょう。

ケージ飼いでの注意


猫を本来は活発に動き回ることが大好きですが、ケージで飼うことに慣らすことで、突然の来客時も落ち着いていられたり、災害時の時、お留守番の時、猫自身が体調不良の時など、様々な場面で便利なこともあります。

しかし、運動が好きな猫の為に、ケージを選ぶ段階から、高さがあり、ジャンプができる猫専用のケージを用意してあげるようにしましょう。ケージの中に、トイレ、食事場所、ベッドと分けて設置することも大切なことです。一番下段にトイレ、2段目に食事場所やベッドなどと、空間を分けてあげる工夫をしましょう。

猫がストレスなくケージで過ごすことができるようになるためには、日頃の習慣が必要になります。トイレを設置してみる、ごはんをケージの中で与えるようにするなど、普段からケージに出入りするような習慣を作ってあげるとよいでしょう。

まとめ

猫は、環境の変化にとても敏感な動物です。落ち着いた環境で過ごすことが健康の為にもとても大切ですので、猫の年齢や運動量、性格に合わせて、お部屋の中を整えてあげるようにしましょう。

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

ブログ

関連記事

暑い季節にバテがちな猫のために。猫に氷を食べさせていいの?

暑い季節、毛皮をまとったペット達はどうしても夏バテしがちです。そんな時に飲み水に氷を入れたり氷の塊をお皿に入れたりすると舐めたがる猫がいます。人間と同じでやはり暑い時期には氷で体を冷やしたい……

猫に関する夏の注意

【暑さ対策】愛猫用のおすすめグッズ10選

人間と違い、猫は身体には汗腺がなく、汗をかきません。(足の裏は汗をかきますが)犬と同じで、パンティング(ハアハアと口で呼吸する)の気化熱で体温調節をしたりするものの、人と比較すると、熱を外に……

猫の選び方・迎え方

猫の多頭飼い、本当に大丈夫!?環境と猫の性格を考えることを忘れずに

猫にはそれぞれ性格があり、多頭飼いすることで猫との暮らしがますます楽しく幸せになる方も多くいます。一方で、なかなか猫同士が仲良くなることができず、お部屋を分けて暮らしているという方もいます。……

猫のストレス

今までのお部屋にも危険が!高齢猫の体の変化に合わせた環境づくりとは?

猫が高齢になると、それに伴って体には色々な変化が出てきます。今まで走りまわっていたお部屋にも危険な箇所が出てくる場合もあり、大きな事故や怪我につながってしまうこともあります。改めて猫と暮らす……

猫の老化について

さまざまな理由で猫を飼えない人におススメ! 猫付きマンションって知ってる?

ペットを飼うことができる賃貸物件は最近、そんなに珍しくありませんが、実は猫が付いてくる賃貸物件があるのをご存知でしょうか? [関連記事]ペット一緒に愉しく暮らそう!犬・猫と住める賃貸物……

猫の幸せ