2016年9月6日更新

【動物看護師が解説】猫の毛玉の予防方法、できてしまったときの対処法

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

猫の飼い主さんに、質問です。愛猫のブラッシングはどれくらいの頻度で行っていますか?短い毛だからといって毛玉なんて無縁だと思っていませんか?毎日何度も自分で毛づくろいしてくれているから大丈夫と思っていませんか?猫の毛玉って、できてしまうと結構厄介なのですよ。

 

毛が柔らかく、細い

髪の毛が細くて柔らかい人のことを「猫っ毛」というように、猫の毛はその通り細くて柔らかい質感をしています。

猫は毎日毛づくろいをしているし、ましてや毛の短い猫種だから毛玉の心配なんてしたことないわ、という飼い主さんがほとんどでしょう。実は毛の短い猫でも毛玉ができることがあり、それは病気のサインであるかもしれないですよ。

毛づくろいの回数は快調の証?

猫=毛づくろい、とイコールでつなげても何も違和感がないように、猫は1日に何度も毛づくろいをします。ですから、いつも毛並みが整っていて、体臭が少なく、汚れもありません。

しかし、猫は体調の悪い時に毛づくろいはしません。回数がぐっと減り、毛が脂で固まったように見えたり、毛が絡まっていたりするようになるのです。毛づくろいの回数を見ることは、体調の変化を見ることにもなるのですよ。

 

毛もつれや毛玉は要注意

毛が毛束のように見えたり、完全に毛玉になってしまっていたら、まず猫の体調を観察して下さい。そういえば最近食欲がなかったり、便秘気味、下痢気味だったり、何か体調の変化があればかかりつけの動物病院へ連れて行きましょう。

特に体調の変化がなく、毛づくろいもいつもどおりしているのに、毛もつれや毛玉ができている場合は飼い主さんが少しお手伝いをしてあげる必要があります。

毛もつれや毛玉を作らないためには、毎日のブラッシングが効果的です。全身を毎日行うのは難しいと思いますので、今日は背中だけ、今日は前足だけ、と区切っても構いません。猫が機嫌を損ねない短時間でササっと行いましょう。ただブラシで撫でるだけでなく、毛をかき分けてきちんと根元からとかしてあげましょう。長毛の猫は特に絡みやすいので、毛先から根元に少しずつとかし進めていきましょう。

毛玉は家で取らない

もしも体のどこかに毛玉ができているのを見つけたら、無理に引っ張ったりハサミで切ろうとすることは絶対にやめてください。猫の皮膚は密な構造になっており、一部分を傷付けると弾けるように皮膚が裂けることがあります。

明らかに皮膚から遠く離れていて、ハサミを通せる余裕があるのであれば、皮膚を保護しながら切っても構いませんが、それもあまりオススメしないほど猫の毛玉処理は大変危険です。急に動いて皮膚を挟む危険もありますので、毛玉を見つけたら動物病院か、トリミングサロンへ連れて行き、プロにお願いするのが一番です。

ブラシの先端で皮膚を裂くこともありますので、刃物を使わないからといって自己流で処理するのは絶対にやめてください。愛猫に辛い思いをさせないためにも、自宅で危険行為を行わずプロにお任せして下さいね。