2016年9月8日更新

【動物看護師が解説】犬の毛玉の予防方法、できてしまったときの対処法

犬の毛質は犬種によって様々で、柔らかくて細い毛であったり、硬くて太い毛であったりします。どんな毛質であっても毛が絡まってできる”毛もつれ”や、毛もつれが集まって大きなもつれになる”毛玉”はできやすく、一度できると自宅で取り除くことは困難で、トリミングサロンで取ってもらおうにも追加料金がかかったりで頭を悩ますことばかりです。

毛もつれや毛玉をできないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。

予防はブラッシングが一番

毛もつれや毛玉をできないようにするには、毎日のブラッシングが有効です。

人間でも、女性は特に毎日意識しなくてもブラッシングをしていると思います。しなくなると絡まって、クシが通らなくなるほどひどくなってしまうでしょう。犬たちにもブラッシングを習慣化すると、毛もつれや毛玉とは無縁の生活を送れるでしょう。

全身丁寧に行うこと

ブラッシングを習慣化する、と簡単に言いますが、実際はなかなかジッとしていてくれなかったり、背中はできてもお腹やお尻周りはさせてくれなかったり、様々な悩みが出てくることでしょう。毎日全身行わなくても良いので、体を区分して今日は背中、明日は腰部、と少しずつ行うのも良いでしょう。

犬の毛には厚みがあるので、ブラッシングをするときは毛をかき分けて根元から丁寧にといていきましょう。毛の長さがある場合、まずは毛先からとかし始め、徐々に根元の方へ進んでいきましょう。いきなり根元にブラシを入れて毛先まで通そうとすると、絡まった部分が硬く結ばれてしまう可能性があります

脇の下、腹部、鼠径(股の間)、耳の後ろなどは特に毛もつれや毛玉ができやすい位置なので、念入りに行いましょう。

できてしまったら?

毛玉ができてしまったら、無理に引っ張ったり、切り落とそうとするのは危険なのでやめましょう。

自宅で出来る方法としては、毛玉の根元をきちんと確認し、手のひらに乗せるようにして毛玉を抑えます。この時、毛玉の根元は親指で挟むようにして抑えます。毛玉の下部から少しずつブラシを通し、毛玉を崩していきます。徐々に根元に向かって毛玉を崩し、全部とけたら全体的にブラシをかけて終了です。

根元を親指で抑える意味は、ブラシをかける時に皮膚を引っ張ってしまわないように保護するためです。

この方法でもなかなか毛玉がとけないようであれば、自宅では行わず、プロにお任せした方が良いでしょう。何度も繰り返すようですが、ハサミで毛玉を切り落とそうとして皮膚まで裂いてしまう事故が多いです。そんなことするわけない、大丈夫。とたかをくくっている飼い主さんが一番危険です。辛い思いをするのは愛犬ですから、絶対にやめましょう。

毛玉の予防は毎日の積み重ね

犬は動きが多いですから、どうしてもスレやすい脇の下などは毛玉ができやすい傾向にあります。いつの間にか大きな毛玉ができて、通気が悪くなり皮膚炎を引き起こすこともありますから、定期的にチェックしてあげてくださいね。

毛玉の除去に少しでも不安を覚える場合は、無理をして行わずプロにお任せして下さい。怪我をさせてしまうとひどい罪悪感に襲われて飼い主さん自身も辛い思いをしますし、愛犬も痛い思いをすることになります。少しお金をかけてでも安全に除去してもらうようにしましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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