2016年9月10日更新

【動物看護師が解説】犬のストレス解消法ってどんなこと?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

犬と人間が共存するためには、お互い本能のまま付き合うことは難しくそれぞれ我慢しなくてはならないことがいくつもあるでしょう。そんな生活の中でも楽しさはありますが、やはりどこかで不満を抱えてしまうものです。愛犬が抱えた不満はどのようにして解消してあげればよいのでしょうか。

 

口を開けば不満だらけ?

犬に喋らせてみないと実際のところはわかりませんが、おそらく、人間との生活は不満が多いことでしょう。

なぜ、ご飯はコレでなくてはいけないの?
なぜ、トイレはココでないといけないの?
なぜ、吠えてはいけないの?
なぜ、家の中で走り回ってはいけないの?
なぜ、家具や物を噛んではいけないの?

…不満というよりも、我慢が多いかもしれませんね。

椅子の脚は噛んではいけないし、もっと美味しいオヤツを知っているのに毎食ごはんは一つのものに決まっているし、遊んで!と吠えたら、シー!と怒られるし、犬にとっては人間との暮らしはルールばかりで息苦しいかもしれません。一緒に暮らすためには必要なルールですが、たまには本能のまま遊ばせる日を作ってみませんか?

犬のストレス発散方法は?

これも犬に喋らせてみないとわかりませんが、おそらく何の制限もなく好き勝手に出来ることが彼らの最大のストレス発散方法なのではないでしょうか?

ドッグランや広い公園で、好きなだけ走って好きなだけ吠えると、帰宅後満足気な顔をして眠りますよね。体力的に疲れたからかもしれませんが、あの満足気な寝顔を見ると、きっと気持ちがすっきりしたんだろうな、とこちらが受け取るのも無理はないでしょう。

週に一度、忙しければ月に一度でも良いので、いつもとは違う開放的な公園へ連れて行って好きなだけ遊ばせてあげましょう。どこで吠えても、走っても、枝を噛もうが地面を掘ろうが、その日だけは許しましょう。本能のままやりたい放題するのは、きっと彼らにとって幸せな時間になるはずです。そこで、飼い主さんにボールを持って来たならとことん付き合ってあげましょう。飼い主さんと思い切り遊ぶのが最大のストレス発散方法である犬もいます。また、飼い主さんそっちのけで遊びまわる犬もいるでしょう。それも個性です。やりたいように、やらせてあげましょう。

ただし、愛犬が危険なことをしたり、他の犬や人に危険が及びそうな場合には飼い主としてしっかりと制止、抑制をする必要があります。また、ドッグランや公園で遊んだ後は排泄物の処理や掘った穴を埋めるなど、きちんと飼い主さんが後片付けをしてから帰るようにしましょう。

 

吠えてはダメが1番辛い?

最近は戸建てでなくても、マンションやアパートで犬が飼える家が増えています。そこで最大の問題になるのが、おそらく吠える声でしょう。

犬は何故、吠えるのでしょうか?それは、飼い主さんとの意思疎通を図るためです。吠えるな、は喋るなと言われているのと同じです。わたしたち人間も毎日誰かと話していますよね。犬とも喋っているはずです。それをするなと禁止されると、どれだけのストレスを抱えることになるのでしょうか。

愛犬たちはそうやってわたしたちと暮らしています。中には我々の無駄話のように、無駄吠えをする犬もいるでしょう。それを制限する分には構いませんが、大切なコミュニケーションを潰してしまわぬよう、家の中は無理でも、外では思い切り話す、吠えるということをさせてあげましょう。週に一度、月に一度でも自由に出来る日があれば、愛犬にかかるストレスを少しは減らしてあげられるのではないでしょうか。