2016年9月12日更新

【動物看護師が解説】トリミングデビューはいつ頃からOK?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

愛犬が小さな頃は何もかもが初めてで、可愛さに毎日癒される傍ら、思った以上に大変な日々を過ごすことになるでしょう。一体どうすればいいの?と悩むことの一つが、いつからサロンに預けて可愛くカットしてもらえるのだろう?ということではないでしょうか。

子犬といえども毛はどんどん伸びますから、いつの間にか毛の塊のような物体になってしまうことも…いつから、どんなことをしておけば、サロンに連れて行くことが出来るのでしょうか?

 

いつから連れていけるのか

連れて行く時期はハッキリと”何ヶ月の頃”と決められているわけではなく、犬それぞれの成長具合に合わせて時期を見極めるべきです。

食事がきちんと自分で適量摂れているか、体調を崩しがちではないか、散歩に行き始めていて、外の世界に慣れているか、飼い主さんとの信頼関係がうまく築けてきているか、などを判断基準にすると良いでしょう。

子犬の頃は一回の食事量が少なく、数回に分けてエネルギーを摂取する必要があります。たった一回の食事をとばしただけでも低血糖症になる可能性は十分にあります。サロンに預けるとなると、数時間かかる可能性もあり、また体力も使いますから、十分に食事が摂れていて数時間空いても大丈夫になるまではサロンに行くことは難しいでしょう。

また、外の世界に慣れないうちにサロンに連れて行かれると、いきなり体を抱えられて洗われたり、毛を切られたり、爪を切られたりすることに多大なストレスを覚え、家の外に出たがらなくなってしまいます。外の世界=サロンにならないように、楽しい散歩や犬との交流をあらかじめ覚えさせておきましょう。トリミングをされるということは少なからず犬にストレスがかかることですので、連れて行く飼い主さんとの信頼関係も大切です。

ワクチンやノミダニ予防を徹底

仔犬を購入する際に必ず説明されるのがワクチネーションプログラム、予防接種などのスケジュールです。始めのうちは混合注射を3回行う必要があり、その他に狂犬病予防注射、ノミダニ予防薬、フィラリア予防薬も定期的に行う必要があります。

トリミングサロンには様々な犬が出入りしており、生活環境も様々です。衛生管理は徹底されていると思いたいところですが、家によってはそうではないかもしれません。サロン側も感染の危険のないようにしているとは思いますが、どれだけ注意していても感染するときはしてしまいます。

意外と盲点なのが、ノミダニ予防。うちは外へ散歩させてないから予防薬はしなくて大丈夫と思っている飼い主さんが大勢いることです。飼い主さんが外出している限りノミダニを家に連れ込む可能性は非常に高いですから、どんな家でもノミダニ予防は必須です。トリミングサロンで感染することもありますから、注意しましょう。

 

いざトリミングデビューへ

ある程度、家での生活にも慣れ、飼い主さんとの信頼関係も築かれていて、散歩もそこそこ慣れてきた。ワクチンも3回終了し、狂犬病ワクチンも摂取済みである。ここまできたら、やっとトリミングデビューです。

大体生後6ヶ月くらいまでは、なかなかデビューまでこぎつけることは出来ないかもしれません。毛が伸びてどうしようもなければ、ワクチンなどで通っている動物病院に相談すれば生活の支障がないように毛を切ってくれるところもあるでしょう。しかし、”可愛く”は難しいので不恰好になることは覚悟しましょう。

可愛くカットして欲しい!と逸る気持ちはわかりますが、カットされるときに頑張るのは愛犬です。愛犬のことを第一に考えてトリミングデビューの日を決めてあげてくださいね。