2016年9月18日更新

【動物看護師が解説】初めてのトリミング、事前にやっておいた方がいいことは?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

愛犬や愛猫を初めてトリミングに預けるとき、預けるこっちまで緊張してしまいますよね。いい子に出来るかな?気に入った仕上がりになるかな?など不安は尽きないでしょう。緊張するのは飼い主さんだけでなく、犬や猫もいつもと違う雰囲気を察知して、緊張してしまいがちです。しかし、しっかりとした時前の準備があれば過度な不安や緊張を抱える必要はなくなりますよ。

 

何度か足を運ぶ

急に新しい場所に連れてこられて飼い主さんと引き離されるのは、犬猫にとっては非常にストレスであり、苦痛です。また、飼い主さん自身も初めて見るスタッフの雰囲気一つで、安心したり、不安になったりすることでしょう。

サロンは基本的にガラス張りでオープンなお店が多いですから、行く店に目処を付けたら何度か足を運んでみましょう。犬猫グッズ売り場が併設されていることも多いですから、商品を見るついでにトリミング室を眺めてみるのがオススメです。

何度か足を運んだことのある環境であれば犬猫が過度な拒絶をすることもないですし、飼い主さんもサロンの雰囲気、トリミング中のスタッフの雰囲気を見て気に入るか気に入らないかを判断するよい機会になるでしょう。

スタッフがきちんと目を合わせて挨拶をしてくれるか、犬猫の扱いはどうか、トリミングされている犬猫の様子や態度はどうかをポイントに見てみてください。一つでも気に入らない部分があれば、妥協せずに次の候補のお店を探しましょう。トリミングに預けるだけ、と考えず、どれだけ短時間であっても、”命”を預けることを意識して判断してください

体の様子を観察する

気に入ったサロンを見つけ、いざトリミングに預ける日になったら、愛犬、愛猫の様子をよく観察しましょう。食欲はどうか、排泄の様子はどうか、元気はあるか。一番大切なのは、体の外見です。目は左右対称に開いているか、鼻や口に傷はないか、体の皮膚にできものや赤み、傷はないか、などくまなくチェックしましょう。

これは、トリミング後に問題が起きた際に、トリミングに原因があるのか、元々だったのかを判断するヒントになるので必ず行ってください。何かトリミング前に気になる点があれば、記入しておくか、写真などで記録しておきましょう。

 

とっておきのおやつを用意する

トリミングを頑張ったら、普段は与えないようなとっておきのおやつをあげましょう。これを何度も繰り返しているうちに、トリミング=終わったらご褒美、と覚えるので嫌がらずにトリミングを頑張ることが出来るようになるでしょう。

大切なのは、犬猫にトリミングが嫌なこと、と覚えさせないことです。一度覚えてしまうと預けるときに暴れたり、行くのを拒否したり、トリミング中に暴れたりすることがあります。そうすると怪我のリスクも増え、精神的なストレスも大きくなります。こうならないためにも、時前に犬猫が大喜びするようなおやつを見つけて、用意してあげるのが良いでしょう。

無理な訓練は必要ない

トリミング中に良い子にできるように、自宅ではさみを当てたり、爪を切る真似をしなくても大丈夫です。

自宅は安心できる場所であり、それが崩されると犬猫は非常に大きなストレスを抱えます。自宅で訓練をしたことによって、嫌な記憶を植え付け、トリミング中に拒否して暴れたりすると非常に危険です。

サロンに預けてトリミングをするのであれば、トリミング中のことはトリマーさんにお任せしましょう。意外と飼い主さんでない人に作業をされていた方が大人しい場合の方が多かったりもします。自宅で作業をしたいのであればそれなりの訓練は必要ですが、その気がないのであれば無理に慣れさせておく必要はありません。

初めてのトリミングで緊張することも多いかと思いますが、飼い主さんの緊張は愛犬愛猫にも伝わります。飼い主さんがきちんと時前の準備をし、もう不安な点はない!というくらいになれば犬猫もリラックスしてトリミングを受けることができますので、なるべく平穏な気持ちでトリミング当日を迎えられるようにしてくださいね。