2016年9月5日更新

もし愛猫が脱走してしまったら

福井 日花里



犬や猫が飼い主とのんびりと幸せに暮らせるようにアドバイスをしています。 犬と猫はとても心優しく、豊かな感性と感情を持った素晴らしい生き物です。 違う種族ではありますが、習性を理解し思いやりを持って大切に接することで お互いにコミュニケーションができるようになります。 犬と猫と気持ちが通じ合う暮らしが送れるように犬や猫の習性や気持ちを尊重した暮らしを提案しています。 また保護犬や問題行動を抱える犬の心のリハビリに力を入れています。

 

室内飼育をするために脱走防止策をしても、愛猫がちょっとしたすきに脱走してしまうことがあります。猫の素早さに人が追いつくことはできませんので、そのまま逃がしてしまうことがほとんどです。では、もし脱走したときには猫をみつけるためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

愛猫が脱走したときは、パニックにならないで

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猫が外に出てしまうと聞きなれない音や振動、見慣れない物にパニックになっています。そこで飼い主さんまでパニックになってしまえば事態は悪化していってしまいます。

事前の心構え

猫はパニック状態になっており、飼い主さんを認識できないことがほとんどです。そのため猫が飼い主さんを見つけて、保護を求めてくることは期待しないでください。

用意するもの

  • キャリーケース
  • 洗濯ネット
  • 好きな食べ物(匂いが強いウェットフードがおススメ)
  • いつも食べている食器
  • 捕獲器(素手で捕まえられない可能性もあるのであると便利です)

服装は汚れてもよく、猫が見慣れており、怪我をしないように長袖、長ズボンを着用にしましょう。
猫が少しでも落ち着けるように、冷静な行動を心がけてください。

根気強く名前を呼んでみる

名前を呼ぶ時は、いつも通りの優しい声で呼びましょう。大きな声を出すとパニックになった猫がさらにパニックになってしまいます。

脱走しても家の近くにいるケースが多いので、まずは家の周りを探しましょう。夜から明け方に見つかることが多いので、時間帯を変えて何度も名前を呼んで探してみてください。家の近くで時間を変えて何度も何度も探すことが大切です。猫の性格や行動パターンを考えて探す場所を考えるといいです。

また、お腹がすく時間帯に、いつも猫が好きな猫缶を用意して名前を呼ぶのもよく見つかります。いつもご飯の前に出している音があれば、その音を出してみましょう。家の周囲にトイレの砂を撒いておくと、嗅ぎなれた匂いによってくる可能性もあります。
猫は隠れることが上手なので、なかなか見つからないでしょう。一度探した場所も、諦めてずに何度も探しましょう。
 

各関係機関に連絡をする

迷子猫として届けられたときに連絡が入るように、関係機関に連絡をします。

保健所、動物愛護センター(動物管理事務所)、警察所。保護をした人がどこを選んで届けたかわからないので、すべてに迷子猫として収容されていないか連絡をしましょう。届け出の際には、写真を一緒に提出しておけば、誤情報が減ります。3日に1度くらいのペースで確認するといいでしょう。また、考えたくはありませんが、道路で事故にあった場合もありますので、清掃局や近所の動物病院などにも問い合わせをしてみてください。

こちらの連絡が遅くなった場合に、殺処分になる可能性もありますので速やかに連絡をしましょう。

近所にチラシの配布、ポスターを貼る

ご近所に猫を探していることが分かるチラシをポスティングしたり、町の掲示板などに貼らせてもらいましょう。目撃情報の連絡先、猫の特徴が分かる写真、いなくなった日時と場所が分かるものを作成してください。

なるべく必要な情報だけを載せて、見やすいものを作成してみてください。チラシなどは業者に依頼し用意するまで時間がかかる場合もあります。その際には手早くできるものから公開するようにしましょう。猫は待ってくれません。

ポスターを貼るときは必ず事前に許可を取り、無用のトラブルを避けるようにしましょう。

近所のボランティア団体に連絡をする

猫のボランティア団体が近所にある場合には、事情を話して情報がないか聞いてみましょう。猫の情報が集まりやすいので、情報が届いているかもしれません。また捕獲の方法や猫がたくさんいる場所など詳しいことを聞いてみるとよいでしょう。ネットの情報だけでなく、近所の情報を集めてください。

見つかったらどうする?

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家の中で懐いていても、外では全く知らない人に見えています。猫が見つかっても、慌てて駆け寄ったり大声を出さないようにしましょう。近づいてくるようでしたら、猫が近づいてくるのを待ちましょう。好きなご飯があると近づいてきやすいです。抱っこで連れて帰ろうと思ったり、付いてこさせるのは猫の場合は難しいので、捕まえる方法をご紹介しておきます。

短時間の抱っこができる場合

撫でながらいつも通り抱っこし、素早くキャリーケースに入れましょう。決して逃がさないように人側の多少の怪我を覚悟の上する必要があります。逃げてしまうと猫が怖がるようになって、近づいてこなくなる可能性がありますので注意が必要です。

撫でるぐらいの近くにいる場合

元々抱っこを嫌がる猫や、怯えていて抱っこは難しいと判断した場合には、猫を洗濯ネットに入れてから連れて帰る方法が一番です。洗濯ネットに入れたらキャリーケースに入れて連れて帰りましょう。

近づくと逃げてしまう場合

人が近づくことができな猫の場合には、捕獲器を使用して捕まえましょう。ボランティア団体の方や保健所に相談すると使い方は教えてもらえるので聞いてみてください。

※猫の捕獲方法は悪用される可能性のある情報であるため、最小限の情報のみ掲載しております。

 

家に連れて帰ったら

猫を家に連れて帰ったら終わりではありません。脱走防止策の見直しが必要なのはもちろんですが、感染症を確かめる必要が出てきます。もし多頭飼いの場合には、他の猫と一緒にする前に必ず病院で感染症の検査をしてもらってください。

諦めないことが大事

必ず冷静に猫を探すように心がけましょう。大声をだしたり、大騒ぎしてしまえば猫が出てこなくなってしまいます。不安な気持ちになっていると思いますが、諦めずに探せば必ず見つかります。情報を集めるながら探してみてください。早く見つかるようにと祈っています。

 
 

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