2017年5月17日更新

抜け毛が大変!ポメラニアンの抜け毛の対策とブラッシングの方法

ポメラニアンの1番のチャームポイントのフサフサの被毛ですが、「可愛いんだけど、抜け毛がひどくて大変。」という声を多く聞きますね。そんなポメラニアンの抜け毛について、なぜ抜け毛が多いといわれるのか?抜け落ちが気にならなくなる方法は?など、今回はポメラニアンの抜け毛について調べてみました。

ポメラニアンの抜け毛はなぜ多いの?

小柄で華奢な体のポメラニアンは、シャンプーをすると「えっ、こんなに小さいの!」と驚くことが多いですね。フワフワとした丸みを帯びて見える見た目は、豊かな毛に覆われているからです。

ポメラニアンの抜け毛が多い理由はこの豊かな被毛にあります。

犬の被毛は大きくシングルコートとダブルコートの2つに分けることができます。

シングルコート

一般的にシングルコートと呼ばれる犬種は抜け毛が少ないといわれています。

シングルコートとの犬は温暖な地方で育種改良された犬が多く、冬の寒さから体温を守る必要がないため、人と生活しやすいように抜け毛の少ない犬へと改良されたという説が有力です。代表的なところではプードルやマルチーズ、ヨークシャー・テリア、パピヨンなどがシングルコートの犬種となります。

pomeranian-619141_640

ダブルコート

ダブルコートと呼ばれる犬種は春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期と呼ばれる毛の抜け変わりの時期があり、この時の抜け毛は犬が体を振ると毛が舞い上がるほどになります。

ダブルコートは上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、シングルコートの犬が温暖な地域で育種改良されたのに対して、寒冷地で育種改良された犬が多く、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしているといわれています。代表的なところではコーギー、ポメラニアン、スピッツなどがダブルコートの犬になります。

ポメラニアンはスピッツ族に属する最少の犬種で、その祖先犬は誇り高いそり用の犬だったといわれています。ドイツとポーランドにまたがるポメラニア地方で徐々に小型化され、イギリスに渡ってポメラニアンと呼ばれるようになったそうです。

ポメラニアンはその容姿からショードッグとして人気を博し、カラーバリエーションも豊富により毛糸玉のような見た目の被毛を強調した犬へと作られていった歴史を持っています。

もともと寒い地方で働くそり犬を祖先に持ち抜け毛のある毛質をしていたうえに、ショードックとしての価値を高めるためより豊かな被毛へと作り変えられた結果、ポメラニアンは小さな体に似合わぬ大量の抜け毛が出る犬種になってしまったと考えられます。

素材_shutterstock_304566626

抜け落ちる毛を少なくする方法は?

では少しでも抜け毛が気にならないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか?

1番大切なことは抜け落ちる前に、抜けている死毛や抜けそうな毛を除去してあげることです。具体的にどのようなケアをすればよいのでしょうか?

ブラッシング

ポメラニアンの場合はできれば1日1回、年に2回ある換毛期にはできれば1日数回こまめに死毛を取り除いてあげましょう。

ブラッシングの仕方はまず被毛のもつれや毛すきに効果があるスリッカーブラシを使用して、体全体の抜け毛の除去と毛の絡みをほぐしてあげます。最期にコームを使用して死毛や毛玉の取り残しや毛のもつれが残っていないかを確認しながら、被毛の艶をあげて仕上げます。

スリッカーブラシはあまり力を入れて皮膚に押し付けると、逆に皮膚を傷めてしまうことがあります。力を入れ過ぎずに、毛の向きにあわせて皮膚の上を滑らせるようにブラッシングするとよいでしょう。

シャンプー

犬のシャンプーは回数が多すぎても少なすぎても逆効果になってしまいます。おおよそ月に1回~2回のシャンプーが理想的だといわれています。

人間用のシャンプーは犬にとっては刺激が強すぎるので必ず犬用のシャンプーを使用します。シャンプーに希釈するように書いてある場合は、その通りにぬるま湯などで希釈して予め用意しておきましょう。

スポンジを用意しておくと顔を洗う時に目や耳に水を入れることなく顔を洗うことができるので便利です。

またシャンプー前には必ずブラッシングをして抜け毛や汚れをおとしておきましょう。毛の絡みをしっかりととってからシャンプーをしないと、絡んでいる場所がフェルトのような状態になってしまいます。しっかりと毛を梳いてからシャンプーをするようにしましょう。

シャンプーのあとは自然乾燥をさせずに、ドライヤーを使用してしっかりと乾かしましょう。生乾きの状態で放置しておくと雑菌が繁殖し、体臭や皮膚病の原因になることもあるので注意が必要です。

素材_shutterstock_298308593

ポメラニアンのサマーカットは注意が必要

最近は被毛のケアが楽なことや風通しがよく暑さ対策になること、見た目の可愛らしさなどから、全身の被毛を短く切ったサマーカットのポメラニアンが多くなってきました。

確かに短く切ったサマーカットは、飼い主にとってはブラッシングやシャンプーなどの日々のケアが楽ですし、抜け落ちる毛も短いため気にならないという利点があります。また犬にとっては被毛の風通しも良くなるので、暑い夏を涼しく快適に過ごすことができますね。

しかし、ポメラニアンの場合はサマーカットにする際は少し注意が必要なようです。

ポメラニアンのかかりやすい病気にアロペシアX(エックス)または偽クッシング症候群というものがあります。アロペシアとは脱毛症のことで、胴体と尻尾の毛が脱毛していってしまう病気です。

皮膚にかゆみがなく乾燥したようにパサパサとした状態になるもので、脳下垂体前葉ホルモンの生産不全と分泌不全が重なることによって発症するともいわれていますがはっきりとした原因がわかっておらず、サマーカットをすることによる肌のダメージが引き金になることもあるといわれています。

犬の皮膚は人よりもはるかに薄く敏感です。全身を短く切ってしまうサマーカットにすることは抜け毛対策や暑さの対策にはよいことですが、本来被毛が豊富にあることで守られている肌をケガや紫外線、虫刺されなどから無防備な状態にしてしまうことでもあるのです。

特にポメラニアンの場合は先に述べたようにアロペシアXという病気のきっかけになる恐れがあるので、心配な場合はすべてを短くカットするスタイルではなく部分的に短いカットにしたり、バリカンを使用せずやや長めのカットにするなど、サマーカットのスタイルを考えてあげた方がよいかもしれません。

ポメラニアンについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ポメラニアンとの暮らしで注意すること【ペットシッターが解説】

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

関連記事

抜け毛が大変!ポメラニアンの抜け毛の対策とブラッシングの方法

ポメラニアンの1番のチャームポイントのフサフサの被毛ですが、「可愛いんだけど、抜け毛がひどくて大変。」という声を多く聞きますね。そんなポメラニアンの抜け毛について、なぜ抜け毛が多いといわれる……

ポメラニアン

散歩は必要ないの?ポメラニアンの散歩についてのまとめ

フサフサと豊かな被毛とピンと立った三角の耳が可愛らしいポメラニアン。室内犬として人気の高い犬種ですね。華奢な体つきから「あまり散歩させてはいけないのでは?」と心配になってしまう方も多いようで……

ポメラニアン

ポメラニアンの病気〜獣医師が解説するポメラニアンのかかりやすい病気〜

ドイツ原産のスピッツの中で最小サイズ、まん丸の目とモコモコの毛で覆われた姿がかわいいポメラニアン。小さいながらもバランスの良い体格ですが、骨が細く、とても骨折しやすいので、丁寧に接してあげま……

ポメラニアン

ポメラニアンの平均体重や、年齢による食事の目安

かつて、ヴィクトリア女王が愛した誇り高きポメラニアン。活発で好奇心旺盛で、クリクリとした利発そうな目がとても可愛らしいですね。スピッツの中でも一番小さなポメラニアンですが、どの位の体重が適正……

ポメラニアン

可愛らしさとは裏腹・意外と臭うポメラニアンの体臭ついて

華奢な体にフサフサの被毛が可憐な印象のポメラニアンですが、実は意外と臭いで困っている飼い主の方が多いようです。「愛犬の臭いはいい臭い!」という方も中にはいらっしゃいますが、一緒に出かけた時や……

ポメラニアン

飼いにくいって本当?人気のポメラニアンの飼いやすさについて

小さな毛玉がコロコロと動いているような愛らしい姿のポメラニアン。テレビの影響もあり人気が急上昇中ですね。飼ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?そんな時にちょっと心配なのはポメ……

ポメラニアン

体重の変化に気が付きにくいポメラニアンのエサの量について

フワフワでフサフサの被毛が可愛いポメラニアン。でもその豊かな被毛のおかげで体型がわかりずらいのが困ったところです。シャンプーやトリミングをしてみたら「びっくり!」なんてことになったら大変です……

ポメラニアン

ポメラニアンの性格・かかりやすい病気・特徴・寿命など飼うときに知っておきたい情報まとめ

ポメラニアンの性格 性格は人や仲間といる事を好み、活発ですが、警戒心もあり、環境の変化によって非常に強いストレスを受ける事がある様です。 寂しがり屋で警戒心も強い事から吠える行為が見……

犬の習性

ポメラニアン の価格の相場は?購入する方法・里親になる方法は?

フワフワとしたまるで動くポンポンのような可愛らしいポメラニアン。スピッツ系なので小さくても活発で好奇心旺盛な犬です。そんなポメラニアン の価格の相場はどのくらいなのか、ペットショップで購入す……

犬の購入・入手方法

ポメラニアンの里親になる方法・ポメラニアンの里親を探す方法

ふわふわとした被毛とピンと立った耳、つんととがったきつねののうような鼻。小柄でちょこちょこと歩く姿はまるで可愛らしいポンポンが歩いているようです。そんなポメラニアンの里親になる方法や、里親に……

犬・小犬の里親になる

あなたは着せる派?着せない派?ポメラニアンの洋服について

フワフワのゴージャスな被毛がチャームポイントのポメラニアン。そんなポメラニアンの被毛を覆い隠してしまうような洋服は必要ない!と考える方も多いかもしれませんね。でもポメラニアンは意外と暑さ寒さ……

犬の服

ペットの医療費大丈夫?ポメラニアンにおすすめのペット保険は?

ポメラニアンの子犬!可愛くて「飼ってみたい!」って思ってしまいますよね。でも犬を飼うということは、病気やケガになった時のことも考えておかなければなりません。公的な保険がないペットの場合は高額……

ポメラニアン

ブリーダーからポメラニアンを迎える時の選び方、メリットは?

小さい顔にクリクリの目、ふわふわした毛がいかにも「かわいい!!」という雰囲気を醸し出しているポメラニアン。遊び好きでいつも活発に動き回っているイメージですが実際そのままで、でも小柄なので毎日……

ポメラニアン

【動物看護師が解説】ポメラニアンにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

小さくて丸々としたフォルムが可愛らしい、ポメラニアン。体格が小さく、高齢の方でも楽に抱っこができる犬種なので幅広い世代に飼われています。ボリュームのあるポメラニアンの被毛は、トリミングや日々……

ポメラニアン

華奢な体と小さな顔のポメラニアンには首輪?それともハーネス?

犬を飼う楽しみの1つに愛犬との散歩がありますね。ポメラニアンとの散歩で気になるのはリードから離れてしまわないかということ。豊かな被毛があるのでつい忘れがちですが、ポメラニアンはとても華奢で小……

ポメラニアン

ポメラニアンの寿命ってどのくらい?長く楽しく暮らしていくためには?

犬のなかでも小型な犬種のポメラニアン。スピッツ系の犬らしいはつらつとした仕草と、毛糸玉のような豊かな被毛が人気の秘訣ですね。近年犬の健康への関心の高まりとともに犬の寿命は延び、高齢化が進んで……

ポメラニアン

実はとってもバリエーション豊富!ポメラニアンのカラーについて

ポメラニアンの最大の魅力はなんといっても華奢な体をフワフワと覆う豊かな被毛ですね。でもポメラニアンの被毛の魅力は豊かなだけじゃないのです。日本では単色のポメラニアンが主流ですが、実はとっても……

ポメラニアン

小さくっても勇猛果敢なポメラニアンと一緒にドッグランへ行くには?

華奢で小型な体つきとフワフワの被毛が動く毛糸玉のようなポメラニアン。そんな可愛い見た目のポメラニアンですが、サモエドやジャーマン・スピッツの血を引いているためか、活発で勇猛果敢な性格をしてい……

ポメラニアン

小柄でも元気はつらつ!ポメラニアンのしつけについて

まるで動く毛糸玉のような可憐で華奢な姿が人気のポメラニアン。スピッツ系の中でもっとも小柄な犬種です。スピッツ系の犬種は誇り高いそり犬の血筋を引いているため、とても活発ではつらつとした性格をし……

ポメラニアン

【オススメ】つぶらな瞳としぐさがキュート!ポメラニアンのブログ 8選

ポメラニアンと言えば、ぬいぐるみのような姿とまん丸の瞳、そしてちょこちょこと動くしぐさが可愛いですよね。「女王の犬」と呼ばれるように、気品溢れる顔をしています。性格は小柄な体に似合わず勇敢で……

ポメラニアン