2016年11月2日更新

ペットの医療費大丈夫?ポメラニアンにおすすめのペット保険は?

ポメラニアンの子犬!可愛くて「飼ってみたい!」って思ってしまいますよね。でも犬を飼うということは、病気やケガになった時のことも考えておかなければなりません。公的な保険がないペットの場合は高額の医療費が必要になることも。今回はそんな時に備えるポメラニアンにおすすめのペット保険について調べてみました。

ポメラニアンのかかりやすい病気とは?

かかりやすい病気を理解しておくことは保険選びの第1歩です。

特に長期の通院や手術による外科治療が必要な病気の場合は、高額な医療費がかかる可能性が高くなるので備えておきたいものですね。でも保険によっては補償内容に高額になる病気は含まれていなかったり、含まれていても条件が付いていたりすることがあります。

まずポメラニアンがどのような病気にかかりやすいかを理解しましょう。そのうえでどの病気のどのようなことに備えたいのかを考えることが大切です。

素材_shutterstock_331958315

膝蓋骨脱臼

後ろ足の膝蓋骨(膝のおさら)が脱臼(ずれたり外れたり)してしまう病気です。骨や筋肉の形成異常で起こるような場合は先天性、高いところから落ちるなどがきっかけで発症する場合は後天性といいます。

症状としてはスキップのような歩き方をする、脱臼した足をかばい3本の足で歩く、つま先立ちのような歩き方をする、膝が腫れている、歩きたがらない、立ち上がりにくそうにするなどがあります。

治療法としては膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を受けるのですが、あまり病気が進行してしまうと骨が変形してしまい、手術に適さない状態になってしまうことがあります。そのため早期発見、早期手術が必要になる病気です。

膝蓋骨脱臼は手術費用、通院介護の費用は高額になることが多く、補償対象外になっていることがある病気です。ペット保険を選ぶ際には補償内容を確認する必要があります。

気管虚脱

ポメラニアンのような小型犬に多くみられる病気です。本来は筒状になっている気管が変形してしまい、呼吸困難を引き起こす病気で、症状が治まっても再発しやすい傾向があります。症状は呼吸困難、咳、よだれをたらすなどで、重度になると酸素不足からチアノーゼを起こします。

原因としては遺伝的なもの、肥満、加齢による気管周辺の筋力低下などが考えられます。

治療法としては軽度の場合は投薬によって症状を軽減させることができますが、重度の場合は酸素吸入や外科的な手術が必要になります。

ホルモン異常

ポメラニアンはホルモンの異常分必による病気が多い犬種になります。具体的には次のような病気があげられます。

副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

副腎皮質ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる症状のことです。

副腎皮質ホルモンとは腎臓の上にある副腎と呼ばれる器官から分泌されるホルモンで、炎症の制御や炭水化物の代謝、免疫反応など、犬が生きていくためのさまざまな生理に深く関わっているホルモンです。

初期症状は水をたくさん飲む、おしっこの回数が増えるなどですが、症状が進むと毛艶が悪くなる、胴体が左右対称に脱毛する、筋肉が萎縮するなどの症状が現れ、重症化すると甲状腺機能低下症や糖尿病を併発します。

原因としては加齢によるもの、脳内の腫瘍、副腎の腫瘍、薬の副作用などが考えられます。

腫瘍などが原因の場合は外科手術での治療医となりますが、手術が困難な場合も多く放射線療法などがおこなわれることもあります。また投薬での治療の場合は1度治療を始めたら途中でやめることはできず、一生涯投薬治療が必要になります。

甲状腺機能低下症

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの機能が弱まることで発症する病気です。

甲状腺ホルモンは主に全身の細胞に作用して代謝をあげる働きをするホルモンで、このホルモンの機能が低下することによって動作が鈍くなる、体温が低下し寒さに弱くなる、全身がむくんだようになる、顔がむくむ、胴体が左右対称に脱毛する、心拍数と血圧が低下するなどの症状が現れます。

投薬による治療が主になりますが、副腎皮質機能亢進症と同様に1度投薬を始めたら途中でやめることができず、一生涯投薬治療が必要になります。

アロペシアX

ポメラニアンに多く見られる病気で、胴体や尻尾の毛が左右対称に脱毛する病気です。副腎皮質機能亢進症に似た症状を起こすことから偽クッシング症とも呼ばれています。

アロペシアは英語で脱毛の意味でX(エックス)は原因不明という意味です。つまりはっきりとした原因はわかっていませんが、脳下垂体前葉ホルモンの生産不全と分泌不全が重なることによって発症するともいわれています。

治療は主に発毛を促進する薬や性ホルモンを抑える薬の投薬によっておこなわれます。またオスの場合は去勢手術が有効な場合があります。

繰り返し発症することで知られていて、長期の通院、投薬が必要になる可能性が高い病気です。

White pomeranian dog close up

ポメラニアンにおすすめの保険は?

ポメラニアンは小柄で華奢な体つきをしているため、病気以外にも骨折やケガに注意が必要になります。

また個体差は大きいのですが一般的には長生きの犬種だといわれているので、加齢による病気の補償も必要になる可能性が高くなります。

そのようなことを踏まえて考えると、次のような点に注意して保険を選ぶのがよいようです。

  • 膝蓋骨脱臼、骨折、白内障などの高額治療が補償内容に入っているもの
  • 回数制限よりも1日の支払額に注目して、手術・入院補償の手厚いもの
  • 長期通院の必要な病気に備え、通院の補償日数や回数が十分もしくは制限なしのもの
  • 補償対象年齢が十分なものもしくは制限なしのもの

これらの事をふまえてポメラニアンにおすすめのペット保険を考えてみました。

アニコム損害保険(株)

ペット向け保険の業界大手の実績があり、動物病院との提携件数も多くお会計の窓口でペット保険証を提示するだけで保険を使うことができるのが特徴です。

プランは2つのプランが用意されており、かかった医療費の70%を保険で負担してくれる「ふぁみりぃ70%プラン」と、50%を負担してくれる「ふぁみりぃ50%プラン」になります。

ただし通院・入院の利用回数に制限があるので、長期通院の場合には利用の仕方を考えて使用する必要があります。

PS保険

インターネット販売に特化した保険です。保険料が比較的安く、膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニア、がんなどの治療費も対象となっており、保険料と補償内容のバランスがよい保険となっています。保険金の支払いが平均3.6日と早いのも特徴です。ただしアニコムと同様通院・入院の回数制限があるので、長期通院の場合には利用の仕方を考えて使用する必要があります。

プランは医療費の負担%にあわせて「50%補償プラン」「70%補償プラン」「100%補償プラン」の3つが用意されています。

ペッツベスト少額短期保険(株)

アメリカの獣医師Dr.ジャック・スティーブンスが設立したペット保険です。加齢による保険料の増加がゆるやかなこと、手術・入院・通院の1日の限度額がないのが特徴です。またどのプランを選択しても医療費の80%を保険で負担してくれます。

ペッツベストのペット保険には病気とケガを補償する「ペット医療保険」とケガを補償する「ペット傷害保険」の2つの種類があり、「ペット医療保険」には保険料は高くなりますがしっかりと備えることができる「ファーストプラン」と、手ごろな保険料でバランスよく補償してくれる「ベーシックプラン」があります。

GIガーデン少額短期保険・いぬとねこの保険

年間補償額はプランによって決まっていますが、支払い回数の制限や1日当たりの限度額などの制限がないのが特徴です。谷型保険料体系という独特の保険料計算をおこなうので、0歳から3歳までは保険料が下がっていき、3歳から加齢による保険料加算がはじまるのも特徴的です。

プランは保険料はやや高くなりますが入院、通院、手術のすべてを補償してくれ賠償責任特約の付帯も可能な「プラチナ90%プラン」「プラチナ70%プラン」「プラチナ50%プラン」、通院に特化した補償内容で賠償責任特約の付帯も可能な「ゴールド90%プラン」「ゴールド70%プラン」「ゴールド50%プラン」、手術のみを補償する「パール70%プラン(使用回数に制限有)」の7つのプランがあります。それぞれの%は医療費の負担%をあらわしていて、90%プランを選択した場合は医療費の90%を保険で負担してくれます。

pomeranian-619141_640

まず自分たちのライフスタイルを考えよう

今回ご紹介した保険は華奢で骨折などのリスクの高いポメラニアンの場合は、広範囲の病気やケガに対応してくれて保険料とのバランスのとれているものがよいとの観点から選ばせていただきました。

保険を選ぶ時にまずするべきことは、自分たちがどんな時にどんな補償をしてほしいのかを考えることです。しかし補償内容ばかりを重視して、自分たちのライフスタイルにあっていない保険を選んでも意味がありません。例えばアウトドア派で犬を連れてよく出かけるような場合に、ケガのリスクを考えずに病気ばかり補償する保険に入っても意味がありませんね。

自分たちのライフスタイルと、愛犬がかかりやすい病気やなりやすいケガなどを突き合わせて考えると、失敗しない保険を選ぶことができるのではないでしょうか?

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

この記事が気に入ったらいいねをしよう!

関連記事

日本の風土に合っている丈夫な柴犬におすすめのペット保険は?

日本の天然記念物に指定されている柴犬。日本原産の日本犬種としてもっとも人気の高い犬種ですね。日本の風土にあった体質をしていて丈夫で元気な印象の柴犬ですが、かかりやすい病気などはないのでしょう……

犬のペット保険

ペットの医療費大丈夫?ポメラニアンにおすすめのペット保険は?

ポメラニアンの子犬!可愛くて「飼ってみたい!」って思ってしまいますよね。でも犬を飼うということは、病気やケガになった時のことも考えておかなければなりません。公的な保険がないペットの場合は高額……

犬のペット保険

シニア世代こそペットが必要!飼い主亡き後も安心「ペット信託」とは?

私の父親は、私の10倍の犬猫ラバー。昔から捨て猫・捨て犬を拾ってきては母親に怒られるのは私よりも父親の方でした。 そんな父が、3年前に愛犬のチワワのルイを癌で亡くし、自分の体力の限界を……

犬のペット保険

丈夫で健康的なビーグルにおすすめのペット保険は?

独得な大きな声と優れた嗅覚で獲物を追うビーグル。ペットとして一般の家庭で生活するようになってもちょっぴりラフに扱っても大丈夫なくらい、猟犬としての元気で朗らかで楽天的ところは健在なようです。……

犬のペット保険

本当に必要な「ペット保険」がわかる!後悔しないペット保険の選び方

[はじめに]年々高まるペット保険の重要性 ペットが長寿となってきている最近、犬の平均寿命は13.9歳、猫の場合は14.5歳に達しています。愛するペットと長く一緒に過ごすことができるのは喜ば……

犬の老化について