2016年8月24日更新

救えた命、救えなかった命1【ねりまねこブログ】

救えた命、救えなかった命1
「瀕死の捨て猫」

ある朝、男性からメールがありました。

「昨日、捨て猫2匹を保護しました。
目があいたばかりの赤ちゃんです。
私のマンションは飼育が禁止されています。
保護できる施設があればご紹介の程、宜しくお願いします。」

この時期、子猫を拾った方の相談はたくさん来ます。

私達は、外猫の適正管理を推進する活動で、猫を保護する活動ではないので原則、保護はしません。

答えはシンプルです。

  • 自分でできないことは他の人を探す
  • 自分の困り事を、他人に押し付けるのだから、飼育費用の負担などできる限りのことをする

私は、すぐにメールで返信しました。

「①最初に親兄弟・友人・知人・同僚・近隣など知りうる限りの人に助けを求めてください。
②次に、医療費の負担を申し出て、地元の動物病院、愛護団体に相談してください。
③すべてに受け入れを拒否されたら再度、私に連絡してください。」

私自身も10年前の会社員時代に赤ちゃん猫を拾い、半日5千円で動物病院で授乳してもらった経験があります。

人間関係で頼める人がいなければ、お金で解決する方法を提案します。

メールの感じから一人暮らしの若い男性のようです。

その日は平日でした。

会社に行ってしまったらお留守番の赤ちゃんたちは死ぬかもな・・・と思いました。

原則、保護はしないしべきでもないが・・・

迷う時間がないので直接、電話をしました。

お兄さんは、私の指示どおり、あちこち相談しましたが・・・

いくつかの愛護団体に相談するものの返信をもらえず、
動物病院からは行政に渡す(=殺処分)ことをすすめられて、受け入れ先は見つかっていません。

偶然にも隣町で夫の出勤前で車も出せます。

助けを求める人と猫がいて助ける力が私達にはある

今回は特例として、赤ちゃんを預かることにしました。

お兄さんは一番高いミルクと哺乳瓶カイロ、ペットシーツを揃えて、一生懸命助けようとしていました。

ところが!

2匹の赤ちゃんを見せてもらってビックリΣ(゚д゚;)

ものすごく状態が悪いです。
一匹は死にかけています。

とにかく病院へ急ぎました。

私が持ってる方は↓状態がいい方。
体重260グラム

写真左手で倒れてる方は・・・

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低体温で、意識もなく
体重160グラムしかありません。

獣医さんは、「この子は助けられないかもしれません」
と言いました。
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目と鼻は大きな塊がついていて丁寧にはがすと

まるでホラー映画のように目から白い粘液が大量にドロドロと出てきました。

「目はダメかもしれませんね」とも言われました。

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掲載した写真は
すべて
医療処置した後です。

最初はもっと悲惨でしたが、写真を撮る余裕もありませんでした。

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できる限りの処置をして蘇生をはかりました。
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私達のところにたどり着いた運のいい子、 死ぬな!がんばれ!
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つづく

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

ねりまねこブログ

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