2017年5月18日更新

オヤツばかりでエサを食べない・パピヨンのエサの量について

パピヨンのエサで検索をすると「おやつは食べるけど、エサをなかなか食べてくれなくて。」というお悩みをよくみかけます。なかには「エサにはまるで執着がなくて、どうやって食べさせたらいいの?」という切実なお悩みも。今回はそんなパピヨンについてエサの適量やうまく食べさせる方法などについて調べてみました。

パピヨンのエサの適量は?

人でも犬でも食事からの栄養が体を作ることに違いはありません。おやつなら食べてくれるからといって、おやつに頼ってエサを食べさせずにいると、肝臓や腎臓など内臓の疾患につながってしまうこともあります。

エサをなかなか食べてくれない場合も、1日に必要なエサの量を理解しておくことは、食べない分をどのように補っていくかを考えるために必要なことですね。

ここでは一般的にいわれているエサの適量の算出方法をいくつかご紹介します。

体重から割り出す方法

おおよそ体重の2.5%の量が適量といわれています。カロリーでいうと体重1kgあたり50~110カロリーの計算になります。

ただしこれは成犬の場合の計算になるので、成長期の子犬の場合は約2倍、逆にシニア期の犬の場合は2~3割少なめに与えるとよいといわれています。

パッケージの記載量を目安にする

市販のフードの場合はパッケージに給仕量が記載されているものがほとんどになります。記載されている量を目安に運動量や太り気味であるかなどを考慮して、エサの量を決めていくとよいといわれています。

係数から計算する方法

年齢や月例、体質などの係数を使用して1日に必要なカロリーを割り出す方法です。次のような式を使用します。

  • 安静時の必要エネルギー=70×(適正体重)の0.75乗
  • 1日の必要エネルギー=安静時の必要エネルギー×ライフステージ係数

ライフステージ係数

  • 4ヶ月まで:3.0
  • 4ヶ月以降体重増加が止まるまで:2.0
  • 避妊・去勢をしている成犬:1.6
  • 避妊・去勢をしていない成犬:1.8
  • 肥満気味の場合:1.2~1.4

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それぞれの体にあわせたエサの適量の見分け方は?

小食な傾向のあるパピヨンですが、与えたエサだけでは足りないとエサやおやつを要求してくる犬もいるようです。エサの量は犬種にあわせてパピヨンだからこれ!というものではなく、それぞれの犬の性格や体調にあわせて見極めていく必要があります。

個体差にあわせたエサの量の見極め方で、1番よいといわれているのが便の硬さを見る方法です。便が柔らかい状態が続く場合は与え過ぎ、逆にポロポロと硬い便が続く場合は少な過ぎだと考えられています。

丁度よい便は硬さが耳たぶくらいの柔らかさで、拾うと便のあとが少し残るくらいがよいといわれています。

便の状態は健康のバロメーターです。食べむらの多いパピヨンの場合は、こまめに便の臭いや硬さ、色を確認しながらエサの量を調節してあげるとよいですね。

月例や年齢によるエサの与え方

小型な犬に人気が集まる傾向のある日本では、犬の体格を大きくしたくないからといって、子犬に対してエサの量を制限してしまうようなことがあると聞きます。

もしも人の子どもにそのようなことをしたらどうなるでしょうか?成長期に必要な食事を与えなかったということで、虐待と取られても仕方がないことですね。犬でも同じことです。

子犬の時期の食事は成犬の食事とは意味合いが異なり、これから生涯に渡って付き合っていくことになる体の土台を作るための食事になります。その時期のエサの量を制限してしまうと、成長を重ねるうちに思わぬ病気にかかることにつながる可能性もあります。

月例や年齢にあわせて適量のエサを正しい与え方で与えることが、健康で長生きをしてもらうためには必要なことなのです。ここでは一般的によく言われている、犬の月齢や年齢にあわせたエサの与え方をご紹介します。

2ヶ月~3ヶ月

このころに子犬を引き取った場合は、急な変化による胃腸障害を起こさないために、量や回数、食べ物の硬さなど基本的に引き取った時と同じようにして与えます。

自宅で出産した子犬の場合は、市販の離乳食やパピー用の高カロリーのフードを与えます。ドライフードの場合はお湯や犬用のミルクでふやかしてあげるようにしましょう。

食事の回数は3回~4回が目安になります。

4ヶ月~7ヶ月

ドライフードの場合は便の様子を見ながら少しずつ硬い状態で食べられるようにしていきましょう。おやつもこの時期から開始します。

食事の回数は2回が目安になります。

8ヶ月ころ

成犬として体ができてきて体重の増加がおさまってきます。成犬用のフードに変えていく時期ですが、いきなり変えてしまうと胃腸障害につながってしまいます。もともと食べているフードに少しずつ混ぜて慣らしていくとよいでしょう。

便の状態が変わらないようなら1週間くらいを目安に切り替えていくとよいようです。

食事の回数は2回が目安になります。

9ヶ月~7歳

できるだけ体重の増減のない状態を保つような食事を心がけます。成犬用のフードを与えていても体重が増えて行ってしまうような場合は、食事量を減らすかダイエット用のローカロリーの物に切り替えましょう。

その際はできればかかりつけの獣医師に相談し、適したフードをアドバイスしてもらうとよいですね。

食事の回数は2回が目安になります。

8歳以降

シニア期に入ってきて消化機能や噛む力が衰えてきます。ドライフードの場合はふやかすなどして柔らかい状態の物を与えるようにしましょう。フードは高タンパク低カロリーのシニア用のフードに切り替えていくとよいでしょう。

食事の回数は2回~3回が目安ですが、歯が抜けたりして1回に多くの量を食べることが難しい場合は、1回の食事量を減らして回数を増やしてあげるようにしましょう。

パピヨン

季節にあわせたエサの与え方は?

食べむら傾向のあるパピヨンの場合は、季節にあわせてエサの与え方を工夫してあげるとよいですね。特に食欲の落ちやすい夏には食べさせる時間帯や、食べさせ方などに工夫をして少しでも食欲を落とさずに乗り切りたいものです。

季節にあわせたエサの与え方は、一般的には次のようにいわれています。

季節もよく食欲が旺盛になる時期です。つい食べ過ぎになってしまう傾向があるので、カロリーを控えめにするとよいようです。

暑さにより食欲が減退しがちな季節です。食事の時間を比較的涼しい朝や晩の時間帯を選んであげるとよいでしょう。

また消化器官が弱りがちなので、ドライフードなどの場合はふやかしてから与えるなどの工夫も必要になります。

夏に消耗した体力を元に戻し寒い冬に向けてたくわえていく必要がある季節です。そのため他の季節に比べてややカロリーの高い食事をするとよいでしょう。

ただし夏のダメージが大きい場合は急にカロリーの高い食事にすると逆効果になることもあります。体調を見ながら食事の内容を決めていきましょう。食欲が戻らない、下痢が続いてしまうなど、夏の疲れがなかなか抜けないような場合は早めにかかりつけの獣医師に相談しましょう。

抵抗力をあげ風邪や寒さに対抗できる体作りが必要な季節です。カロリーはやや高めでよいでしょう。

ただし寒さに備えて皮下脂肪を貯めて行く時期でもありますので、定期的に体重を測定し増加しすぎないように注意しながら与えるようにしましょう。

エサを食べない時の対処法は?

さまざまな工夫をしてもなかなか食べてもらえないと、飼い主としては不安になってしまいますね。ではエサを食べない時にはどうしたらよいのでしょうか?まず犬がエサを食べない理由について考えみましょう。

  • ストレスによる食欲不振
  • 運動不足
  • わがままや食べ物の好き嫌いによるエサのえり好み
  • 夏バテなどの体調不良による食欲不振
  • 誤飲や歯の疾患、内臓疾患などの病気が原因の食欲不振

これらの理由をふまえて食べない時の対処法としていわれていることは次のとおりになります。

  • エサを与える時間を決め食べていなくても時間が来たら下げることを、犬が食べ始まるようになるまで根気よく続ける。
  • ヨーグルトやチーズ、鳥のささみ、生野菜などをトッピングしてあげる
  • ドライフードの場合はお湯や犬用ミルクなどでふやかしてから与える
  • 散歩の時間を長くするなど運動量を増やす
  • ドッグフードを変えてみる
  • 少しでも食べたら褒めてあげて食べることへの意欲が増すようにしてあげる

犬は2日~3日は食事をしなくても大丈夫だといわれています。まずはおやつをやめてエサを決まった時間に与えてみましょう。食べないエサを下げるのは心配ですし、もったいない気持ちもすると思いますが、しばらくは犬の様子を見ながら根気強く続けてみるとよいでしょう。

ある程度根気強く食べるように促してもエサを食べてくれない場合は、市販のエサを諦めて手作りのエサに切り替えてしまうのも1つの方法のようです。

ただし食欲がなく体力が落ちていってしまうような場合や、体重の減少が激しいような場合は病気である可能性が高くなります。また胃液を吐くような場合も吐いた物の状態や色によっては危険な場合もありますので、早めに獣医師に相談をするとよいでしょう。

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おやつもエサの1つと考えてみては?

おやつをやめてエサを食べていなくても下げるようにしても、なかなか食い付きがよくならないこともありますね。なかには嫌いなエサは胃液を吐いても絶対に食べないという頑固者もいるようです。

確かに市販されているおやつは栄養を補強するためのものというよりは、ご褒美の時に喜んで食べてもらうためのものが多いですね。そのようなおやつをエサ代わりに与えることは、体のためによいことではありません。

そこでおやつをエサの1部と考えて市販のおやつではなく、エサを食べない分の栄養を補うようなものを与えるようにしてはいかがでしょうか?

食い付きのよかったエサを少量ずつ与えたり、茹でた野菜や生肉などを与えて、おやつも含めて1日に必要なカロリーや栄養素を摂ってくれればよいと考えれば、エサを食べないことで感じるストレスを緩和することができますね。

飼い主がストレスを感じていると、犬にも自然と飼い主のストレスが伝わってしまうものです。そのため余計にエサを食べることにストレスを感じでしまい、悪循環になってしまっている場合もあるようです。食べることが楽しいことになってくると、自然と自分にあったペースでエサを食べるようになってくれるかもしれませんよ。

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