2017年5月16日更新

【動物看護師が解説】ミニチュアダックスフンドにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

長年根強い人気を誇るミニチュアダックスフンド(以下、ダックス)。近所をお散歩している犬たちを見ると、必ずと言っても良いほど目にする犬種であるでしょう。性格は陽気で人懐こく、しつけもしやすい犬種であるため様々な世代から愛されています。ダックスの被毛には種類があり、毛色も様々です。果たして、トリミングや日々の被毛の手入れはどのくらい必要なのでしょうか?

 

被毛の種類は3種類

ダックスの被毛は大きく分けて、スムースコート(短毛)、ロングコート(長毛)、ワイヤーコートの3種類に分けられます。

ダックスは元々トリミングを必要としない犬種であり、ある程度決まった毛の長さになるとそれ以上伸びないような毛質をしています。スムースの場合は特に、邪魔になるほど被毛が伸びることはないのでトリミングは必要ないと言えるでしょう。また、日々のブラッシングも必要ないわけではありませんが、毎日やらなくても大丈夫です。では、ロングとワイヤーはどうなのでしょうか?

ロングの場合は?

ロングの場合であっても、被毛が伸び続けるということはなく、ある程度伸びれば止まります。

しかし、ロングというだけあって、お腹の毛が地面についてしまったり、尻尾の毛が排泄や散歩で汚れてしまうなどの困った点もあります。被毛の長さも個体で異なるため、耳の毛が長くなったり、胸の毛が豊富で長かったり、かと思えば本当にロングなのだろうか?と疑問に思う程まとまりよく被毛が伸びる個体もいます。

トリミングは必要?


上記にもあるように、ダックスはトリミングを必要とする犬種ではありません

生活の邪魔になる場合や、真夏で少しでも涼しくしてあげたい、と飼い主さんが感じる場合はトリミングをしても構いません。全身丸刈りのような形で被毛を短くすることもできますし、邪魔になっている尻尾の毛や耳の毛、お腹の毛だけを短くするなど部分的にトリミングすることもできます。

しかし、特にバリカンがそうですが、全部刈り取ってしまうと毛質が柔らかくなったり、毛色が薄くなったりと、元通りにならなくなってしまうこともありますので注意しましょう。

日々の手入れはどのくらい必要?

被毛が長ければ、自宅でのケアも当然必要になってきます。耳の後ろや内股、脇の下の被毛が柔らかい個体が多いので、その部分だけでも毎日ブラッシングしてあげましょう。お腹の毛も長いようであれば、散歩後は毎日部分シャンプーかドライシャンプーで清拭するなど汚れも取り除いてあげましょう。

ダックスは行動的な性格の個体が多いため、身体が擦れる部分はよく毛玉ができますので注意して観察してあげてください。

 

ワイヤーの場合は?

ワイヤーは固い針金のような毛質が特徴です。ロングと同じように、とめどなく伸び続けるわけではありません。被毛の量や質も個体差があり、一番個性がでる毛質であるといえるかもしれません。

トリミングの必要性は?手入れは?

ワイヤーの場合は、毛質を更に固く、強くするために毛をわざと抜き取ることがあります。この作業がトリミングの1つとなるので、飼い主さんがこれを望むのであれば定期的なトリミングが必要といえるでしょう。特に毛質を変える必要がないと感じている場合は、ロングと同じように必要に応じたトリミングが必要です。

日々のケアもロングと同じように、毛玉ができないように部分的でも良いので定期的に自宅でブラッシングしてあげると良いでしょう。

それぞれに応じた対応が必要

どれだけ被毛が長く伸びても、散歩や排泄で汚れても、きちんと自宅でケアをすればトリミングをする必要もなく、より自然な形のままにできるのでそれを好む飼い主さんもいるでしょう。毎日細かいケアが面倒であれば、トリミングをして手間を減らすこともできます。それぞれ飼い主さんの性格と、飼い犬の毛質、長さで、自分たちに合った対応をするのが良いでしょう

どちらが正解ということはありませんので、ダックスの飼い主同士毎日の行いがちがくても気にしなくて大丈夫です。

 
 

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