2016年11月27日更新

【動物看護師が解説】フレンチブルドッグにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

大きな耳と真っ直ぐ長く伸びた四肢が特徴のフレンチブルドッグ。短頭種の中では鼻が高い方と言われていて、顔のシワも少なく、パグなど特有のイビキのような息遣いも少ないとされています。非常に利口で人懐こく、あまり吠えないのもこの犬種の特徴です。被毛も短いので手入れが楽そうに思えますが、実際はどうなのでしょうか?

トリミングは必要ない

フレブルは元々短毛で、毛量もそれほどないので、トリミングに通う必要はありません。夏場であっても、見た目からして暑苦しく思う程の被毛ではないのでサマーカットなども必要ありません。

換毛期も存在しますが、動く度に抜け毛が舞うほどは抜け落ちないため、一年を通してサロンに特別通う必要もなく、被毛のケアに関してはとても楽な犬種です。ただし、抜け毛が全くないわけではなく、生活していればそれなりにハラハラと落ちてくるので、部屋の掃除が必要になることは覚悟しておきましょう。

シャンプーは頻繁に

フレブルの多くは、脂性肌であり、シャンプーして数日経つとお腹や脇の下、内股などがペタペタとくっつくような肌触りになります。犬も当然毎日皮脂が出ているわけですから、それを洗い落さない限り綺麗にはなりません。

皮脂汚れを放っておくと、炎症の原因になったり、ゴミがつきやすくなったりして毛穴詰まりを起こしやすくなります。個体差もありますが、皮脂分泌が盛んだと感じる場合はシャンプーを通常よりも多めに行いましょう。普段は大丈夫であっても、梅雨の時期や夏などは湿気が多く更に汚れが溜まりやすくなるので、脇の下などに触れたり、匂いを嗅いだりして皮脂が酸化したような臭いが少しでもしたらシャンプーを行うようにしましょう。自宅でシャンプーが行えない場合は、トリミングサロンでシャンプーをしてもらいましょう。

顔のシワにも注意

フレブルは他の短頭種と比べると、顔周りのシワはすっきりとしていますが、それでもシワの間は通気が悪く、皮膚炎を引き起こしやすい場所になります。

常に皮膚と皮膚がくっついて閉じている箇所なので、毎日のケアが非常に大切になります。清潔なコットンに水を含ませて、シワをなぞるように清拭しましょう。あまりゴシゴシとこする必要はありません。シワを伸ばしてみて、皮膚が赤くなっているようであれば炎症を起こしているサインなので、かかりつけの動物病院へ受診しましょう。清拭用の消毒液などが出される場合がありますので、毎日丁寧に行いましょう。眼と近い場所にシワがあるので、コットンの端で角膜を傷つけないように注意が必要です。

被毛などの手入れには手間がかかりませんが、顔のシワやシャンプーは他の犬種よりも行う作業が多いことを覚えておきましょう。顔のケアは面倒であっても、毎日行う事をおすすめします。一度ひどい炎症を起こしてしまうと皮膚と皮膚がくっついてしまったり、皮膚が腫れあがって、いつもの顔には戻らなくなってしまうことがありますので、丁寧にケアしてあげてください。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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