2016年8月25日更新

【獣医師が解説】生後1ヶ月までの子猫で動物病院の受診が必要となる症状一覧

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子猫を保護したら、まずはできればその足で、それが難しくてもその日のうちには動物病院を受診して、必要な検査や処置を受けなくてはなりません。その後、自宅で子猫を育てているうちに、子猫の様子がおかしい、いつもと違うと感じることがでてくるかもしれません。

子猫の状態がおかしいと感じたら、できるだけはやく動物病院を受診することが勧められます。しかし、実際にどのような症状のときに受診した方がよいのか、悩んでしまうこともあるでしょう。ここでは、子猫を連れて動物病院を受診した方がよい状態について、「大至急(一刻を争う事態)」、「できるだけ早く(できればその日のうちに、遅くても24時間以内には)」の2つにわけてまとめてみます。

 

大至急(一刻を争う事態)

救急車 獣医師

子猫の状態が深刻である可能性が高く、子猫の命をまもるために大至急動物病院を受診した方がよい状態です。最寄りの動物病院が休診時間や休診日にあたって受診が難しいような場合、他の動物病院を探すか、可能であれば救急動物病院を受診することをお勧めします。動物病院が急患へと対応する準備をしておくことができるように、子猫の状況と到着までにかかる時間を事前に動物病院へ伝えておくとよいでしょう。

  • ぐったりしている
  • 全く動こうとしない
  • 呼吸が弱々しい
  • 意識が朦朧としている
  • 保温しているにも関わらず、体温が上がらない
  • 舌の色が白っぽい
  • 舌の色が紫色っぽい
  • 口を開けて苦しそうな呼吸をしている
  • どこからか出血している
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 排尿しない
  • 痙攣している

できるだけ早く(できれば数時間のうち、もしくはその日のうちに。遅くても24時間以内には)

獣医師 注意

一刻を争う事態とまではいえなくても、子猫に何かしらの健康問題がある可能性が高い状態です。可能であれば数時間のうち、もしくはその日のうちに、遅くとも24時間以内には動物病院を受診しておきたい状況といえます。以下に挙げたような状態であっても、時間の経過とともに子猫の状態が悪化していくこともあります。

子猫の様子をこまめに観察してあげて、できるだけ早く動物病院を受診してください。特に、子猫が半日以上何も口にしていないような場合は、時間が経てば経つほど子猫の状態が悪化していくことが考えられます。動く元気があった子猫であっても、数時間のうちに子猫の様子が深刻な状態になることもありますので、可能な限り早く動物病院を受診することをお勧めします。

  • 半日何も口にしていない(ただし、子猫に動き回る元気はある)
  • ミルクを飲まない
  • 子猫の体重が増加していない
  • 下痢をした
  • 便に血が混ざっていた
  • 嘔吐した
  • 寄生虫を見つけた
  • うまく排泄させられない
  • 体を痒がる
  • 目や鼻、耳を痒がる
  • 耳垢が極端に多い
  • 目やにや鼻水、くしゃみ、咳が急に増えた
  • 目が開かない
  • 便秘が続いてお腹が張っている
  • ミルクを飲まなくなった、飲む量が極端に少なくなった
 

子猫は突然体調不良を起こすことも。こまめなチェックをこころがけて。

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子猫を育てている中で、子猫にいつもと違う様子が見られたり、子猫に元気がない、何かおかしいと感じたりしたら、できるだけ早く動物病院での診察を受けましょう。順調に育っていると思っていた子猫であっても、ある日突然、体調不良を起こすこともあります。また、体力や免疫力に余裕のない子猫の場合、様子を見ているうちに子猫の状態が急変してしまうこともあります。こまめに子猫の様子をチェックするようにして、状態がどんどん悪くなる前に必ず動物病院に連れて行ってあげてください。また、今回挙げた症状以外にも、子猫の症状について気になることがあるようならば、決してそのままにせず、動物病院を受診することをお勧めします。

 
 

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