2016年11月26日更新

【動物看護師が解説】ボーダーコリーにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

頭が非常によく、繊細な精神の持ち主なので飼い主さんと強固な信頼関係を持つボーダーコリー。初心者ではしつけが難しいと言われるほど、隙がなく、判断力があるので、飼い主さんも犬を飼うことについてそれなりの自信が無ければ、上手に共存することは難しいでしょう。そんなボーダーコリーは、被毛のケアはどのくらい必要になってくるのでしょうか。

 

被毛の種類は2種類

ボーダーコリーの被毛は、短毛のスムースタイプ、長毛でウェーブがかかったラフタイプの2種類に分けられます。スムースタイプはトリミングやブラッシングは必要ありませんが、ラフタイプの場合は定期的な手入れが必要になります。また、上毛と下毛をもつダブルコートなので、抜け毛が激しくなる換毛期にはブラッシングが必須となります。

基本的にはトリミングは必要ない

ラフタイプの場合であっても、トリミングは必要ありません。しかし、換毛期の抜け毛対策や、夏の暑さ対策で、全身丸刈りにしたり短く整えたりする飼い主さんもいるので、絶対にトリミングをしてはいけない犬種というわけではありません。特に換毛期はトリミングしておいたほうがブラッシングの手間も省け、非常に楽になるでしょう。

1つ頭に入れておくべきなのは、ボーダーコリーやシェルティーなどの一部の犬種は、一度バリカンを入れてしまうと毛質が細くて柔らかい毛に変わってしまったり、元どおりに生えるまでにかなりの時間がかかったり、ひどい場合は新しい毛が生えてこなくなったりすることがあるので、よく考えてからトリミングをしましょう。残念ながら、やってみないと結果がわからないのでプロに見てもらっても判断は難しいでしょう。対策としては、いきなり全身の毛を刈り取るのではなく、お腹の毛だけなど目立たないところをトリミングして、毛の生えや伸びが遅かったりするようであれば注意が必要です。

 

レーキングで掃除も楽に

サマーカットはしたくないけれど、ブラッシングを毎日やるのも大変…、と感じている飼い主さんは、トリミングサロンでレーキングという作業をしてもらうのが良いでしょう。

レーキングは、上毛を傷つけずに下毛を除去することができるので、換毛期の抜け毛が少なくなります。完璧とまではいきませんが、やるとやらないとでは大きな差があります。換毛期の間だけでもレーキングに通えば、掃除や被毛のケアも省けて、非常に楽になるでしょう。もちろん自宅で毎日根気よくブラッシングをすれば、お金もかからずレーキングと同じ効果を得ることができるので、ブラッシングが酷でなければ愛犬とのスキンシップのついでに行ってみてくださいね。