2016年11月28日更新

【動物看護師が解説】ペキニーズにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

短頭種の中でも特にエレガントな雰囲気を醸し出すペキニーズ。胴長短足で、モコモコと伸びた綺麗な被毛。大きな瞳に愛らしい笑顔は、1度見てしまえば虜になってしまうでしょう。冬は暖かそうで良いのですが、夏は暑くて可哀想と思うほどの毛量がありますが、トリミングや自宅でのケアはどの程度行えばよいのでしょうか?

トリミングは必要ない

明らかに定期的なトリミングが必要そうな外見ですが、実はトリミングはしない犬種です。

トリミングをしない犬種だと言っても、胸毛を整えたり、四肢の飾り毛、足先の無駄な毛を整え手を加えることがほとんどですが、ペキニーズはこれらも全く行わないのが本来の形です。ペキニーズは本当にどこにもハサミを入れないのが本来の姿で、現在もその姿が受け継がれています。ペキニーズの飼い主さんはほとんど短くカットするようなことはせずに、ありのままの姿で生活しています。

手を加えないが故の苦労も

ペキニーズはありのままの姿が美しいとされていますが、足の毛は伸び放題、お腹や尾の毛も散歩で引きずるほどになってしまいます。そうなるとやはり、排泄や散歩、食事の際は不便なので、見た目よりも生活のしやすさを優先して、部分的にトリミングする飼い主さんもいらっしゃいます。

汚れたまま放置しておくと、皮膚が炎症を起こすこともあり、完治させるためには体全体をバリカンで刈らなくてはならないようになってしまうので、皮膚の状態はいつも観察しておくのがよいでしょう。特に梅雨や夏など、湿気の多い時期は通気が悪く、皮膚病になりやすいので注意しましょう。

毎日のブラッシングは必須

毛量がかなりあり、長さもあるので、自宅でのブラッシングは必須です。特に耳の後ろ、脇の下、内股は毛玉ができやすいので、きちんと皮膚を確認しながら毛をかき分けてブラッシングをしてください。

表面だけを撫でるようにブラッシングしても、意味はありません。利き手でない方の手で、毛を逆立てて皮膚を確認し、利き手で毛先から順にブラッシングするのが良いです。きちんと内側までブラシのピンが通っていないと、ゴミや抜け毛もうまく取れませんし、毛もつれも解消できないのでしっかりと行いましょう。

顔周りの毛はあまり長くありませんが、耳の毛をブラッシングするときは目を傷つけてしまわないように注意してくださいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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