2016年11月30日更新

【動物看護師が解説】ミニチュアピンシャーにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

小さい体ながら、筋肉質でキリッとした顔が特徴のミニチュアピンシャー。まるでドーベルマンを思わせるかのようなその姿は、大型犬を飼うことのできない飼い主さんにとっては、非常に魅力的な犬種です。性格も従順で、勇敢、個体によっては寂しがりで臆病なこともありますが、そんな拍子抜けするような弱々しい姿も可愛らしく感じるでしょう。ミニチュアピンシャーを飼うには、トリミングや自宅での被毛のケアはどのくらい必要なのでしょうか?

 

トリミングは必要ない

ミニチュアピンシャーは、被毛が短く、それ以上伸びることはないためトリミングは必要ありません。むしろ冬場は寒々しく思えるほど毛量が少ないので、夏場であってもサマーカットなどをする必要はありません。一年を通してトリミングにお世話になることは、健康である限りないでしょう。

毛量が少ないので、抜け毛もほぼないと思われがちですが、短い毛がハラハラとよく落ちます。抜け毛を処理するためにブラッシングなどをするほどではありませんが、床に抜け落ちる量はなかなかなので部屋の掃除の手間はかかることは覚悟しておきましょう。

冬場は洋服で防寒を

ミニチュアピンシャーは、筋肉質でたくましい個体もいれば、細々として軟弱そうな個体もいます。生活環境により、筋肉がつきやすかったりそうでなかったり、差があるのは当たり前のことです。しかし、筋肉があまりついていないのも悪いことではありませんが、その場合冬場はかなり寒がることがあるでしょう。外出をするとブルブルと震えて可哀想になるくらい、寒がる個体もいるので、防寒用の洋服を最低1着は用意しておきましょう

普段から洋服に着慣れていなくて嫌がるのであれば無理に着せることはありませんが、着ても気にならずに歩いたりできるのであれば是非着せてあげてください。

 

シャンプーは定期的に

トリミングをしないとなると、シャンプーも怠りがちですが、シャンプーだけは月に1度程度、定期的に行いましょう

目視では汚れていなくても、実は皮脂や排泄物で汚れています。汚れをそのままにしておくと、皮膚炎の原因にもなりますので、忘れずに定期的に行ってください。中には脂性肌や乾燥肌がいて、頻度はそれぞれ違くなってくると思いますが、愛犬がどんな肌でどれくらいの頻度でシャンプーを行えばよいのかわからない場合は、かかりつけの動物病院かトリミングサロンで相談をしてみましょう。夏と冬で、効能の違うシャンプーを使ったり、皮膚をすこやかに保つためのヒントが受け取れるはずです。

大人しい性格であれば、自宅でもシャンプーができると思いますが、それでも3ヶ月に1度程度はきちんとプロに皮膚を見てもらうことをお勧めします。飼い主さんでは気づかなかった皮膚の病変や、その他の疾患が見つかることもありますので、是非時々トリミングサロンや動物病院に連れて行ってみて下さいね。