2016年12月6日更新

【動物看護師が解説】プードルにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

毛をカットして形を作るトリミング犬種の代表格、プードル。なぜ、トリミングが必要なのか、普段どんな被毛の手入れが必要なのでしょうか?今回はプードルの被毛についてお話しします。

プードルの被毛の特徴は?

プードルの被毛といえば、特徴的な”巻き毛”ですよね。巻き毛であることで、シャンプーしたてや、トリミング直後は手触りがよく、ボリュームもあり、とても可愛く見えるものですが、実は何の手入れをしないでいると大変なことになってしまう原因でもあるのです。

また、シングルコート(上毛のみ)で激しい換毛期がないため、抜け毛が一年中少なく済み、家の掃除もとても楽になります。

毛色は様々

プードルというと、最初に思い浮かぶ毛色は何色でしょうか?茶色や白が一般的と思いますが、他にもシルバーや黒などの毛色も存在します。(正式には、アプリコット、レッドなどと呼び名があります)

濃い茶色や黒などの、色の濃い犬種であればあまり気になることはありませんが、白などの淡い色のプードルは、涙やけと呼ばれる涙の線のようなものに注意する必要があります。目頭から口角に向かって出来る黒い線のことを言いますが、1番に目に入る顔の中心部分にできてしまうため、涙を拭き取る、色がついてしまったらその毛をカットして取り除くなどのこまめなケアが必要になります。

トリミングの必要性は?

プードルにトリミングは不可欠です。

若い頃から、老犬になるまでトリミングをしなくてはなりません。なぜなら、プードルの被毛は放っておけば永遠に伸び続けるので、放置すると毛は伸び放題になり、巻き毛が絡まり、全身が毛玉のようになってしまいます

トリミングはお金がかかることではありますが、節約のために毎回限界と思われるところまで伸ばすのは良いとは言えません。個体によっては、脂性体質である場合がありますので毛の密度が高くなると皮膚炎を起こす可能性もあります。プードルを買うのであれば、継続的かつ、短期間でのトリミングができる経済力がなければ買うことは難しいでしょう。

日頃の手入れは?

定期的にトリミングに通っていたとしても、日頃から自宅でブラッシングをする必要があります。

人間がパーマをかけた際、濡らすと巻きが強くなり、乾かすと少し巻きが弱くなりますよね。それと同じで、プードルの被毛も湿気や雨、自身の脂などでどんどん巻きが強くなっていきます。

そのまま放置すると毛束になり、ワックスで固めたような巻き毛になってしまいます。この状態だと毛玉ができやすく、良い状態とは言えません。こうならないためには、毎日一部分ずつでも良いのでブラッシングをして、巻きを伸ばし、絡まるのを防ぐ必要があります。

細かいケアが必要

プードルは丸々していてとても可愛い犬種ではありますが、被毛に関しては細かいケアが日頃から必要になります。ブラッシングなどの手間が苦にならず、トリミングにかける経済力があれば、非常に飼いやすくしつけやすい犬種であるといえるでしょう。まだ買おうか悩んでいる方は、今一度プードルの被毛の手入れが継続してできるかどうか考えてみて下さいね。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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