2016年10月22日更新

パグのチャームポイント!顔のしわを綺麗に保つシャンプー方法

パグといえば顔に刻まれた深いしわですね。ちょっと困ったような顔にも、おどけているような顔にも見える、表情豊かなしわくちゃ顔は何といってもパグのチャームポイントです!そんなチャームポイントのしわですがケアをさぼると臭いの原因になってしまうことも。今回はそんなパグのシャンプー方法について調べてみました。

パグの毛質は?

シャンプーの方法をご紹介する前に、パグの毛質を理解しておきましょう。

スムースコートと呼ばれる短毛の犬種の多くはやや硬いチクチクとした毛質をしていることが多いのですが、パグの毛はとても柔らかく滑らかな毛質をしています。ダブルコートと呼ばれる保温の役目を果たす下毛とやや毛足の長い上毛の2重の構造になっています。

ダブルコートの犬種はシングルコートの犬種よりも抜け毛が多く、春から夏と秋から冬にかけての換毛期にはブラッシングをするとブラシにたっぷりと抜け毛が取れるような状態になります。

ダブルコートの犬種の場合はこの死毛となった下毛をしっかりと取り除いておかないと、カビや菌、寄生虫の温床になり皮膚病につながってしまうこともあります。特にパグのチャームポイントでもある顔や体のしわですが、抜け毛や皮脂、汗などが溜まりやすく風通しも悪いので、お手入れを怠ると臭いや皮膚病の原因になってしまいます。

犬を飼う時には被毛をきれいな状態で保つだけでなく皮膚の健康を守るためにも正しい皮膚と被毛のケアは不可欠なものです。パグの場合は顔や体のしわの間にも注意しながら、ブラッシングやシャンプーなど日々のケアをしっかりとおこなう必要があります。

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パグは皮膚病にも注意が必要

前にも書いた通り顔や体にしわの多いパグの場合は、しわの間に抜け毛や汚れたまりやすく、また寄生虫も入り込みやすいため皮膚病には注意が必要な犬種です。1度しわの間が皮膚病にかかってしまうと、摩擦がおおい場所のためになかなか完治が難しいという特徴があるようです。

できれば病気にかかる前にシャンプーなどの日々のケアで予防してあげたいところです。

もしも病気の兆候があらわれた場合には早めに見つけてあげることも大切です。パグがかかりやすいといわれている皮膚病を理解しておき、皮膚病の兆候がないか確認しながらシャンプーをしてあげるとよいですね。

アレルギー性皮膚炎

ハウスダストや、ダニ、花粉などのアレルゲンが肌についたり、呼吸とともに吸い込んだりすることで発症する皮膚炎です。強いかゆみがあり赤みのある湿疹がひろがります。ひどくなると脱毛などの症状が現れます。

同じ部分をしつこく引っ掻く、体を壁や柱、家具にこすり付ける、足先などをなめたり噛んだりするなどの行動がみられたらアレルギー性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎・マラセチア皮膚炎

マラセチア属の酵母によって引き起こされる皮膚炎の事です。犬の外耳道、肛門嚢、指の間、唇、皮膚粘膜に常駐している酵母で、はっきりとはわかっていませんが過剰な脂質の分泌や、宿主である犬の免疫力の低下などが原因で発症します。

皮膚のべとつきやフケの増加、発疹などの症状が現れます。また外耳道にも存在するので外耳炎の原因になることもあります。免疫力の低下で発症することが考えられるので、脂漏性皮膚炎を発症した場合は他の病気からの併発の可能性があります。

触ると被毛がべとつく、フケが多くなった、臭いが強くなったなどの症状がみられて場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。

膿皮症

皮膚の上で菌が異常繁殖することで化膿し膿を排出している状態をいいます。表皮、真皮、皮下組織のどの個所でも発症する可能性があります。90%が犬と共生しているブドウ球菌が、皮膚の細菌バランスの崩れによって引き起こす病気です。脂漏症と同様で細菌のバランスを崩す原因となった病気により併発している可能性があります。

アラカス症・毛包虫症

イヌニキビダニという寄生虫が犬の皮膚に入り込み、大量に寄生することで発症する病気です。母乳からの感染が多く1歳未満の仔犬の発症が多い病気ですが、イヌニキビダニが多く寄生しているものに触れた場合も感染することがあり、成犬や免疫力が低下した老犬でも発症することがあります。

症状としては抜け毛や皮膚のかゆみが生じ、症状が進行するとフケやかさぶた、皮膚の化膿や出血が起こります。

発症した場合の治療方法はダニの駆除薬の投与や、ダニの駆除効果のある薬浴及びシャンプーでイヌニキビダニの駆除をおこないます。また免疫力の低下などが原因である可能性があるので、食事療法や運動療法などの体質改善が必要な場合があります。

皮膚病の症状が現れると今までは綺麗に保てていたケアをしてあげても、臭いが強くなったり被毛の状態が悪くなったりします。

しかし臭いが強くなったからといってシャンプーの回数を増やしてしまうと、皮膚炎の症状がある場合は逆に悪化させてしまう可能性があるのです。いつもと同じケアをしているのに臭いや被毛の状態が保てないような場合は、シャンプーの回数やシャンプー剤を変える前に、早めにかかりつけの獣医師に相談することが大切です。

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シャンプーの仕方

皮膚病や臭いを予防するためには常に皮膚の状態を清潔に保っておく必要がありますね。そのためには定期的なシャンプーは必要不可欠なものです。

2ヶ月に1度くらいはプロのトリマーの方にシャンプーしていただくとよいと思いますが、毎回では経済的に負担が大きくなってしまいますね。できれば自宅でもパグに負担がかからないように綺麗にしてあげたいものです。

自宅でおこなうシャンプーの手順は次のようにするとよいようです。

ブラッシング

シャンプーをする前にはしっかりと抜け毛を取り除くためにブラッシングをします。

パグのような短毛の犬種のブラッシングには、ラバーブラシとイノシシや豚、馬などの毛を使用して作られた獣毛ブラシが効果的です。

背中やお腹などは毛の流れに逆らうように、頭部や顔をしわの間は毛の流れに沿うように毎日5分くらいブラッシングをしてあげましょう。パグは皮膚が弱い犬も多いので、強くこすらないように注意が必要です。またしわの間の抜け毛や汚れが残らないように、しわはしっかりと伸ばしてからブラッシングしましょう。

シャワー

シャワーの前に肛門腺を絞ります。尻尾を持ち上げて肛門の斜め下をつまんでしぼり上げます。臭い液体が出ますので洗い流してあげましょう。

使用するお湯はややぬるめの(36℃~38℃)に設定しておきます。毛の表面だけでなく皮膚までしっかりとお湯を行きわたらせるために、シャワーヘッドを体に密着させて滑らせるようにシャワーをするとよいようです。

シャワーを怖がる犬の場合は顔から遠いお尻や足元の部分から徐々に前へと濡らしていきましょう。慣れている犬の場合は頭部から順に前から後ろ上から下へ流していきます。

シャンプー

シャンプーに慣れていない犬の場合はお尻から順に後から前へ上から下への順に洗って行きます。シャンプーに慣れて怖がらない場合は顔から順に前から後ろへ上から下への順位で洗って行くとよいでしょう。しわの間は特に注意が必要です。しっかりとひだをのばして洗ってあげましょう。

使用しているシャンプー剤が希釈が必要なものの場合は、シャンプーの前にぬるま湯などで希釈をして用意しておきましょう。

すすぎはできれば頭部の高い位置から流すとすすぎ残しが少ないのですが、嫌がるような場合はお尻から順に流していっても大丈夫です。指の間やしわの間などの細かい部分にシャンプーが残らないように注意します。

リンス・コンディショナー

リンスもしくはコンディショナーを体全体に馴染ませていきます。

できれば頭部の高い位置から流していくと自然と体全体に広がっていくのですが。慣れていなくて怖がるような場合はお尻から順に手で流していってあげましょう。

全体に馴染んで来たら手でもむように毛に馴染ませていきます。

最期に毛の流れに沿ってすすいでいきますが、これも怖がる場合は顔から遠いお尻から順にすすいでも大丈夫です。足の裏や指の間、しわの間などはコンディショナーがたまりやすいので注意しましょう。

ドライヤー

シャンプーをした後は自然乾燥させずにドライヤーを使用してしっかりと乾かしていきます。給水タオルで水分をとったあと、バスタオルを使用して全体を拭いていきます。あまりこすらないのがコツのようです。しわの間は生乾きになりやすいので、しっかりと拭き取るようにしましょう。

犬の皮膚は人の皮膚よりもはるかに薄いので、ドライヤーをあてる時はやけどに注意が必要です。温風を使用する場合は犬から離して手で温度を確認しながらあてていきましょう。

パグは大きくやや出っ張った目をしているので、顔を乾かす際は目に直接ドライヤーの温風が当たると火傷してしまうことがあります。できるだけ上の方から直接目に風が入らないように注意しながら乾かしましょう。心配な場合はドライヤーの冷風を使用して乾かしても大丈夫です。

最後にラバーブラシや獣毛ブラシで被毛を梳いて艶をあげて仕上げます。

シャンプーの際の注意点

パグはやや上向きの鼻をしているため、鼻に水が入りやすいので注意しましょう。濡れたスポンジなどを使用して顔や頭部を濡らしてあげると目や鼻、耳に水を入れてしまう心配がなく、しわの間もしっかりと濡らすことができるので便利です。

パグにおすすめのシャンプーは?

臭いが心配なパグですが、皮膚が弱いところがあるので消臭のことだけを考えて強いシャンプー剤を使用することはおすすめできません。できれば肌に優しくほんのりとよい香りがするようなシャンプーを使ってあげたいですね。

ここでは人気の高い犬用のシャンプーをいくつかご紹介します。

ノバルサン

アメリカで開発された信頼ある薬用シャンプーです。殺菌作用の高いクロルヘキシジンを配合しており皮膚や被毛の殺菌効果があり、膿皮症、真菌症などの皮膚炎に有効だといわれています。また低刺激なので子犬でも使用できます。(皮膚炎を患っている犬に使用する場合は、必ずかかりつけの獣医師の指導の下で使用してください。)

APDC

オーストラリアの植物科学者と共同開発された、植物が本来持っている力を最大限に引き出したシリーズになっています。100%無農薬のティーツリーを主成分に、ユーカリ、シトロネラなど厳選された複数のハーブを使用しています。

ラファンシーズ

犬のスタイルや皮膚の状態にあわせて選ぶことができるようになっています。トリミングサロンなどでも多く使用されているシャンプーで、高品質のシャンプーとして定評の高い物になります。

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適切なシャンプーの頻度は?

パグの被毛や皮膚を清潔に保つためには月に1回~2回、夏場は汗や皮脂の分泌が増えるので月に2回~3回の頻度が丁度よいといわれています。

脂漏症などが心配だからといって回数を増やしてしまうと、皮膚や被毛をほごするために必要な皮脂まで落としてしまい、かえってダメージを与えてしまうことになるので注意が必要です。

もしも散歩やドッグランなどへ行って汚れがひどくなってしまった場合は、シャンプー剤は使わずにシャワーやお風呂で汚れを流してあげるとよいですね。

パグは耳の掃除も大切

顔のしわとともにパグのチャームポイントでもある小ぶりな垂れ耳ですが、垂れ耳の犬種はどうしても耳の中が蒸れやすく汚れが溜まりやすくなってしまいます。また体質的に皮脂の分泌が多いことから、パグは耳垢が溜まりやすいといわれています。

耳垢は臭いの原因になるだけでなく、外耳炎を引き起こすきっかけになってしまいます。外耳炎は皮膚病と同じで1度かかると治すのに時間がかかる病気です。かかる前に予防するには耳のケアをしっかりとしてあげることが大切です。

シャンプーの時は耳の中に水が入らないように注意すると同時に、シャンプーの後はしっかりと水を拭き取り耳の中を掃除してあげましょう。

耳の中はとてもデリケートなので耳掃除に使用するものは、綿棒やコットン、ガーゼなど柔らかい物を使用して耳の汚れを拭いてあげましょう。奥の汚れは無理に取ると鼓膜を傷めてしまう可能性がありますので、ふき取るのではなく洗浄液を使用して汚れを浮かせて取るようにします。

プロのトリマーの方にシャンプーをお願いすると耳の中までしっかりと洗ってくれます。外耳炎を予防するには定期的にトリミングサロンにシャンプーをお願いするのもよい方法ですね。

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