2016年10月20日更新

日本の風土に合っている丈夫な柴犬におすすめのペット保険は?

日本の天然記念物に指定されている柴犬。日本原産の日本犬種としてもっとも人気の高い犬種ですね。日本の風土にあった体質をしていて丈夫で元気な印象の柴犬ですが、かかりやすい病気などはないのでしょうか?今回は柴犬のかかりやすい病気や医療費の備えにおすすめのペット保険などについて調べてみました。

柴犬のかかりやすい病気とは?

近年では獣医療の発展もあって長く元気でいることができるようになってきました。特に日本の風土にあった体質をしている柴犬は健康的で丈夫な犬が多いようですね。しかしその反面高齢による病気や介護が必要になってきてもいるようです。

ペットの医療費には公的な保険がないため、手術や介護の長期通院など高額な医療費も飼い主が自己負担しなければなりません。そこで注目されているのは任意で入るペット保険です。

ペット保険が注目されるようになってきたことで、さまざまな形式のペット保険商品が販売されるようになり、どの保険に入るのがいいのか悩んでしまう飼い主の方も多いようです。またペット保険は掛け捨ての保険のため、柴犬のような丈夫で長生きの犬種の場合は保険料の支払いに見合った補償を得られるとは限らないという問題もあります。

まず保険のことを考える前に柴犬がかかりやすい病気について理解し、どのように備えるのがよいのかを考えてみましょう。

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アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎

柴犬は原因として遺伝的な要因も考えられるのではないかといわれるほど、「犬アトピー性皮膚炎」にかかりやすい犬種だといわれています。「犬アトピー性皮膚炎」は再発率が高く難治性の皮膚病だといわれていて、長期での投薬が必要になり再発を繰り返すと徐々に重症化する傾向のある難しい病気です。

アレルギーを起こす原因としては食べ物によるもの、ノミやダニなどの寄生虫、ハウスダストや花粉などの環境的な要因が考えられ、それらのアレルゲン(アレルギーを起こす元となる物質)が肌についたり、呼吸とともに吸い込んだりすることで病気が発症します。

症状としては痒がって手足を噛んだり、足でかくと大量のフケが出たりするようになります。重症化していくと脱毛を起こしたり、患部が赤黒くなり皮膚が分厚くなってしまうようなこともあるようです。

治療方法はアレルゲンによって異なりますが、アレルギー性の病気は体質によるものなので完治が難しく長期の通院が必要になります。

膝蓋骨脱臼

後ろ足の膝蓋骨(膝のおさら)が脱臼(ずれたり外れたり)してしまう病気です。骨や筋肉の形成異常で起こるような場合は先天性、高いところから落ちるなどがきっかけで発症する場合は後天性といいます。

症状としてはスキップのような歩き方をする、脱臼した足をかばい3本の足で歩く、つま先立ちのような歩き方をする、膝が腫れている、歩きたがらない、立ち上がりにくそうにするなどがあります。

治療法としては膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を受けるのですが、あまり病気が進行してしまうと骨が変形してしまい、手術に適さない状態になってしまうことがあります。そのため早期発見、早期手術が必要になる病気です。

この病気は手術費用、通院介護の費用は高額になることが多いのですが、保険の補償対象外になっていることがある病気です。ペット保険を選ぶ際には補償内容を確認する必要があります。

僧帽弁閉鎖不全症

心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が変性して閉まらなくなってしまうことで、左心室から左心房への血液が逆流してしまう病気です。若年の犬よりも老齢の犬での発症率が高い病気になっています。

初期の症状はあまりなく健康診断などで発見されることが多いようですが、進行してくると散歩や夜中などに咳が出る、疲れやすい、運動を嫌がるなどの症状がみられるようになります。重度になると肺水腫を引き起こし呼吸困難になることもあるようです。

現在は根治させる治療法がなく症状の緩和と病気の進行を抑えるため、投薬や運動制限、食事療法による体重管理など内科的な治療が主になります。1度発症すると生涯にわたって経過観察や投薬などの治療が必要になる病気です。

目の病気

柴犬は目の病気にかかりやすいことで知られています。柴犬が発症しやすい目の病気は次のとおりです。

乾性結膜炎(犬のドライアイ)

目の表面が乾いて角膜と結膜の炎症が生じた状態です。本来は眼球は薄い涙の膜である涙膜というもので覆われ、乾燥や外からの異物の侵入から守られているのですが、何らかの理由によって涙膜がとぎれてしまい、瞬きによる摩擦などから角膜や結膜が傷ついてしまう病気です。

症状は目やにの増加や結膜からの出血など、角膜炎や結膜炎と似た症状が現れます。

基本的には涙を促進する軟膏などの投薬や点眼によって治療がおこなわれます。投薬による効き目が薄い場合は外科的な治療が必要になる場合もあります。

白内障

眼球内にある水晶体が白く濁った状態になる病気です。水晶体の濁りによって光が遮られ灰色から黒の点が現れます。症状としては瞳孔の奥が白く変色して見える、家具などにぶつかりやすくなるなどです。遺伝などが先天的な要因で引き起こされることもありますが、糖尿病、低カルシウム血症、ぶどう膜炎などから併発している可能性があります。

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柴犬におすすめの保険は?

柴犬の場合は比較的丈夫で長生きの傾向がある犬種なので、加齢による保険料の増加と補償のバランスがよい保険がおすすめです。またアレルギー性の病気が多くことでも知られていますので、長期の通院にも備えておきたところですね。

その点を踏まえて考えると次のようなことを考慮して保険を選ぶとよいようです

  • 膝蓋骨脱臼、骨折、白内障などの高額治療が補償内容に入っているもの
  • 皮膚病などの長期通院の必要な病気に備え、通院の補償日数や回数が十分もしくは制限なしのもの
  • 比較的丈夫で長生きな傾向があるので、加齢による保険料の増加と補償のバランスのよいもの

考慮すべき点ふまえて柴犬におすすめの保険を考えてみました。

アニコム損害保険(株)

ペット向け保険の業界大手の実績があり、動物病院との提携件数も多くお会計の窓口でペット保険証を提示するだけで保険を使うことができるのが特徴です。

プランは2つのプランが用意されており、かかった医療費の70%を保険で負担してくれる「ふぁみりぃ70%プラン」と、50%を負担してくれる「ふぁみりぃ50%プラン」になります。

ただし通院・入院の利用回数に制限があるので、長期通院の場合には利用の仕方を考えて使用する必要があります。

GIガーデン少額短期保険・いぬとねこの保険

年間補償額はプランによって決まっていますが、支払い回数の制限や1日当たりの限度額などの制限がないのが特徴です。谷型保険料体系という独特の保険料計算をおこなうので、0歳から3歳までは保険料が下がっていき、3歳から加齢による保険料加算がはじまるのも特徴的です。

プランは保険料はやや高くなりますが入院、通院、手術のすべてを補償してくれ賠償責任特約の付帯も可能な「プラチナ90%プラン」「プラチナ70%プラン」「プラチナ50%プラン」、通院に特化した補償内容で賠償責任特約の付帯も可能な「ゴールド90%プラン」「ゴールド70%プラン」「ゴールド50%プラン」、手術のみを補償する「パール70%プラン(使用回数に制限有)」の7つのプランがあります。それぞれの%は医療費の負担%をあらわしていて、90%プランを選択した場合は医療費の90%を保険で負担してくれます。

PS保険

インターネット販売に特化した保険です。保険料が比較的安いが膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニア、がんなどの治療費も対象となっており、保険料と補償内容のバランスがよい保険となっています。保険金の支払いが平均3.6日と早いのも特徴です。ただしアニコムと同様通院・入院の回数制限があるので、長期通院の場合には利用の仕方を考えて使用する必要があります。

プランは医療費の負担%にあわせて「50%補償プラン」「70%補償プラン」「100%補償プラン」の3つが用意されています。

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具体的に考えておくことが失敗しない鍵!

今回ご紹介した保険は柴犬がかかりやすい病気だけれど、保険の補償外となってしまうことがあるものに対しての補償がしっかりとしていること、加齢による保険料の増加と補償のバランスが取れていることを重視して選ばせていただきました。

柴犬の場合は比較的丈夫で病気知らずに生涯を過ごしてしまう犬も多くいるようです。そんな柴犬ですから幼年の時期から高い保険料を払い続けるのは無意味だという考え方もあるでしょう。

しかし人でも高齢になると何かしら体に問題が起こるように、犬もシニアと呼ばれる時期に入ると多かれ少なかれ体に不調が出てくるものです。その時になって保険に入ろうと思っても年齢制限があって思うような保険に入れないということも起こりえます。

柴犬の場合は先々のことまで考えて保険に加入するのか自分たちで備えておくのかなど、何にどう備えるのかを具体的にしておくことが、失敗しない医療費への備えの鍵になってくるようです。

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