2016年10月20日更新

初心者にはちょっと難しい?ビーグルのしつけについて

スヌーピーのモデル犬にもなったユニークな表情が可愛らしいビーグル。賢くて人懐こくて朗らかで愛嬌たっぷりのビーグルは、しっかりとしつけができれば素晴らしいパートナーになってくれる犬種です。でもそのしつけがなかなか一筋縄ではいかないようです。今回はそんなビーグルのしつけ方について調べてみました。

ビーグルの性格は?

しつけの話しをする前にビーグルがどんな犬なのかをご紹介しましょう。

ビーグルはもともとウサギなどの小動物を狩る猟犬です。小型で走るスピードが遅いため人が徒歩で付いていくことができることなどから、馬を使用できない足場の悪い猟場などで重宝されてきました。

ビーグルの狩りは数頭の群れで獲物の匂いを追って、獲物を見つけると鳴き声で狩猟者の方へと追い込みます。スピードはなくても粘り強く狩猟者が仕留めるまで吠え続け追い続ける猟のスタイルです。ペットとして一般家庭で飼われるようになっても、この猟犬としての本能は健在で犬同士の協調性に長けいて、粘り強く持久力がある性格をしています。

長く人と関わってきた犬種なので人に対してとてもなつきやすく、愛情深く攻撃性も少ない犬種だといわれています。賢く、温厚で、ユーモラスなところがあるので、しっかりとしたしつけができれば子どもの遊び相手としても最適です。

聡明なので人の言葉を理解することはできるのですが、猟犬としての自立心の高さと頑固な面が残っており、納得できないことや怒られていることを理解するまでには時間がかかる傾向があるようです。

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まずは家族上位の関係を築きましょう!

猟犬としての本能を色濃く残しており群れでの協調性を重視する傾向のあるビーグルは、しっかりとした上下関係が築かれた生活環境を好みます。逆に自分がリーダーだと認めることができる相手がいない場合は、自分が上位に立とうとして無駄吠えや咬み付きなどの問題行動を起こすことがあります。

ビーグルに家族が上位で自分が一番下であることを理解させるためには、リーダーである家族が子犬を迎え入れた時から常に一貫した態度でビーグルに接していく必要があります。

そのためにはまず犬を迎え入れる前に家の状況を考えて、トイレの場所やケージの場所など犬の生活スペースを決めておき、迎え入れた時から混乱することなく生活が始められるようにしてあげましょう。

次に犬と生活するための家族のルールを決めます。食事の時のルール、寝る時のルール、留守番をさせる時のルール、散歩の時のルールなど具体的に犬がしていいことと悪いことを家族で統一しておくとよいでしょう。

ただし犬の行動や個性を見ながら必要なルールを追加できるように、あまり細かいルールにはせず、絶対に守らせたいことだけを決めておくようにしましょう。

犬に対する接し方では特に叱り方、褒め方を家族で統一しておくとよいですね。おやつを与えて褒める人と言葉や態度で褒める人が一緒にいると、犬はそれだけで人に順列を付けてしまいがちです。

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無駄吠えには無視が有効的

ビーグルのしつけで1番心配なことは無駄吠えではないでしょうか?猟犬にとっては必要なよく通る大きな声ですが、ペットして自宅で飼う場合にはご近所迷惑になってしまうため、無駄吠えのしつけはしっかりとしたいところですね。

犬が吠えるのは主に自分の縄張りや仲間を守るという意味があります。つまり犬にとって吠えるという行為は家や家族を守るためにしていることなので、悪いことだという認識はありません。そのため無駄吠えをやめさせることは、なかなか難しいしつけになります。

またビーグルに多いのが要求吠えです。飼い主を側に呼び寄せるためであったり、散歩やエサの時間を知らせるために吠えるのが要求吠えといわれるもので、吠えるたびに要求に答えてしまうと上下関係の逆転につながってしまうので断固とした対応が必要になります。

縄張りを主張するための無駄吠えでも要求吠えでも、ビーグルに無駄吠えをやめさせるには無視をすることが1番有効的だといわれています。

飼い主が大好きで甘えん坊なところがあるビーグルにとって、飼い主から無視されることはとても辛いことです。無駄吠えが始まったら犬と目をあわせないように無視をしながら別室へ行ってしまいましょう。飼い主が喜んでくれない、吠えても飼い主はいうことを聞いてくれないとわかると反省して少しずつ吠える回数が減っていくようです。

吠え始めた時に犬が嫌いな手を叩くなどの炸裂音を出して驚かすという方法もあります。吠えると怖いことが起こると認識させることで無駄吠えをなくしていくもので、この方法もビーグルには有効だといわれています。

無視をしてもなかなか収まらないような時は試してみるのもよいのではないでしょうか?

猟犬の本能?咬み癖には注意が必要

ビーグルのしつけでもう1つ気になるのが咬み癖ですね。猟犬として使役されてきた歴史のある犬種に多い傾向ですが、ビーグルも驚いたり興奮したりする時に咬んでしまう傾向があるようです。犬にしてみれば遊びのつもりでも、顎の力の強いビーグルの場合は大きな事故になってしまうことがありますので、しっかりと飼い主がコントロールできるようにしたいところです。

咬み癖を治すためには咬んでよい物と悪い物をはっきりと理解させる必要があります。全ての物を咬んではいけないされてしまうのは、特に遊びたい盛りの子犬にとってはストレスがかかりいうことを聞いてくれません。まず咬んで遊んでもよいおもちゃを用意してあげましょう。

次に遊びながら咬んでもよい物と悪い物を教えてあげます。その際はケガをしないように軍手や厚手の皮手袋などを着用するとよいですね。おもちゃを手に持って咬み付かせながら遊んであげます。その時に手や服に少しでも咬み付いたら「NO」や「ダメ」などの禁止コマンドを言って離しましょう。そのまま遊びを止めてしばらくは吠えても甘えても無視をします。

これを繰り返すことでビーグルは人を咬むと楽しいことが終わってしまうと理解し、段々と飼い主や家族を咬まなくなります。飼い主や家族への咬み癖がおさまったら次に飼い主のコマンドで咬んだり離したりを制御できるようにしてあげるとよいですね。

遊びながら「咬め」「離せ」「まて」をしっかりと教えてあげると、ドッグランなどへも安心して連れて行ってあげることができます。

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頑固なビーグルのしつけは根気が必要

ビーグルは朗らかでとてもポジティブな性格をしているため、叱られてもあまりへこむことがなく「なに?」という態度をとることがあるようです。またややマイペースで頑固な面もあるので、自分が納得できないと理解していてもしない傾向も強いようですね。

そのため他の犬種よりも1つのことを覚えるまでに時間がかかるので、犬を飼うことに慣れていない方にはしつけが難しい犬種だといわれているようです。

ビーグルのしつけは常に冷静に一貫した態度で根気強く接してあげることが大切です。教えたことを失敗してもめげずに、ビーグルのポジティブシンキングを見習って「いつかはできるようになる!」と根気強く教えてあげましょう。

またとても上下関係に敏感な犬種なので、常に家族がビーグルよりも上位であることを理解させておかなければなりません。

特に小さなお子さんがいるご家庭の場合は、子どもの方が上位であることをビーグルに徹底させておかないと思わぬ事故につながってしまう可能性があります。小さなお子さんとビーグルが一緒に過ごす時間は、必ず大人が側にいて目を離さないようにしましょう。そうすればきっとユーモアがあり遊ぶことが大好きなビーグルは、子供にとってよい遊び相手になってくれます。

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