2017年5月17日更新

【動物看護師が解説】ボストンテリアにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

スマートで紳士的な見た目のボストンテリア。体もさほど大きくはなく、かしこく温厚な性格なので様々な世代から愛されている犬種です。ある犬種とよく間違われがちですが、実はきちんと見分けるコツがあるのですよ。見た目からして、被毛のケアは大変そうでないように思えますが、実際はどうなのでしょうか?

見た目で判断できない?

フレンチブルドッグと見た目が良く似ていて、間違われることも多いボストンテリア。繁殖の過程で体型や見た目が崩れてしまっているのが、この2犬種をきちんと見分けることの出来ない要因でもありますが、ボストンテリアは本来耳がとがったような形をしていて、足が長く胴が細い、全体的にスリムな印象を受ける犬種です。色は白黒のみで、体型や耳の形で判断できなくても、白黒以外の毛色をしていればボストンテリアではないと判断することができるでしょう。

トリミングは必要ない

ボストンテリアの被毛はある程度伸びると成長が止まる短毛のため、定期的なトリミングが必要ありません。夏であっても、暑苦しく見えるほどの毛量はないのでサマーカットなどをする必要もないでしょう。

自宅でのケアも数日に一度ブラッシングをして抜け毛を除去する程度で、毎日本格的に全身くまなくブラッシングする必要はありません。もちろん毎日、全身をブラッシングしても構いませんが、毛量が少ないのでブラシの先がゴム玉で保護されているようなブラシを選び、皮膚を傷付けてしまわないように注意しましょう。

被毛のケアはさほど大変ではありませんが、短毛で毛質が硬いので、カーペットやソファ、洋服などに毛が刺さって取れにくくなるので、掃除の手間はそれなりにかかることになるでしょう。

シャンプーは必ず

ボストンテリアは比較的、皮脂の分泌量の多い犬種なのでシャンプーは頻回で行いましょう。もちろん個体差があり、乾燥肌の個体もいれば、脂性肌の個体もいますので、愛犬の皮膚の様子をよく観察して回数や頻度を決定しましょう。

撫でた時に脂っぽい感覚がしたり、体臭が気になるようであればシャンプーのサインです。体は脂っぽくもなく、体を嗅いでも臭いはしないのに、なぜかどこからか臭う場合は、顔のシワや耳の臭いをチェックしてみましょう。ボストンテリアは耳が大きく立っているので通気も良く、耳は汚れにくいですが、それでも放置し続けると耳垢が溜まり、炎症を起こす原因となります。

また、顔のシワの間は蒸れて炎症を起こしやすいので、毎日一度でよいので、濡れたコットンなどでシワの間を拭いてあげましょう。臭いがしたり、茶色くなったり、ゴミがついてきたりすると、ついゴシゴシしたくなりますが、犬の皮膚はデリケートなので優しく一度で終わらせましょう。

大きな眼に注意

ボストンテリアは鼻が低く、眼が大きいので、触れ合っている間に眼を傷つけないように注意しましょう。顔のシワや耳の中が痒いと、顔を床にこすりつけて眼を傷つけることもあります。きちんとケアすることによって、こういった事故を防ぐことが出来るので、被毛のケアに時間を取られない分、顔や耳、皮膚といった場所に気を配ってみてください。

また、食事の際に顔が汚れてそのままにしておくと、雑菌が繁殖して眼の粘膜に炎症を起こすこともあります。黄色い目ヤニが出ていたり、涙が流れるように出ていたり、眼を細めてシバシバさせるような仕草が見られたら、眼に異常が起こっているサインなので、かかりつけの動物病院へ受診しましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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