2016年11月15日更新

【動物看護師が解説】シェルティーにトリミングは必要か、被毛のお手入れ方法は?

シェルティーは非常に賢く、飼い主さん以外にはあまり懐かない、和犬のような従順な犬種です。家族の前では甘えん坊で遊び好き、たくさんの笑顔を見せてくれますが、それ以外の場所ではポーカーフェイスを貫き通すので、シェルティーを飼ったことのない人はあまり表情のない犬と感じることもあるほどです。

体はそれなりに大きいですが、しつけがしやすいので、マンションで飼っても問題はないといえるでしょう。性格はあまりマイナスな部分のないシェルティーですが、被毛が長く、毛量が多いので、手入れが大変なのではないのでしょうか?

本来トリミングは必要ない

シェルティーは長毛でかなりの毛量がありますが、トリミングは必要としない犬種です。

しかし、長毛であるが故に生活に様々な支障をきたすことがあるので、中には短くカットしてしまう飼い主さんもいらっしゃるでしょう。どちらであっても、生活がしやすく、犬自身に負担がかからなければ飼い主さんが好きにスタイルを決めて構いません。普段はトリミングをしていなくても、夏だけ短くするという飼い主さんもいらっしゃいますが、シェルティーは稀に一度刈り取ってしまうと長らくその部分の毛が生えてこなかったり、まばらに生えてきてしまったりすることもあるので、あまりいっきに短くせず、少しずつ切っていって伸び具合を観察してからがよいでしょう

ブラッシングは必須

シェルティーは上毛と下毛を持つダブルコートで、さらに長毛なので、抜け毛や毛束・毛玉に悩まされることが多いでしょう。毎日ブラッシングをしていれば、それらの心配もいらなくなるので、ぜひ毎日でなくても、2〜3日に一度体全体をよくブラッシングする習慣をつけてみてください。毛量が多いと、散歩中にゴミを含みやすくなるので、ブラッシングで落とすと部屋が汚れることもなくなるでしょう。

個体差がありますが、しっとりとした毛質のシェルティーはブラッシングも楽ですが、パサパサとした毛質のシェルティーは毛玉ができやすく、ブラッシングもしにくい傾向にあります。そういった場合は、スプレータイプの犬用トリートメントなどを併用してブラッシングするとよいでしょう。毛質が乾いている個体は、大体皮膚のうるおいも少ないので、皮膚にうるおいを与えるようなトリートメントを使うとさらによいでしょう。

部分トリミングもひとつの手

全身短くはしたくないけれど、散歩のときに汚れるお腹や足の毛、排泄の時に汚れるお尻の毛などは何とかしたいという場合は部分的なトリミングをおすすめします。部分トリミングなので、全体のバランスに合わせたスタイルにしなくてはならないので、いらない部分だけとても短くするということはできませんが、伸ばしっぱなしにするよりは少し扱いやすく、飼い主さんの手間も省けるでしょう。

お腹の毛はすべて刈ってしまっても、脇腹の毛で誤魔化すことができるので、特にオスの場合はお腹回りをすっきりバリカンで刈ってしまうことをおすすめします。お尻の毛も短くしつつ、丸く可愛らしいカットにすれば、手入れも楽で見た目も格段に良くなることでしょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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