賢い犬こそしつけは必須!ボーダー・コリーのしつけについて

全犬種の中でもナンバー1といわれる知能を持つボーダー・コリー。抜群の運動能力も併せ持っており「一緒にドッグスポーツを楽しみたい!」と思う方も多いのでないでしょうか。愛犬と一緒にドッグスポーツを楽しむには、しっかりとしたしつけは必須ですね。今回はそんなボーダー・コリーのしつけ方について調べてみました。

 

ボーダー・コリーの性格は?

ボーダー・コリーは牧羊犬の中でも瞬発力、跳躍力に優れ走るは速度も速い、ずば抜けた運動能力の持ち主です。長時間の屋外での仕事をこなすことができる粘り強さと抜群のスタミナも併せ持っています。

全犬種の中で1番賢いといわれるボーダー・コリーは、飼い主の細かい指示までしっかりと理解し実行することができる記憶力と理解力を持っていて、飼い主の機微にとても敏感に反応します。飼い主が側にいない状況でも、飼い主から命じられたことを実行するためには今何をすべきか判断することができる、自己判断能力にも長けています。

長く使役犬として活躍してきたボーダー・コリーは、飼い主から与えられた仕事をこなすことに喜びを感じる犬種です。そのため家庭でも何か犬ができる仕事を与えてあげて、運動に対する欲求と知的な好奇心を満たしてあげる必要があります。これらの欲求をうまく満たしてあげることができないと、ストレスから無駄吠えや噛みつきなどの問題行動を起こすこともあるようです。

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ボーダー・コリーに飼い主と認めさせることが大切!

ボーダー・コリーは賢く飼い主に従順な性格の犬種ですが、その反面相手が自分の飼い主としてふさわしいのか反応を伺うようなところを持っています。そのためボーダー・コリーを飼う場合は常に家族が上位にたって、どんな状況でも犬に対して飼い主としてリーダーシップをとり続けることが大切です。

犬のしつけで飼い主が常に犬のリーダーであることの必要性は、もともと犬が群れ社会で生きてきた習性を持っていることに起因します。

動物の群れ社会では常に信頼できるリーダーを中心とした、規律正しい上下関係のはっきりとした生活がおこなわれます。犬にとっては信頼できるリーダーに従い、規律正しく生活することはとても心地よい生活なのです。逆に信頼し自分を任せることができる相手がいない場合は、自分がリーダーとなり規律を正そうとします。

飼い主と犬の間にしっかりと上下関係が築けなかった場合は、犬が飼い主の上位に立とうとして咬み付きや無駄吠えなどの問題行動を起こすことが多いのです。ボーダー・コリーは特に賢く機転のきく犬種なので、飼い主の資質に対して厳しい犬が多いようです。

では犬がリーダーに求めるものは一体なんなのでしょうか?

  • 常に一貫したルールに従って揺らがないこと
  • 何かあったら必ず守ってくれるという安心感

この2つの上に成り立つ信頼関係こそが基本的なしつけのルールということになるようです。

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迎え入れた時から家族のルールの中で生活させましょう

家族が常に犬の上位に立って一貫した態度で接するためには、犬を迎え入れる前に家族の中で犬との生活のルールを決めておくことが大切です。

最初にするべきことはトイレの場所やケージの場所など犬の生活スペースを決めておくことです。犬が家に来てすぐに混乱なく生活できるように、どこまで犬が自由に出入りしてよいのか、人と犬の生活動線をしっかりと決めておきましょう。

次に犬と生活するための家族のルールを決めていきます。食事の時のルール、寝る時のルール、留守番をさせる時のルール、散歩の時のルールなど具体的に犬がしていいことと悪いことを決めておきます。

ただし犬の行動や個性を見ながら必要なルールを追加できるように、あまり細かいルールにはせず、絶対に守らせたいことだけを決めておくようにしましょう。

犬に対する接し方では特に叱り方、褒め方を家族で統一しておくとよいですね。叱る時の言葉や褒める時のゼスチャーを統一しておくと、犬は混乱することなく理解しやすくなります。また褒める際におやつを与える場合も何をどれだけあげるかを決めておきましょう、おやつをあげる人とあげない人がいると、犬はそれだけで人に順列を付けてしまいがちです。

 

リーダーウォークで引っ張り癖を解消

犬が飼い主を引っ張るように散歩する光景を時々見かけます。気になる臭いがあったり、目の前に動くものがあったり犬の習性を刺激するものが家の外にはいっぱいありますね。そのたびに飼い主を引っ張って歩くということは、飼い主が散歩をさせているのではなく、犬が自分勝手に自由に歩き回っているだけという状態なのです。

力の弱い小型犬ならいざという時でもしっかりと抑えることができるので問題にならない場合も多いですが、ボーダー・コリーのように力も強く人をはるかに凌駕する運動能力を持った犬の場合は、急に引っ張られると転倒するなどの大きな事故につながってしまうことも考えられます。

引っ張り癖を治すにはリーダーウォークを覚えさせることが大切です。リーダーウォークの教え方には色々とありますが簡単に実践できるものとしては、犬が飼い主の前に出た時にわざと犬の前を通って方向を変える方法、もう1つは引っ張ると首に負担がかかるチョーカーを利用して、犬が引っ張った時に首に軽いショックを与えるように犬と逆の方向に飼い主が動く方法です。

どちらの場合も犬に命令などをせずに無言でおこない、だらだらと長い時間訓練をしないことが大切です。引っ張る癖を直したい時は散歩の前に5分~10分リーダーウォークの訓練をおこなってから出かけるとようにするとよいですね。

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アジリティーやフリスビーに挑戦してみては?

賢く知的好奇心の旺盛なボーダー・コリーですので、生活に必要なトイレや食事、散歩のしつけができるようになったら、是非一緒にドッグスポーツに挑戦してみてはいかがでしょうか?

ボーダー・コリーは飼い主の命令で機敏に動くことが得意ですし、飼い主とともに何かを成し遂げることが大好きです。また高い身体能力を持っていて運動に対する欲求も強い犬種なので、フリスビーやアジリティー競技などのドッグスポーツに挑戦するにはぴったりの犬種です。

飼い主の号令のもとで思い切り走ったり飛んだりすることは、ボーダー・コリーにとっても知的好奇心と運動欲求をともに満たすことができる最高のストレスの発散になります。

また飼い主の左側を常について歩く「ツケ」や、飼い主の合図があるまで動かない「マテ」などのコマンドに対する習熟度を競う服従訓練競技というものがあります。ボーダー・コリーはこの競技でも多くの犬が優秀な成績をおさめています。

飼い主ともに仕事をする、何かを成し遂げることを喜びと感じるボーダー・コリーにとって、一緒に挑戦するものがある生活はメリハリがあって楽しい生活なのです。ボーダー・コリーを飼うなら、生活のペースができてきてところで何かの競技に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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