癒し系だけど抜け毛はたっぷり!ペキニーズのブラッシング方法について

1200年以上前から中国の宮廷で大切に繁殖が続けられてきたペキニーズ。ぺちゃっとつぶれた鼻と大きな円らな瞳、そしてなんといっても優しい色合いのフサフサな被毛が高貴で優雅な雰囲気を醸し出していますね。でもちょっと難点なのは抜け毛が多いこと。今回はそんなペキニーズの抜け毛対策について調べてみました。

 

ペキニーズの抜け毛はなぜ多いの?

ペキニーズの抜け毛について調べると「抜け毛が目立つ色の服は着られない。」とか「家に帰ると床の隅に毛玉がコロコロ転がってます。」など、多くの方がペキニーズは抜け毛が多いと感じでいらっしゃるようでした。

ではなぜペキニーズは抜け毛が多いのでしょうか?犬の抜け毛は毛の構造によって異なるようです。

ペキニーズは厚くフワフワとした下毛とやや固く長い上毛の2重構造をした、ダブルコートと呼ばれる毛の構造をしています。ダブルコートの犬種は密集して生えている下毛が常に抜け替わることで、皮膚や被毛の健康を維持するとともに、季節や気温にあわせた体温の調整をおこなっています。そのため1年を通じて抜け毛があり、特に季節の変わり目は多くなる傾向があるのです。

犬の被毛の構造と抜け毛は具体的には次のようになっています。

シングルコート

一般的にシングルコートと呼ばれる犬種は抜け毛が少ないといわれています。

シングルコートとは温暖な地方で育種改良された犬が多く、冬の寒さから体温を守る必要がないため、人と生活しやすいように抜け毛の少ない犬へと改良されたという説が有力です。代表的なところではプードルやマルチーズ、ヨークシャー・テリア、パピヨンなどがシングルコートの犬種となります。

ダブルコート

ダブルコートと呼ばれる犬種は春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期と呼ばれる毛の抜け変わりの時期があり、この時の抜け毛は犬が体を振ると毛が舞い上がるほどになります。

ダブルコートは上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、シングルコートの犬が温暖な地域で育種改良されたのに対して、寒冷地で育種改良された犬が多く、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしているといわれています。代表的なところではコーギー、ポメラニアン、スピッツなどがダブルコートの犬になります。

ペキニーズを飼う時は抜け毛があることを理解した上で、うまく抜け毛と付き合っていく方法を考えておくとよいようですね。

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抜け毛対策に有効な方法とは?

では犬の抜け毛の対策にはどのようなものがあるのでしょうか?犬の抜け毛が気になる時がどのような時かを考えてみると、次のような点について対策をすることが必要だと思われます。

  • 抜け落ちる毛をできるだけ少なくする
  • 抜け毛を付きにくくする
  • 抜けた毛をすぐに片づけられるようにする

それぞれに有効な対策を考えてみましょう。

抜け落ちる毛を少なくする方法

ブラッシング

床や家具などに抜け落ちる毛を少なくする方法で、もっとも有効的なのがブラッシングです。ブラッシングをすると抜け毛や死毛をまとめて取り除くことができるので、床や家具、服などにつく抜け毛の量を減らすことができます。

またペキニーズの上毛は毛足の長い毛質をしているため、抜けた下毛を絡めてしまい毛玉ができやすく、またゴミやダニ・ノミなどの寄生虫を絡めやすい毛質をしています。抜け落ちの対策のためだけでなく、皮膚病や寄生虫の予防のためにもしっかりとブラッシングをしてあげるとよいですね。

できれば1日1回、換毛期には朝晩の散歩後などにこまめにブラッシングをしてあげましょう。

ペキニーズのブラシングはまずスリッカーブラシを使用して、毛玉や抜け毛を取り除き、毛のもつれを梳いていきます。スリッカーブラシは皮膚に強くあててしまうと皮膚を傷めてしまうので、力を入れずに肌に平行に梳いていきます。

最後にコームを使用して梳き残しがないか確認しながら被毛の艶をあげて仕上げます。

シャンプー

犬のシャンプーは回数が多すぎても少なすぎても逆効果になってしまいます。おおよそ月に1回~2回、皮脂の分泌が多くなる夏場は月に2回~3回の頻度が理想的だといわれています。

人間用のシャンプーは犬にとっては刺激が強すぎるので必ず犬用のシャンプーを使用しましょう。シャンプーに希釈するように書いてある場合は、その通りにぬるま湯などで希釈して予め用意しておきます。

ペキニーズのように鼻の短い短頭種の場合は、シャンプーの際に鼻に水が入り呼吸困難を起こすことがあるので注意が必要です。スポンジを用意しておくと顔を洗う時に鼻だけでなく、目や耳に水を入れることなく顔を洗うことができるので便利です。

またシャンプー前には必ずブラッシングをして抜け毛や汚れを落としておきましょう。ブラッシングをおこなわずにシャンプーをしてしまうと、汚れた死毛が絡まりフェルトのような状態になってしまいます。しっかりと毛を梳いてからシャンプーをするようにしましょう。

シャンプーのあとは自然乾燥をさせずに、ドライヤーを使用してしっかりと乾かしましょう。生乾きの状態で放置しておくと雑菌が繁殖し、体臭や皮膚病の原因になることもあるので注意が必要です。

トリミング

ペキニーズの上毛はカットをしないと伸び続ける毛質をしています。そのため定期的にトリミングをおこなわないと、ペキニーズらしいスタイルや清潔な被毛を維持することが難しく、脱毛や切れ毛につながり抜け毛が増える原因となってしまいます。

トリミングの頻度としては2ヶ月に1回くらいが理想的だといわれています。

トリミングには見た目を綺麗にするという役割だけでなく、皮膚や被毛の状態を確認しながら健康に保つ役割があります。最近では自宅でトリミングをおこなう方も増えてきていますが、皮膚病の心配があるペキニーズの場合はできれば皮膚の状態を健康に保つためにも、定期的にトリミングサロンでカットをしてもらうとよいですね。

洋服を着せる

毛の抜け落ちを予防するには洋服を着せるのも効果的です。洋服を着せてあげる対策は日中はお気に入りのお出かけ着を、寝る時は着心地がよく通気性のよい部屋着を着せてあげるなど、飼い主も楽しみながら対策ができるところがよいところです。

特に車に乗せる時や旅行先など抜け毛が気になるような場所へ連れていく時は、洋服を着せて抜け落ちを予防しておくと飼い主の気持ちも楽になりますね。

洋服を着せる時に注意しなければならないことは、着せっぱなしにはしないということです。どうしても洋服を着せていると服の中が蒸れてしまいます。皮膚が弱くやや脂性の傾向があるペキニーズの場合は、蒸れてしまうと皮膚病が心配ですね。

洋服を着せる場合は、家の中に洋服を着ないで過ごせる場所を作っておいてあげることが大切です。

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抜け毛を付きにくくする方法

抜け毛で1番気になるのはソファーなどの布製の家具や洋服に、抜け落ちた毛が付いてしまったときですよね。特に起毛しているような布の場合は、抜け毛が絡んでしまってなかなか取れにくくお掃除も大変です。

家具の場合は、抜け毛の付きやすい布を使った家具には滑りのよい布でカバーをしておいたり、カーペットなどは毛足の短いものに取り換えておくなどの工夫をするとよいですね。

洋服の場合は普段に着る洋服をできるだけ抜け毛が付いても目立たない色や、抜け毛の付きにくい素材の物を選ぶようにする、外行きの服を着ている場合はできるだけ抱っこをしない、抱っこをする時はエプロンなどを着用するなどの対策をしてみてはいかがでしょうか?

抱っこではなく膝にのせるような場合は、専用のラグを膝に敷いてからのせるようにすると、毛が洋服に付くことを防ぐことができます。

抜けた毛をすぐに片づけられるようにする方法

どんなに対策をして注意をしていても、抜け毛のあるペキニーズのような犬種を飼う場合は、抜け毛が家具や床に落ちてしまうものです。

毎日長い時間をさいて抜け毛の掃除をするのはとても大変です。抜け毛の掃除はためずに気が付いた時にさっととるのがコツです。

気になる時に簡単に片手で操作できるハンディークリーナーなどを用意しておくとよいでしょう。フローリングの床にはウェットタイプのハンドワイパーがソファーや絨毯などには粘着ローラーが効果的なようです。

また家具の配置を掃除がしやすいように変えておくのもよい方法ですね。

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サマーカットで抜け毛と暑さを撃退!

鼻の短い短頭種はパンティングによる体温の調整が苦手で、暑さに弱いところがあります。加えてペキニーズはダブルコートの中でも下毛が厚い毛質をしているので、熱が被毛の中にこもりやすく熱中症には特に注意が必要な犬種です。

最近は温暖化の影響か暑い日が長く続き、ペキニーズにとっては辛い環境になってきていますね。できれば快適に過ごさせてあげたいものです。

暑い時期を快適に過ごすためには、被毛を短く切ってサマーカットにするという方法がありますね。サマーカットは被毛が短くなるためブラッシングやシャンプーなどのケアがしやすく、抜け毛の対策としても有効な方法だといわれています。

見た目も可愛いサマーカットで愛犬は涼しく快適に、飼い主は楽に抜け毛対策をしてしまいましょう。

ただしサマーカットにする時にはちょっと注意が必要です。原因ははっきりとわかっていませんが、バリカンを使用して短く刈り上げるようなカットをしてしまうと皮膚に炎症を起こしたり、バリカンをあてた場所が脱毛や毛ぶきが悪くなるなどの症状を起こすことがあるようです。

サマーカットにする時はハサミを使用して、ある程度の長さを残すようなカットにしてあげるとよいですね。

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