しつけるのが難しい?猫のような犬ペキニーズのしつけについて

かつて中国の王宮の中だけでしか飼うことを許されなかったペキニーズ。そんな高貴な血を引くためか、ちょっと気ままであまり犬らしくない性格をしているようです。まるで猫のようなツンデレ感はペキニーズの魅力の1つですが、しつけの時は困ったことに・・・。今回はそんなペキニーズのしつけについて調べてみました。

 

ペキニーズの性格は?

ペキニーズのしつけが難しいといわれる理由の1つは、犬らしくないといわれる性格にあるようです。

ペキニーズは他の犬種と違い飼い主に対して「かまって!」とベタベタとすることがなく、とてもマイペースな犬が多いようです。やや頑固でプライドの高い性格なので、飼い主に対しても媚びるようなところはありません。

基本的には温厚で愛情深い性格をしているので、自分から喧嘩を仕掛けるようなことはありませんが、負けず嫌いで勇敢な性格をしているため、気に入らないことがあると自分よりもはるかに大きい犬に対して、吠えてむかって行くようなこともあるようです。

見知らぬ人に対する警戒心も強く用心深いので、人に対して尻尾を振って愛嬌を振りまくようなことはしません。散歩中に小さな子どもに急に触られたりすると、攻撃機な面を見せるようなこともあるようなので注意が必要です。

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家族がリーダーシップをとることが重要

マイペースで自由気ままなペキニーズのしつけには、どのような場面でも飼い主が常に犬の上位に立ちリーダーシップをとってあげることが大切です。

犬は群れ社会で生きてきた習性を持っているため、信頼できるリーダーがいない生活はとても不安で不快な状態であり、そのため自分がリーダーになるべく飼い主の上位に立とうとして問題行動を起こすことが多くあります。

特にペキニーズのような人に対する依存心が薄い犬種の場合は、飼い主であるというだけでは従ってくれません。はっきりとリーダーであることを認めさせることがしつけの第1歩になります。

では犬がリーダーに求めるものは一体なんなのでしょうか?

  • 常に一貫したルールに従って揺らがないこと
  • 何かあったら必ず守ってくれるという安心感

この2つの上に成り立つ信頼関係こそが基本的なしつけのルールということになるようです。

 

リーダーシップをとるために家族のルールを決めておきましょう

犬を迎えた時から一貫したルールに沿ってしっかりと犬と接するためには、迎え入れる前に犬との生活のルールを決めておくとよいですね。

家族の中でのルールを決める時にまずすることは、トイレの場所やケージの場所など犬の生活スペースを決めておき、犬ができるだけスムーズに生活が始められるようにしてあげることです。

次に犬と生活するための家族のルールを決めます。食事の時のルール、寝る時のルール、留守番をさせる時のルール、散歩の時のルールなど具体的に犬がしていいことと悪いことを家族で統一しておきましょう。

ただし犬の行動や個性を見ながら必要なルールを追加できるように、あまり細かいルールにはせず、絶対に守らせたいことだけを決めておくようにしましょう。

犬に対する接し方では特に叱り方、褒め方を家族で統一しておくとよいですね。おやつを与えて褒める人と言葉や態度で褒める人が一緒にいると、犬はそれだけで人に順列を付けてしまいがちです。

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リーダーウォークで散歩中のトラブルを解消

ペキニーズは自分から喧嘩を売るようなことはありませんが、警戒心が強く勇敢な性格をしていることから、散歩中に他の犬とトラブルになるようなこともあるようです。また前にも書いた通り小さな子どもや他の人に、急に触られたり側に寄られたりすると唸るなどの攻撃的な面をみせてしまうことにも注意が必要です。

散歩中のトラブルを未然に防ぐ方法として有効なのが、常に犬に飼い主を意識させて歩かせるリーダーウォークと呼ばれる歩き方をマスターさせることです。リーダーウォークは散歩中の引っ張りを防止するためだけのものだと思われがちですが、そうではありません。

リーダーウォークは散歩中に常にリーダーである飼い主に注意を向けさせることで、家の中にはない他の犬の臭いや車などの音、人の気配などの刺激に対して、犬が冷静に対応できるようにするためのものです。つまりペキニーズにリーダーウォークを学ばせることは、他の犬や見知らぬ人に対して過剰に反応することなく散歩をおこなうことができるようになるということなのです。

リーダーウォークの教え方には色々とありますが簡単に実践できるものとしては、犬が飼い主の前に出た時にわざと犬の前を通って方向を変える方法、もう1つは引っ張ると首に負担がかかるチョーカーを利用して、犬が引っ張った時に首に軽いショックを与えるように犬と逆の方向に飼い主が動く方法です。

どちらの場合も犬に命令などをせずに無言でおこない、だらだらと長い時間訓練をしないことが大切です。ペキニーズの場合は散歩の前に5分~10分リーダーウォークの訓練をおこなってから出かけるとようにするとよいですね。

しつけは飼い主のペースで!短時間集中が大切

気ままで自由奔放な性格のペキニーズの場合は、ペキニーズのペースにあわせてしつけをしてしまうと飼い主が振り回される結果になることが多いようです。

ペキニーズのしつけは常に飼い主のペースでおこなうことが大切です。ただしあまり長時間厳しくしつけてしまうと、頑固な面が表に出て逆にしつけが入りにくくなってしまいます。訓練は短時間で教えてあげるようにしましょう。1回の訓練はだいたい10分~15分を目安におこなうとよいようです。

また1度にいろいろなことを教えようとすると飽きてしまって集中力が切れてしまったり、反発して頑固にきかなくなってしまったり、パニックを起こしたりとうまくいかないことが多いようです。ペキニーズのしつけは1つのことを根気強く教えてあげることが大切なようです。

教えたことができた時はオーバーアクションではっきりとわかりやすく褒めてあげましょう。自尊心の高いペキニーズは褒められることで自尊心が満たされ、しつけに対する意欲があがり積極的に取り組むようになってくれるようです。

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自由奔放を楽しみながらメリハリのあるしつけを

ペキニーズのしつけについて調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

しつけの時には困った性格になってしまいますが、犬らしくないとまで言われる自由奔放でマイペースなところは、他の犬種にはないペキニーズの魅力でもあります。無理に型にはめるようなしつけをしてしまい、せっかくのペキニーズらしさを無くしてしまうのはもったいないですね。

自由奔放でちょっと飼い主を振り回すようなツンデレを楽しんであげるくらいのしつけが、ペキニーズにはちょうどよいのではないでしょうか。常に「しつけをしなくては!」と厳しく接するのではなく、厳しくする時、自由にしてあげる時、一緒に楽しむ時、それぞれをはっきりと区別して、メリハリのある生活をさせてあげるとよいですね。

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