優雅な被毛を綺麗にキープ!ペキニーズのシャンプー方法について

首の周りのライオンのような飾り毛が高貴な血筋を感じさせるペキニーズ。腰を振るように歩く独特な歩き方で飾り毛を揺らす姿は動くモップのようで愛嬌たっぷりです。そんなチャームポイントの被毛はできればいつもサラサラに保ってあげたいものですね。今回はそんなペキニーズのシャンプー方法について調べてみました。

 

ペキニーズの毛質は?

ペキニーズといえばなんといっても長く豊かな被毛と、独特な飾り毛がチャームポイントですよね。できればいつも綺麗に保ってあげたいものです。

ペキニーズの毛の構造はダブルコートと呼ばれる上毛と下毛からなる2重の構造をしています。特にペキニーズの下毛は厚く密集していて、他の犬種と比べても被毛の量が多くなっています。

ダブルコートの犬種はシングルコートの犬種と違って下毛の抜け替わりによって、季節にあわせた体温調整をおこなっていることから、春から夏と秋から冬にかけての換毛期にはブラッシングをするとブラシにたっぷりと抜け毛が取れるような状態になります。

ダブルコートの犬種の場合はこの死毛となった下毛をしっかりと取り除いておかないと、カビや菌、寄生虫の温床になり皮膚病につながってしまうことがあります。またペキニーズはケアを怠ると抜けた下毛と上毛が絡まり、毛玉になりやすい毛質をしています。被毛を綺麗に保つためにも被毛の通気性をあげて皮膚の健康を守るためにも、換毛期は1日に数回、換毛期以外でも1日1回のブラッシングと、定期的なシャンプーをしてあげたいところです。

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シャンプーの仕方

ペキニーズの上毛はカットをしないと伸び続ける毛質をしています。そのため綺麗なスタイルを保つためには定期的なトリミングが不可欠です。トリミングにはスタイルをキープするためだけでなく、健康をチェックするという意味も含まれています。2ヶ月に1度くらいの頻度でトリミングサロンや動物病院で、プロのトリマーの方にトリミングをしてもらうとよいですね。

でも小柄なペキニーズは自宅の浴室でシャンプーをすることが可能ですから、汚れが気になる時や夏場などは、自宅でも手軽にシャンプーしてあげたいものです。自宅でのシャンプーの手順は次のとおりになっています。

ブラッシング

シャンプーをする前にはしっかりと抜け毛を取り除くためにブラッシングをします。

まず被毛のもつれや毛すきに効果があるスリッカーブラシを使用して、体全体の抜け毛を取り除いていきます。この時もしっかりと上毛をかき分けながら下までブラシが届くようにしましょう。

ただしスリッカーブラシは強く皮膚に押し付けると、皮膚を傷めてしまいます。梳く時は皮膚に平行になるように梳いていきましょう。

梳かしにくい耳や足のつけ根部分はピンブラシを使って毛並みに逆らうようにブラッシングしましょう。最後にコームを使用して毛玉や毛のもつれが残っていないかを確認します。

ブラッシングでしっかりと死毛や汚れを取り除かずにシャンプーをしてしまうと、汚れが残っていた部分がフェルトのような状態になってしまいます。梳き残しがないようにしっかりとブラッシングをしましょう。

シャワー

シャワーの前に肛門腺を絞ります。尻尾を持ち上げて肛門の斜め下をつまんでしぼり上げます。臭い液体が出ますので洗い流してあげましょう。

使用するお湯はややぬるめ(36℃~38℃)に設定しておきます。毛の表面だけでなく皮膚までしっかりとお湯を行きわたらせるために、シャワーヘッドを体に密着させて滑らせるようにシャワーをするとよいようです。

シャワーを怖がる犬の場合は顔から遠いお尻や足元の部分から徐々に前へと濡らしていきましょう。慣れている犬の場合は頭部から順に前から後ろ上から下へ流していきます。

ペキニーズのような長毛種の場合はお尻の周りや股の間の毛に、排泄物が残って毛玉になっている可能性があります。そのような時は無理に引っ張って取るようなことはせず、シャワーで濡らして柔らかくしてからコームで梳かしてほぐしていきましょう。

シャンプー

シャンプーに慣れていない犬の場合はお尻から順に後から前へ上から下への順に洗って行きます。シャンプーに慣れて怖がらない場合は顔から順に前から後ろへ上から下への順位で洗って行くとよいでしょう。

使用しているシャンプー剤が希釈が必要なものの場合は、シャンプーの前にぬるま湯などで希釈をして用意しておきましょう。

すすぎはできれば頭部の高い位置から流すとすすぎ残しが少ないのですが、嫌がるような場合はお尻から順に流していっても大丈夫です。指の間などの細かい部分にシャンプーが残らないように注意します。

リンス・コンディショナー

リンスもしくはコンディショナーを体全体に馴染ませていきます。

できれば頭部の高い位置から流していくと自然と体全体に広がっていくのですが。慣れていなくて怖がるような場合はお尻から順に手で流していってあげましょう。

全体に馴染んで来たら手でもむように毛に馴染ませていきます。

最後に毛の流れに沿ってすすいでいきますが、これも怖がる場合は顔から遠いお尻から順にすすいでも大丈夫です。足の裏や指の間などはコンディショナーがたまりやすいので注意しましょう。

ドライヤー

シャンプーをした後は自然乾燥させずにドライヤーを使用してしっかりと乾かしていきます。吸水タオルで水分をとったあと、バスタオルを使用して全体を拭いていきます。あまりこすらないのがコツのようです。

ペキニーズは大きくやや出っ張った目をしているので、顔を乾かす際は目に直接ドライヤーの温風が当たると火傷してしまうことがあります。できるだけ上の方から直接目に風が入らないように注意しながら乾かしましょう。心配な場合はドライヤーの冷風を使用して乾かしても大丈夫です。

毛の量が多いペキニーズの場合は、下毛が生乾きの状態になってしまうことが多くあります。下毛が生乾きのままにしてしまうと蒸れて、臭いや皮膚病の原因になってしまいます。乾かす時はやけどに注意しながらも、しっかりと毛をかき分けて下毛まで乾かすようにしましょう。

最後にコームで被毛を梳いて艶をあげて仕上げます。

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皮膚病に注意してあげましょう

ペキニーズは皮膚弱くやや脂性なので皮膚病には注意が必要な犬種です。皮膚病は1度かかるとなかなか完治が難しく、かゆみや痛みが長く続いてしまうことが多いので犬にとってつらい病気の1つですね。

皮膚病はかゆみなどの症状が現れる前に治療をすると治りが早い傾向があるようです。できれば早く病気の兆候を見つけてあげられるとよいですね。

シャンプーの時は皮膚の状態をしっかりとチェックするよい機会です。ペキニーズのかかりやすい皮膚病を理解して、普段はあまり確認することができない足のつけ根やお腹の皮膚の状態までしっかりと確認してあげましょう。

アレルギー性皮膚炎

ハウスダストや、ダニ、花粉などのアレルゲンが肌についたり、呼吸とともに吸い込んだりすることで発症する皮膚炎です。強いかゆみがあり赤みのある湿疹がひろがります。ひどくなると脱毛などの症状が現れます。

同じ部分をしつこく引っ掻く、体を壁や柱、家具にこすり付ける、足先などをなめたり噛んだりするなどの行動がみられたらアレルギー性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎・マラセチア皮膚炎

マラセチア属の酵母によって引き起こされる皮膚炎の事です。犬の外耳道、肛門嚢、指の間、唇、皮膚粘膜に常駐している酵母で、はっきりとはわかっていませんが過剰な脂質の分泌や、宿主である犬の免疫力の低下などが原因で発症します。

皮膚のべとつきやフケの増加、発疹などの症状が現れます。また外耳道にも存在するので外耳炎の原因になることもあります。免疫力の低下で発症することが考えられるので、脂漏性皮膚炎を発症した場合は他の病気からの併発の可能性があります。

触ると被毛がべとつく、フケが多くなった、臭いが強くなったなどの症状がみられて場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。

膿皮症

皮膚の上で菌が異常繁殖することで化膿し膿を排出している状態をいいます。

表皮、真皮、皮下組織のどの個所でも発症する可能性があります。90%が犬と共生しているブドウ球菌が、皮膚の細菌バランスの崩れによって引き起こす病気です。脂漏症と同様で細菌のバランスを崩す原因となった病気により併発している可能性があります。

 

ペキニーズにおすすめのシャンプーは?

最近はペット用のシャンプーもいろいろな種類があってどのシャンプーを使えばよいのか迷ってしまいますね。特に皮膚病の心配のあるペキニーズの場合は、できれば肌に優しく被毛に艶を与えてくれるシャンプーを選んであげたいものです。

ここでは人気の高い犬用のシャンプーをご紹介します。参考にしながら試してみてはいかがでしょうか?

ノバルサン

アメリカで開発された信頼ある薬用シャンプーです。殺菌作用の高いクロルヘキシジンを配合しており皮膚や被毛の殺菌効果があり、膿皮症、真菌症などの皮膚炎に有効だといわれています。また低刺激なので子犬でも使用できます。(皮膚炎を患っている犬に使用する場合は、必ずかかりつけの獣医師の指導の下で使用してください。)

APDC

オーストラリアの植物科学者と共同開発された、植物が本来持っている力を最大限に引き出したシリーズになっています。100%無農薬のティーツリーを主成分に、ユーカリ、シトロネラなど厳選された複数のハーブを使用しています。

テルメディック・ミネラル・ペットシャンプー

アレルギーを悪化させる乳化剤や防腐剤などの添加物を使用していないシャンプーなので、肌の弱い犬でも安心して使用できるシャンプーになっています。温泉にも含まれるミネラル成分と同じコズグロスパで洗浄力を引き出しているため、肌に負担をかけることなく汚れを洗い流すことができるシャンプーになっています。

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適切なシャンプーの頻度は?

ペキニーズの被毛や皮膚を清潔に保つためには月に1回~2回、夏場は汗や皮脂の分泌が増えるので月に2回~3回の頻度が丁度よいといわれています。

皮脂や汚れを気にするあまりシャンプー剤を使う回数を増やしてしまうと、皮膚や被毛を保護するために必要な皮脂まで落としてしまい、かえってダメージを与えてしまうことになるので注意が必要です。

でも外から帰ってきて泥だらけの状態なのをみると、シャンプーしてあげたくなってしまいますよね。

散歩やドッグランなどへ行って汚れがひどくなってしまった場合は、蒸しタオルで汚れを拭き取ってあげるか、シャンプー剤を使わずにシャワーやお風呂で洗い流してあげるとよいでしょう。

お風呂やシャワーで洗い流す時は、入る前にブラッシングを出てきたら生乾きにせずにしっかりとドライヤーで被毛を乾かしてあげてください。

耳のケアも大切!

ペキニーズのチャームポイントの1つは飾り毛の付いた可愛い垂れ耳ですね。でも垂れ耳の犬種は立耳の犬種よりも耳の中が蒸れやすく、汚れや耳垢が溜まりやすい構造になっています。

耳垢は臭いの原因になるだけでなく、外耳炎を引き起こすきっかけになってしまいます。外耳炎は皮膚病と同じで1度かかると治すのに時間がかかる病気です。かかる前に予防するには耳のケアをしっかりとしてあげることが大切です。

シャンプーの時は耳の中に水が入らないように注意すると同時に、シャンプーの後はしっかりと水を拭き取り耳の中を掃除してあげましょう。

耳の中はとてもデリケートなので、綿棒やコットン、ガーゼなど柔らかい物を使用して耳の汚れを拭いてあげましょう。奥の汚れは無理に取ると鼓膜を傷めてしまう可能性がありますので、ふき取るのではなく洗浄液を使用して汚れを浮かせて取るようにします。

プロのトリマーの方にシャンプーをお願いすると耳の中までしっかりと洗ってくれます。外耳炎を予防するには定期的にトリミングサロンにシャンプーをお願いするのもよい方法ですね。

シャンプーの時は洗う事よりもすすぎと乾燥に注意!

シャンプーというとどうしても被毛を綺麗に洗うことに注意がいってしまいがちですが、皮膚が弱いペキニーズの場合はすすぎやドライヤーによる乾燥に注意が必要なようです。

最近のシャンプーやリンスはご紹介したように、皮膚に優しく皮膚病などを予防してくれるものも多くなっていますが、やはりすすぎ残してしまうと皮膚のトラブルにつながってしまうこともあるようです。シャンプーの後はすすぎ残しが多くなりがちな足の裏や指の間も、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流してあげましょう。

またペキニーズの被毛はとても豊かで厚い下毛をしています。被毛を乾かす際に下毛がしっかりと乾いていないと蒸れて臭いや皮膚病の原因しなってしまいます。乾かす時はしっかりと被毛をかき分けてドライヤーをかけてあげましょう。

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