2016年10月19日更新

【動物看護師が徹底解説!】初めての動物病院。マナーは?お金は?

家に子犬や子猫を迎え入れて、初めての動物病院。以前にも飼ったことがあるのであれば心配はいりませんが、まったくの初心者の飼い主さんにとっては動物病院へ行くのも緊張してしまいますよね。どんな準備をしていったらいいのだろう?お金はどれくらいかかるのだろう?そんなビギナー飼い主さんの疑問にお答えします。

病院選びは気楽に

最近では動物病院の数がどんどん増え、近所に2、3件動物病院があるという飼い主さんはたくさんいらっしゃるでしょう。遠くまで足を伸ばして通っている飼い主さんもいらっしゃいますが、まず初めは近所の動物病院へ受診してみましょう。

病院の良し悪しは、行ってからしかわかりません。口コミもその病院をひどく嫌った人か好いた人など、限られた人しか書いていないのであまりあてにならないことがほとんどでしょう。まず、検診がてら動物病院に行き、看護師や獣医師の先生の雰囲気を確認するのがよいでしょう。

気に入ったなら、何かあった際にはその病院へ通院して、何か気に入らない点があれば病気になる前に他の動物病院へ行ってみましょう。ポイントは、”検診がてら”ということです。病気になって治療が始まってしまっては、病院を変えるに変えられません。やっぱりこんな病院、やめておけばよかった・・・と後悔する前に、いろんな病院へ足を伸ばしてみてそれぞれの雰囲気を確認してみましょう。

料金はピンからキリまで

動物病院の診察料等は、それぞれがそれぞれの基準で決めているため、初診で3000円かかるところもあれば、500円で済むところもあります。犬猫は保険が効かないので、料金面はきちんとホームページなどで確認した方がよさそうです。

ホームページなどに書いていなくても、電話や直接行って確認することもできます。診察料が高いところはそれなりのサービスがついていたり(診察の度、爪切り無料、耳掃除無料など)、診察料が安くても細かな処置1つ1つでお金がかかってくることもあるので、それらの情報も細かく教えてくれる動物病院へ通うことをお勧めします。

来院時のマナーは? ~犬~

初めて動物病院へ連れていく時期は、散歩もしたことのない子犬なので、必ずキャリーに入れていきましょう。小さいところへ閉じ込めるのが可哀想だから、寂しそうに鳴くから、といって抱っこやタオルに包んだだけで来院するのはやめましょう

動物病院には、小型犬もいれば大型犬もいます。それぞれ体格別や種類別に待合室が区切られているわけではないので、ほかの患者さんを刺激しないためにも、必ずキャリーに入れてください。子犬や子猫が大型犬に噛まれる事故などは大抵待合室で起こります。そういった事故を防止するためにも絶対にキャリーから出さないようにしましょう。

犬の場合はキャリーに入れ、替えのペットシーツがあれば、あとは何も準備する必要はありません。検診のついでにワクチンなどを打つ予定であれば、ブリーダーやペットショップにいた間のワクチン接種証明書を忘れずに持っていきましょう。

来院時のマナーは? ~猫~

猫も犬と同じく、必ずキャリーに入れて連れていきましょう。猫の場合は犬の吠え声などに驚いて外へ逃げ出してしまう可能性もあるので、診察室や個室に入るまでは絶対にキャリーから出してはいけません

待合室で待っている間、飼い主さんがキャリーの扉を少し開けて手を入れて撫でている光景をよく目にしますが、何かの拍子に隙間から逃げ出して事故に巻き込まれたり、ケガをすることもあるので、寂しそうに鳴いていたとしてもぐっとこらえてください。猫は特に病院を嫌いますので、暴れたり、逃げ出したりしないよう、体がすっぽり入るような洗濯ネットも準備していったほうが良いでしょう。

子猫の時に使用することは極稀ですが、暴れて仕方ないときはネットに入れて診察することもあるので、必ず持っていきましょう。ネットの中にいれた状態でキャリーで連れてきても構いません。洗濯ネットに入れる理由は、脱走防止と、猫はある程度視界が遮られていた方が落ち着いて診察を受けられるためです。また、ネットの目の間から注射をしたり、処置をすることができるので、洗濯ネットを使用します。

少し可哀想に思えるかもしれませんが、暴れたり逃げ出したりするよりも、ネットに入れた方がずっと安全ですので、必ず用意するようにしてください。

犬と同様にワクチンと打つ場合は、ブリーダーやペットショップにいた間のワクチン接種証明書を忘れずに持っていきましょう。

子犬・子猫のうちが肝心

子犬・子猫のうちは動物病院に対する恐怖心がないので、用がなくてもどんどん病院へ足を運びましょう。検診にきた、体重を測りに来た、爪を切りに来た、どんな小さなことでも構いません。たくさん足を運び、病院という場所に慣れ、楽しいことを経験していけば、動物病院好きの犬猫になることでしょう。

子犬・子猫のうちに看護師や獣医の先生にたくさん可愛がってもらい、病院は楽しい!優しい!という印象をどんどん植え付けていきましょう。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

関連記事

飼い始めの不安を解消!先輩飼い主さんの健康チェック方法をご紹介!

飼い始めは楽しい半面、初めてのことで戸惑う事も多いですよね。一番の不安はやっぱり健康面!そんな不安を解消するため、先輩飼い主さんに健康チェックを教えてもらいました! 「自分の子は自分が……

犬を飼うなら必ず覚えておきたい!犬に頼られる飼い主になるために必要なこと

愛犬かわいさに愛犬を甘やかし、ご機嫌を取ってしまう飼い主さんは意外に多いようですね。犬を甘やかしてしまうと犬が飼い主さんをリスペクトしなくなってしまいトラブルの元になることも。これは犬にとっ……

初めて犬を飼う心構え

譲渡会、ペットショップ、ブリーダー・・・犬猫を飼い始めるときどこで出会う?

犬や猫と暮らしたいと思ったときにどこから迎えようと考えますか?ペットショップやブリーダーから購入する、里親になるなど選択肢があります。今から犬や猫と暮らしたいと考えているのであれば、どこから……

犬の選び方・迎え方

犬を飼いたい!でもその前に自分自身が本当に犬を飼えるのか考えてみませんか?

「仕事で日中は留守にしているけれど、犬を飼いたい」と考えている人はいませんか?犬を飼うことは生活に楽しみや潤いをもたらしてくれますが、とても大きな責任と覚悟を必要とします。安易な気持ちで飼い……

犬に名前がついた日

犬に名前がついた日。それは家族が増えた記念日でもありますね。 我が家のディランはオーストラリア生まれなので、もともと名前があり、そのままのディランという名前を受け継ぎました。海外のブリ……

初めて犬を飼う心構え

犬に嫌われるのにはワケがある?犬に嫌われる6つの行動とは?

「自分は犬が大好きなのに犬に嫌われる」「大勢いる中でなぜか自分だけ犬に避けられる」・・・もし、あなたがそう悩んでいるのであれば、その理由はあなたの行動にあるのかもしれません。犬には犬独自の行……

犬の雑学

【動物看護師が徹底解説!】初めての動物病院。マナーは?お金は?

家に子犬や子猫を迎え入れて、初めての動物病院。以前にも飼ったことがあるのであれば心配はいりませんが、まったくの初心者の飼い主さんにとっては動物病院へ行くのも緊張してしまいますよね。どんな準備……

初めて犬を飼う心構え

愛犬家必見! 犬がストレスを感じる瞬間 3選

いつも無邪気で悦びに満ちているように見えるペットの犬たち。飼い主さんを癒し、ストレスを解消させてくれるありがたい存在でもあります。でもちょっと待ってください。実は犬たちの方も意外なことでスト……

犬の雑学

「いま何を考えている?」行動・仕草からわかる犬の気持ち8選

犬は言葉を話すわけではありませんが、気持ちや体調を仕草や行動で飼い主さんに伝えてきます。犬の体調を管理し犬に健康で長生きしてもらうためには、犬の仕草や行動の意味するところを理解する必要がある……

犬の雑学

子犬が来た!子犬と良い関係を形成するための過ごし方【ドッグトレーナーが解説】

初めて子犬を迎える方も、そうでない方も。子犬を迎えたときの嬉しさは半端ないですね。仕事を終えてもお酒を飲まずに帰宅するお父さん。家事よりも犬の世話を優先するお母さん。学校帰りも寄り道せずに帰……

初めて犬を飼う心構え

可愛さだけで選んでませんか?犬を選ぶ際のポイント・注意点について

『犬を飼ってみたいけれど、可愛いってだけで選んでしまっていいものなの?』『犬は従順だってよく聞くけれど、どの犬種も同じように従順なの?』と心配になった経験のある方は多いのではないでしょうか。……

初めて犬を飼う心構え

ペットを飼うと良いことばかり?ペットを飼うことのメリット・デメリット

ペットフード協会が2015年に行った調査によると、日本で飼われている犬は約991万7千匹、猫は約987万4千匹。全体の約4割の家庭がペットと暮らしていると言われています。では、なぜ人はペット……

初めて犬を飼う心構え

犬や猫を飼うペットの飼い主さんがいま、一番必要だと感じるサービスTOP5

ペットを飼っていると誰もが他人の手やサービスを利用しなければならない場合があります。病気になった時の獣医さんはその筆頭ですが、その他にも旅行に出かける時のホテルやシッターさん、しつけが分から……

初めて犬を飼う心構え

子犬が家にきた!迎えたら最初にする準備と心構え。

新しく犬を迎える時に、ワクワクした気持ちの反面で、準備やしつけなど知っておかないといけない事が沢山あり、「不安」が生まれる事と思います。子犬を迎えるという事は実際大変で、人間の赤ちゃんを迎え……

初めて犬を飼う心構え

引き取り手なく殺処分を待つ老犬や障害犬のために安全なバリアフリーの保護施設を!

環境省のデータによれば平成26年に保健所に持ち込まれた犬は53173頭。そのうち21593頭が飼い主の元に戻れず、譲渡されることもなく殺処分されています。近年では保護団体の活躍やペットを大切……

初めて犬を飼う心構え