のんびり屋さんでちょっぴり頑固なブルドッグのしつけについて

しわしわのしかめっ面と愛嬌たっぷりの仕草が魅力のブルドッグ。中型犬ながらどっしりとした体形をしているため力も強く、大きく発達した顎は噛まれると大けがになってしまうこともあるようです。飼う時にはしっかりとしつけをする必要がありそうですね。今回はそんなブルドッグのしつけについて調べてみました。

 

ブルドッグの性格は?

ブルドッグは13世紀にイギリスで流行した牛いじめと呼ばれる見世物のために、雄牛と戦う闘犬として生み出された犬種です。この牛いじめという見世物は杭につながれた雄牛に対して数頭の犬を離し、最初に牛の鼻に噛みついて牛を倒した犬の所有者に高額な賞金が支払われるというもので、この競技に勝つためにより牛をしとめやすい体型と獰猛で好戦的な性格の犬種として作り出されたといわれています。

牛いじめはその後動物愛護の観点から禁止され、ブルドッグもその存在が危ぶまれる時期もあったようです。しかしそのユーモラスな風貌を愛する熱心なブリーダー達によって、獰猛で好戦的な気質を取り除き、家庭でも飼育可能な現在のブルドッグへと改良されていったようです。

そのため現在のブルドッグは闘犬としての獰猛で勇敢な見た目はそのままに、温厚でおっとりとした性格をしているといわれています。不機嫌そうな見た目とは裏腹にとても陽気で、飼い主を喜ばせることが大好きなのでわざとおどけた仕草をしてみせたりすることもあります。優しい性格なので小さなお子さんがいるご家庭でも飼育可能です。

ただしやや頑固でとてもマイペースなところがあり、納得しないと動かないようなところがあるため、しつけには相当な根気が必要になるようです。

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家族上位を徹底しましょう!

優しく温厚な性格のブルドッグですが、成犬になるとオスは25kgメスでも20kgを越える体重になり力も強いため、いうことをきかない我儘な犬に育ってしまったら家庭でしつけ治すのはなかなか難しくなってしまうようです。

ブルドッグのしつけはできるだけ小さな頃から、家族が常にリーダーシップをとる家族上位の関係を徹底させておくことが望ましいでしょう。

犬は群れ社会で生きてきた習性を持っているため、信頼できるリーダーがいない生活はとても不安で不快な状態であり、そのため自分がリーダーになるべく飼い主の上位に立ち規律を正そうとするため、噛みつきや無駄吠えなどの問題行動を起こすといわれています。

では犬がリーダーに求めるものは一体なんなのでしょうか?

  • 常に一貫したルールに従って揺らがないこと
  • 何かあったら必ず守ってくれるという安心感

この2つの上に成り立つ信頼関係こそが基本的なしつけのルールということになるようです。

 

一貫した態度が重要!

常に家族が犬の上位に立ってリーダーシップをとるためには、犬に対して常に一貫した態度で接することが重要です。どうしたら常に一貫した態度で接することができるのでしょうか?そのためには家族と犬の間のルールを予め決めておくことが大切ですね。

家族の中でのルールを決める時にまずすることは、トイレの場所やケージの場所など犬の生活スペースを決めておき、犬ができるだけスムーズに生活が始められるようにしてあげることです。

次に犬と生活するための家族のルールを決めます。食事の時のルール、寝る時のルール、留守番をさせる時のルール、散歩の時のルールなど具体的に犬がしていいことと悪いことを家族で統一しておきましょう。

ただし迎え入れた犬の行動や個性を見ながら必要なルールを追加できるように、あまり細かいルールにはせず、絶対に守らせたいことだけを決めておくようにしましょう。

犬に対する接し方では特に叱り方、褒め方を家族で統一しておくとよいですね。おやつを与えて褒める人と言葉や態度で褒める人が一緒にいると、犬はそれだけで人に順列を付けてしまいがちです。

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根気強く褒めて教えてあげましょう

飼い主に対する依存度が高いブルドッグのしつけは強く叱って教えるよりも、できた時には思いっきりほめて、できなかった時は無視をするという方法が有効なようです。

このしつけ方法は飼い主を喜ばせたい注目して欲しいという、ブルドッグの心理をうまく利用したしつけ方法で、できたことを思いっきりほめることで「これをやると飼い主さんが喜んでくれる。」と覚えさせ、ルールやコマンドを理解させるというものです。

逆に教えたことを失敗してしまった時はブルドッグに背を向けるくらい徹底して無視するとよいでしょう。褒めることとは逆に無視をされることで「これをすると飼い主さんがかまってくれなくなる。」と覚えさせ、同じ行動をさせないようにします。

頑固で行動に移すこともゆっくりとしたブルドッグの場合は根気強く何度も繰り返すことが重要です。繰り返すことでやると褒められることと、やるとかまってもらえなくなることを理解し、家族のルールを覚えていきます。焦らずゆっくりと教えてあげましょう。

散歩中のストライキはリーダーウォークで解消しましょう

ブルドッグはあまり運動をすることを好まない犬が多く、散歩の途中で急に石のように固まって動かなくなってしまうことがあるようです。体重のあるブルドッグにストライキされてしまっては、引っ張って歩くのも大変になってしまいますね。

また急に走り出すようなことはあまりありませんが、気になる臭いを追って引っ張られるようなことがあると、力が強いためなかなかおさえることが難しいようです。

そんな散歩中のトラブルを未然に防ぐためには、リーダーウォークを覚えさせることが有効です。リーダーウォークは散歩中の引っ張りと防ぐためのものと思われがちですが、実はそうではありません。リーダーウォークとは常にリーダーとなる飼い主に注意を向けさせることで、臭いや音、他の犬、家族以外の人など犬にとって刺激となるものに対して冷静に対処できるようにし、散歩中のトラブルを未然に防ぐためのものなのです。

リーダーウォークの教え方には色々とありますが簡単に実践できるものとしては、犬が飼い主の前に出た時にわざと犬の前を通って方向を変える方法、もう1つは引っ張ると首に負担がかかるチョーカーを利用して、犬が引っ張った時に首に軽いショックを与えるように犬と逆の方向に飼い主が動く方法です。

どちらの場合も犬に命令などをせずに無言でおこない、だらだらと長い時間訓練をしないことが大切です。リーダーウォークを教えるには、散歩の前に5分~10分訓練をおこなってから出かけるとようにするとよいですね。

リーダーウォークを覚えたらストライキを起こしそうな気配を感じた時に、タイミングよく軽くショックを与えるように引っ張ります。ショックを感じると飼い主に注意が向いて、歩き続けてくれるようになるようです。

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頑固でマイペースな性格も魅力のうち

頑固で自分がこうだと思うとなかなか融通がきかないために、ブルドッグのしつけには飼い主の忍耐力と根気が必要になるようですね。確かに困った1面ではあるのですが、頑なにストライキをしている姿はちょっとユーモラスで、ブルドッグの愛すべき仕草の1つといえるのではないでしょうか。

その魅力に負けて要求を通してしまうわけにはいきませんが、頑固で融通がきかなくてのんびりしか動かないマイペースなところもブルドッグの魅力のうちと考えて、ブルドッグのペースを楽しみながらのんびりゆっくりしつけてあげましょう。

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