2017年5月15日更新

いざという時の備えは大切!ボルゾイにおすすめのペット保険について

ペット生活

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編集部

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美しい被毛と貴族的な顔立ちからドッグショーの花形でもあるボルゾイ。華奢な体つきからは体が強いというイメージはありませんが、実際のところはどうなのでしょうか?ペットの医療費には公的な保険がありません。いざという時の備えは飼い主の責任です。今回はボルゾイにおすすめのペット保険について調べてみました。

 

ボルゾイのかかりやすい病気とは?

ペットの保険を考える時に大切なことは、その犬種が一体どのような病気にかかりやすいのかを理解しておくことです。

病気に対する理解が大切な理由は病気によって治療の方法が異なるため、保険に対して主に何の補償を求めるのかが違ってくるからです。また病気によっては先天性の発症が疑われるものもあり、そのような場合は保険が下りない可能性が高く保険での備えが難しい場合も考えられるのです。

ボルゾイは華奢な見た目とは裏腹に、遺伝性の疾患の少ない比較的健全な犬種だといわれていますが、胃腸や皮膚など気を付けておきたい病気もあるようです。

皮膚疾患

ボルゾイは皮膚が敏感な犬が多く皮膚病には注意が必要な犬種のようです。ボルゾイのかかりやすい皮膚病は次のようにいわれています。

アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎

アレルギー性の皮膚炎は再発率が高く難治性の皮膚病だといわれていて、長期での投薬が必要になり再発を繰り返すと徐々に重症化する傾向のある難しい病気です。

アレルギーを起こす原因としては食べ物によるもの、ノミやダニなどの寄生虫、ハウスダストや花粉などの環境的な要因が考えられ、それらのアレルゲン(アレルギーを起こす元となる物質)が肌についたり、呼吸とともに吸い込んだりすることで発します。

症状としては痒がって手足を噛んだり、足でかくと大量のフケが出たりするようになります。重症化していくと脱毛を起こしたり、患部が赤黒くなり皮膚が分厚くなるなってしまったりします。

治療方法はアレルゲンによって異なりますが、アレルギー性の病気は体質によるものなので完治が難しく長期の通院が必要になります。

脂漏性皮膚炎・マラセチア皮膚炎

マラセチア属の酵母によって引き起こされる皮膚炎の事です。

犬の外耳道、肛門嚢、指の間、唇、皮膚粘膜に常駐している酵母で、はっきりとはわかっていませんが過剰な脂質の分泌や、宿主である犬の免疫力の低下などが原因で発症します。皮膚のべとつきやフケの増加、発疹などの症状が現れます。また外耳道にも存在するので外耳炎の原因になることもあります。

免疫力の低下で発症することが考えられるので、脂漏性皮膚炎を発症した場合は他の病気からの併発の可能性があり、まず基礎疾患の治療をおこなう必要があることが多い病気です。

アラカス症・毛包虫症

イヌニキビダニという寄生虫が犬の皮膚に入り込み、大量に寄生することで発症する病気です。母乳からの感染が多く1歳未満の仔犬の発症が多い病気ですが、イヌニキビダニが多く寄生しているものに触れた場合も感染することがあり、成犬や免疫力が低下した老犬でも発症することがあります。

症状としては抜け毛や皮膚のかゆみが生じ、症状が進行するとフケやかさぶた、皮膚の化膿や出血が起こります。

発症した場合の治療方法はダニの駆除薬の投与やダニの駆除効果のある薬浴やシャンプーでイヌニキビダニの駆除をおこないます。また免疫力の低下などが原因である可能性があるので、食事療法や運動療法などの体質改善が必要な場合があります。

糸状菌症・白癬・皮膚真菌症

小胞子菌などの真菌が皮膚や被毛、爪の根元などに寄生することにとって発症する病気です。

顔のまわりや耳、四肢などに脱毛をともなう発疹ができ、その周りにフケやかさぶたが見られるようになります。免疫力の弱い子犬や免疫不全の犬、何らかの疾患を患っている犬に発症することが多い病気です。

治療方法は塗り薬の塗布か投薬によって真菌を駆除していきます。

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胃拡張胃捻転症候群

ボルゾイのような胸の深い大型の犬種に多い病気で、大型犬の突然死の原因の1つにもなっている病気です。胃にたまったガスで胃が拡張し、風船がひっくる返るように捻じれてしまう病気です。

捻じれることで排出口を失ったガスはそのまま胃に充満し、拡張を続け周囲の血管や臓器を圧迫しやがて全身の循環不全に陥ります。また捻じれた胃や捻じれる際に巻き込まれた臓器では壊死が進んでいくため、早期発見早期治療をしなければ命に関わる危険な病気です。

初期の症状としては急に腹部が膨らむ、嗚咽をするが吐けない、よだれが多くなるなどが現れます。救急の処置で胃の中のガスを外へ排出し、緊急手術で捻じれた胃の整復、胃洗浄、捻じれ防止のための固定をおこなう必要があります。

救急の処置が必要なこと、夜間である可能性もあることなどから高額な治療費がかかる可能性の高い病気の1つです。

骨肉腫

骨の組織が癌化した状態のことで骨髄、皮質骨、骨膜などに発症します。犬の場合は骨に腫瘍できた場合悪性である確率が高く、特に大型~超大型と呼ばれる犬種の2歳と7歳~9歳が好発年齢だといわれています。また関節内への転移は少ないものの、肺への転移が多くみられるのも犬の骨肉腫の特徴です。

症状としては足に触ると硬い腫れができる、足を引きずるように歩く、歩くのを嫌がる、運動量が減るなどがあげられます。癌が小さく犬に体力があるような場合は外科的な手術と化学療法を併用した治療がおこなわれ、癌が進行している場合や高齢の犬の場合は化学療法や薬物療法による治療がおこなわれます。

いずれにしても致死率がとても高い病気で、手術と化学療法を併用したとしても10ヶ月程度の余命だといわれています。

外耳炎

外耳道に炎症が起こっている状態のことで外耳道炎とも呼ばれています。寄生虫やアレルギー、過剰な耳垢や被毛などの異物による炎症、ブドウ球菌などの細菌感染などが原因で発症します。特にボルゾイのような垂れ耳の犬種は、耳の中の風通しが悪く蒸れやすいため発症しやすい病気です。

症状としては耳化から悪臭がする、耳をしきりに触りたがる、頭を振る仕草が多くなるなどがあります。

治療法は外耳炎を起こしている原因によって異なりますが、多くが投薬によって症状を軽減していく治療が主になります。

甲状腺機能低下症

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの機能が弱まることで発症する病気です。

甲状腺ホルモンは主に全身の細胞に作用して代謝をあげる働きをするホルモンで、このホルモンの機能が低下することによって動作が鈍くなる、体温が低下し寒さに弱くなる、全身がむくんだようになる、顔がむくむ、胴体が左右対称に脱毛する、心拍数と血圧が低下するなどの症状が現れます。

投薬による治療が主になりますが1度投薬を始めたら途中でやめることができず、一生涯投薬治療が必要になります。

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ボルゾイにおすすめの保険は?

ボルゾイは皮膚病などの長期通院の可能性が高い病気の発症リスクがあること、老齢になると骨肉腫や胃捻転など致死率の高い緊急性のある病気にかかりやすい傾向があることなどを考慮する必要があるようです。またボルゾイは大型でやや警戒心が強い傾向があるので、家族以外の人や他のペットを巻き込む喧嘩や、走っている最中のぶつかり事故などにも備えが必要なようです。

その点を踏まえて考えると次のようなことを考慮して保険を選ぶとよいようです。

  • 長期通院の必要な病気に備え、通院の補償日数や回数が十分もしくは制限なしのもの
  • 1回の事故(傷病)に対しての上限がないものもしくは補償が十分なもの
  • 賠償特約を付けることができるもの

考慮すべき点をふまえてボルゾイにおすすめの保険を考えてみました。

アニコム損害保険(株)

ペット向け保険の業界大手の実績があり、動物病院との提携件数も多くお会計の窓口でペット保険証を提示するだけで保険を使うことができるのが特徴です。

プランは2つのプランが用意されており、かかった医療費の70%を保険で負担してくれる「ふぁみりぃ70%プラン」と、50%を負担してくれる「ふぁみりぃ50%プラン」になります。

ただし通院・入院の利用回数に制限があるので、長期通院の場合には利用の仕方を考えて使用する必要があります。

アイペット損害保険会社

提携の動物病院で加入者カードをみせるだけで保険を使うことができます。

保険料はやや高くなりますが通院から入院・手術までを幅広く補償してくれる「ペット保険うちの子」の50%補償プランと70%補償プラン、手ごろな保険料で高額になりがちな手術の費用に特化した「ペット保険うちの子ライト」の3つのプランがあり、備えたい内容にあわせてプランを選ぶことができます。

またペットが他人にケガをさせてしまった場合の損害賠償を補償する、ペット賠償責任を特約として付けることができます。

アクサダイレクト・ペット保険(いぬのきもち保険)

年間補償額はそれぞれのプランで決まっていますが支払金額や支払い回数に制限がないのが特徴です。新規加入が13歳まで対応しており、1度加入すると生涯に渡る終身継続が補償されています。但し愛犬の身体状況によって引き受けができない場合や、継続に条件が付く場合がありますので注意が必要です。

加入者に対するサービスとして年中無休で獣医師による健康相談サービスを受けることができます。

プランは保険料はやや高額になりますが70%を補償してくれる「プラン70」と、リーズナブルな保険料で50%までを補償してくれる「プラン50」があります。どちらのプランも示談交渉付きの賠償責任危険補償特約を付けることができます。

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どのタイミングで保険に入るかも検討しておきましょう

ボルゾイにおすすめのペット保険について考えてみましたがいかがでしたでしょうか?

ボルゾイは比較的健康的な犬種なので幼年期から青年期にあたる1歳~5歳くらいまでの間は、病院に通院するようなこともなく過ごすことができる犬も多いようです。人でも若いころは病気知らずでも、ある程度の年齢を越えてくるといろいろなところに疾患が現れることが多いものですね。ボルゾイもシニアと呼ばれる8歳を過ぎたころから、徐々に病気へのリスクが高くなっていく傾向があるようです。

ボルゾイのそのような傾向を考えると若年のうちは保険料をおさえてケガなどの手術に対する備えと、家族以外の人や他のペットに対する賠償責任に対する備えだけの保険に入っておき、シニア期に入る手前の6歳~7歳ころに保険を見直すという方法もありますね。

ボルゾイの飼い主の方の中には若年のうちは自分たちで積み立てて、シニアになってから保険に加入するという方も多くいらっしゃるようでした。ボルゾイの場合はどのタイミングでどのような保険に入るのかを含めて、保険に対してしっかりと検討してみる必要があるようです。