抜け毛対策は必須!ラブラドール・レトリバーのブラッシング方法

賢く温厚な性格から盲導犬などとして活躍しているラブラドール・レトリバー。飼いやすい大型犬として名前があがることも多いので、初めての大型犬として飼うことを検討している方も多いようですね。そこで気になるのは抜け毛の問題のようです。今回はそんなラブラドール・レトリバーの抜け毛対策について調べてみました。

 

ラブラドール・レトリバーの抜け毛はなぜ多いの?

ラブラドール・レトリバーは短毛で艶のあるスムースコートと呼ばれる毛質をしています。そのため抜け毛は少ないと思われがちですが、犬の抜け毛の量は毛の長さには関係がなく毛の生え方によって異なるようです。

犬の被毛の生え方にはシングルコートとダブルコートの2つのタイプがあります。ラブラドール・レトリバーはカナダ原産の水中回収犬です。寒い海の中でも獲物を回収することができるように、発生性が高く保温性にすぐれたダブルコートと呼ばれる毛の生え方をしています。このコートタイプの違いによって抜け毛が多い犬種と少ない犬種に分けられるようです。

シングルコートとダブルコートの違いは具体的には次のようになっています。

シングルコート

一般的にシングルコートと呼ばれる犬種は抜け毛が少ないといわれています。

シングルコートとは温暖な地方で育種改良された犬が多く、冬の寒さから体温を守る必要がないため、人と生活しやすいように抜け毛の少ない犬へと改良されたという説が有力です。代表的なところではプードルやマルチーズ、ヨークシャー・テリア、パピヨンなどがシングルコートの犬種となります。

ダブルコート

ダブルコートと呼ばれる犬種は春から夏にかけてと秋から冬にかけて換毛期と呼ばれる毛の抜け変わりの時期があり、この時の抜け毛は犬が体を振ると毛が舞い上がるほどになります。

ダブルコートは上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の2層構造となっており、シングルコートの犬が温暖な地域で育種改良されたのに対して、寒冷地で育種改良された犬が多く、下毛が抜け替わることによって季節にあった体温調整をしているといわれています。代表的なところではコーギー、ポメラニアン、スピッツなどがダブルコートの犬になります。

ラブラドール・レトリバーは抜け毛の多いダブルコートの被毛をしています。ラブラドール・レトリバーを飼う場合は、抜け毛はあるものとして対策を考えておく必要があるようですね。

Dog in bathroom
 

抜け毛対策に有効な方法とは?

抜け毛の対策方法にはどのようなものがあるのでしょうか?どのような場所に抜け毛があると気になるのか、抜け毛が気になる時はどのような時かを考えてみると、次のようなことをポイントにして対策を考えてみるとよいようです。

  • 抜け落ちる毛をできるだけ少なくする
  • 抜け毛を付きにくくする
  • 抜けた毛をすぐに片づけられるようにする

それぞれに有効な対策を考えてみましょう。

抜け落ちる毛を少なくする方法

ブラッシング

ラブラドール・レトリバーのようにスムースコートの犬の場合は、毎日ブラッシングする必要はないと考える方も多いようですね。ブラッシングにはノミやダニなどの寄生虫、フケ、ゴミなどを取り除き皮膚と被毛を清潔に保つだけでなく、血行を促進して健康な皮膚と被毛の育成を促す役割もあるので、毎日でなくてもこまめにブラシングをしてあげるとよいでしょう。

スムースコートの場合は毛玉に注意する必要はないので、ゴム製のラバーブラシを使用して抜け毛やほこりなどの汚れを除去し、体全体をマッサージするようにブラッシングしたあと、豚や猪などの毛で出来た獣毛ブラシを使用して被毛の艶をあげてあげるとよいでしょう。

抜け毛の多いラブラドール・レトリバーの場合は、皮膚に近い抜け毛や死毛を取り除くのにコームを使用するのも有効的なようです。ラバーブラシだけではなかなか抜け毛が取りきれないとような時には、ラバーブラシの後にコームを使ってみてはいかがでしょうか。

シャンプー

犬のシャンプーは回数が多すぎても少なすぎても逆効果になってしまいます。おおよそ月に1回~2回、皮脂の分泌が多くなる夏場は月に2回~3回の頻度が理想的だといわれています。

人間用のシャンプーは犬にとっては刺激が強すぎるので必ず犬用のシャンプーを使用しましょう。シャンプーに希釈するように書いてある場合は、その通りにぬるま湯などで希釈して予め用意しておきます。スポンジを用意しておくと顔を洗う時に目や耳に水を入れることなく顔を洗うことができるので便利です。

またシャンプー前には必ずブラッシングをして抜け毛や汚れを落としておきましょう。ブラッシングをおこなわずにシャンプーをしてしまうと、汚れた死毛が絡まりフェルトのような状態になってしまいます。しっかりと毛を梳いてからシャンプーをするようにしましょう。

シャンプーのあとは自然乾燥をさせずに、ドライヤーを使用してしっかりと乾かしましょう。生乾きの状態で放置しておくと雑菌が繁殖し、体臭や皮膚病の原因になることもあるので注意が必要です。

洋服を着せる

ラブラドール・レトリバーを飼っている多くの方が有効だと感じているのが洋服を着せる対策です。洋服を着せて抜け落ちを予防する対策は日中はお気に入りのお出かけ着を、寝る時は着心地がよく通気性のよい部屋着を着せてあげるなど、飼い主も楽しみながら対策ができるところがよいところですね。

洋服を着せる時の注意点は着せっぱなしにはしないことです。どうしても洋服を着せていると服の中が蒸れてしまいます。皮膚病に注意が必要なラブラドール・レトリバーの場合は、蒸れてしまうと皮膚病が心配ですね。

洋服を着せて対策をする場合は、家の中に抜け毛を気にせずに洋服を着ないで過ごせる場所を作っておいてあげることが大切です。

犬_素材

抜け毛を付きにくくする方法

抜け毛で1番気になるのはソファーなどの布製の家具や洋服に、抜け落ちた毛が付いてしまったときですよね。ラブラドール・レトリバーの被毛は短く固い毛質をしているため、布製の家具や洋服などに刺さってしまい、粘着テープを使用してもなかなか取りきることが難しいという問題があるようです。

掃除を楽にするためには、抜け毛の付きやすい布を使った家具には滑りのよい布でカバーをしておいたり、カーペットなどは毛足の短いものに取り換えておくなど、予め抜け毛が付きにくくなるように工夫をしておくとよいですね。

洋服への付着に対する対策としては、普段に着る洋服をできるだけ抜け毛が付いても目立たない色や、抜け毛の付きにくい素材の物を選ぶようにする、外行きの服を着ている場合はできるだけ抱っこをしない、抱っこをする時はエプロンなどを着用するなどの対策をしてみてはいかがでしょうか?

またイエローなど色の薄いカラーの場合は、色の濃い制服やスーツに付いてしまうと目立ってしまうという問題もあるようですね。制服やスーツなどをかけておく場合は、洋服カバーをして舞い上がった被毛が付着しないように予防しておくとよいでしょう。

抱っこではなく膝にのせるような場合は、専用のラグを膝に敷いてからのせるようにすると、毛が洋服に付くことを防ぐことができます。

抜けた毛をすぐに片づけられるようにする方法

どんなに対策をしていても抜け落ちを完全に防ぐことは難しいものです。特にラブラドール・レトリバーの場合はパラパラと抜ける上毛はブラッシングでもなかなか取りきれず、床に抜け落ちてしまうことが多いようです。

毎日長い時間をさいて抜け毛の掃除をするのはとても大変です。抜け毛の掃除はためずに気が付いた時にさっととるのがコツです。

気になる時に簡単に片手で操作できるハンディークリーナーなどを用意しておくとよいでしょう。フローリングの床にはウェットタイプのハンドワイパーがソファーや絨毯などには粘着ローラーが効果的なようです。

また家具の配置を掃除がしやすいように変えておくのもよい方法ですね。

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楽しむくらいが丁度いい?

ラブラドール・レトリバーの抜け毛について調べてみましたがいかがでしたでしょうか?

ラブラドール・レトリバーは人も他の動物も大好きな優しさと賢さを持った犬種です。小さな頃はやんちゃな面もあるようですが、しっかりと信頼関係を築くことができれば家族にとってかけがえのないパートナーとなってくれることでしょう。

そんなラブラドール・レトリバーと一緒に暮らしていくためには、抜け毛を楽しんでしまうくらいの気持ちが大切なようですね。

粘着性の弱い粘着ローラーで愛犬をコロコロしてしまったり、撫でる時に滑り止めの付いた軍手を使うことでブラッシングのかわりにするなどのユニークな対策で、毛の抜け落ちを予防している方もいらっしゃうようです。飼い主が楽しそうに抜け毛対策をしていると犬も遊んでもらってると感じるのか、それとも本当に気持ちがいいのか、抜け毛対策用の道具を持ってくると喜んで側に来る犬も多いようです。

あまり神経質にならずに愛犬とのコミュニケーションの1つだと考えて、抜け毛対策を楽しんでしまうくらいの心掛けが大切なようですね。

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