2016年12月7日更新

全部知ってる?意外に多い猫の体に関することわざ

後藤大介



獣医師

 

長きにわたって人間の社会と密接な関係を持つ猫。猫が日本に入ってきたのは奈良時代ごろだと言われています。そんな1,000年以上の関係により、猫は様々な言葉に登場します。猫が使われることわざや慣用句など、いくつご存知でしょうか? 実は猫の体の部位を使った言葉だけでもたくさんあるんですよ。

 

猫の顔にまつわる言葉

まずは、顔のパーツだけでも3つあります。頑張って考えてみてください。思いついた人、ギブアップの人は以下を見てくださいね。

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1 猫舌

一番有名な慣用句ですね。熱いものを食べれない人を指します。熱した熱い食べ物を食べるのはヒトだけ。猫を含めた動物はみな猫舌だと言われています。

2 猫の額

猫舌に比べると認知度は低いと思いますが、こちらも有名な言葉。狭いもののたとえです。「猫の額ほどの庭」などという使い方をします。眉毛から毛の生え際までが額なので、実際に猫の額がどれくらいかはわかりませんが、確かに犬に比べると小さそうな感じはありますね。

3 猫の目

この言葉を知っている人は多くないかもしれません。猫みたいな目というと細い目を想像すると思いますが、猫の目という言葉の意味は「目まぐるしく変わるもの」という意味です。「猫の目のように政策が変わる」などの使い方をします。猫の目が明暗で大きくなったり細くなったりすることが語源です。

体の部位に関する3つの言葉

では顔以外の慣用句、思いつきますか?こちらも3つ、考えてみてください。
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1 猫背

これは知らない人はいないでしょう。姿勢が悪く背中を曲げている様子を指す言葉ですね。実際に猫が猫背になっている時間は寝ている時間など限られていて、頻繁に伸びをするため、猫は不健康な猫背ではないのですよ。

2 猫足

猫の足と聞いて何を想像しますか? ジャンプ力? そうではないんですね。猫の得意技の一つ、音を立てずに歩く能力。それが「猫足」の由来です。気づいたら猫が隣にいたなんてこと、経験したことないですか? 猫足は、音を立てずに歩くさまを表す言葉で「猫足で近づく」などと使います。
猫は爪を出したりしまったりできます。爪をしまって、柔らかい肉球を使ったつま先立ちの歩き方で、音を立てずに歩くことができるのです。

3 有っても無くても猫の尻尾

有っても無くてもどっちでもいいものの例えです。猫の尻尾、皆さんは必要だと思いますか? 実際にはなくても生きてはいけるんですよ。病気で尻尾を切らないといけない子もいますが、何不自由なく生活しています。尻尾でバランスを取ってはいるようですが、室内飼いの子では必要ないですし、外に行く子でもそれほど不自由しないようです。でも、尻尾で遊びに誘う猫のしぐさはかわいいですよね!

 

猫に関係した新しい言葉を見つけよう

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みなさんは、いくつわかりましたか?
猫は人間の近くにいる時間が長い分、いろいろなものに例えられていますね。きっと昔の人も猫をじっと観察していたんでしょう。猫をじっと観察していると、新しいことわざを見つけられるかもしれませんよ!

 
 

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