2016年3月1日更新

【獣医師監修】犬の『椎間板ヘルニア』症状と原因、かかりやすい犬種。

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ダックスフンドなどの胴が長い種類の犬に多い疾患に、椎間板ヘルニアがあります。椎間板ヘルニアになると、歩けなくなったりトイレを上手にできなくなったりすることがあるので、注意しておきたいですよね。

今回は犬の椎間板ヘルニアについてまとめました。

 

犬の椎間板ヘルニアとは?

椎間板ヘルニアは、何らかの原因で背骨が圧迫され、背骨ひとつひとつの間にあるクッションのような椎間板が、脊柱管と言われる管の中に押し出されて飛び出てしまった状態をいいます。

歯磨き粉のチューブをイメージしてください。圧迫しない限り何も起こりませんが、ぎゅっとつぶすと歯磨き粉が出てきますよね。椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板がつぶされることによって歯磨き粉のようにぎゅっと出てしまうのです。

そうなると脊柱管の中を通っている脊髄神経が圧迫され、背中にひどい痛みを起こしたり、下半身の感覚が麻痺してしまったり動かすことができなくなったりします。

犬の椎間板ヘルニアの症状

人間と同じで椎間板ヘルニアになると背中に痛みを伴う神経麻痺が起こり、それにより歩行困難や排泄困難をはじめとした症状が現れます。

ある日突然後ろ足を引きずって歩くような症状が現れた場合、椎間板ヘルニアの可能性も考えなくてはなりません。

 

犬の椎間板ヘルニアの原因

椎間板ヘルニアは、背骨を無理にひねってしまった、強い衝撃がかかった、老化、肥満などが原因となることがあるとといわれています。

強い衝撃や肥満のように背骨が強く押されるような要因から、椎間板が圧迫を受けやすくなり、椎間板ヘルニアを起こすことがあります。

まだ犬が若いころは、階段の上り下りや椅子などの高いところから降りる事に問題がなくても、歳を重ねるにつれて蓄積されたダメージが椎間板ヘルニアを導くことがあります。また、若い犬であっても発症することはあるので、階段などでは十分に注意しましょう。

椎間板ヘルニアになりやすい犬種

椎間板ヘルニアになりやすい犬種としてはダックスフンド、ビーグル、コーギー、フレンチブルドッグ、ペキニーズなどがあげられます。

ダックスフンドやコーギーのように胴が長い犬は背骨に負担がかかりやすく、椎間板ヘルニアになりやすいといわれています。中でもダックスフンドは、椎間板の内部にある椎間板物質の変性が起こりやすく、特に椎間板ヘルニアになりやすいといわれているため、子犬のころから注意が必要です。

おわりに

今回は犬の椎間板ヘルニアについてまとめました。ひどいヘルニアになり歩けなくなることは犬にとって、とても辛くストレスがたまることです。

生活にも支障が出るようになり飼い主さんの負担も大きくなります。

ヘルニアになりやすい犬種を飼う場合は、体重管理や運動のしかたに注意して、いつまでも健康な身体を保てるようにサポートしましょう。

 
 

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