2016年11月30日更新

殺処分ゼロはダメなのか?【ねりまねこブログ】

アニマル・ウェルフェアサミット レポート

の前に

赤ちゃん、大きくなりました~

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保護した時↓は70g

羽がとれたコウモリみたいな姿と
比較してみてください。
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お腹ポンポンのおいなりさん
体重は2倍以上になりましたヽ(*´∀`)ノ

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「殺処分ゼロ」を達成するために

殺処分ゼロを目指す団体の
ディスカッションです。

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「殺処分ゼロ」
という言葉に対して

昨今、
否定的な意見も
出てきました。

「行政が、
殺処分ゼロにこだわり
引き取りを拒否するから

いらない犬や猫が
町中に捨てられ

生体販売業者の売れ残りは
引取り屋に飼い殺しにされる」

「負傷や、幼齢の動物は
安楽死させてもらえず
痛みや飢えに苦しみながら
自然死させられ、

咬傷事故を起こした
危険な犬も譲渡に出す」

(※事実か憶測かは、わかりません)

「それもこれも「殺処分ゼロ」を
提唱し、賛同する人たちのせいだ

だから「殺処分ゼロ」はダメだ!」

という意見です。

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登壇された方々は

上記の意見は理解しつつ、

それに対する回答は明確で

信念を持って取り組んでいることが
ひしひしと伝わりました。

「まずは、殺処分ゼロを
掲げなければ、ゼロは達成できない、

同じ方向に向くことが大切なのではないか。」

「ゼロという数字だけに
こだわるわけではない。

アニマルウェルフェアを担保しながら
殺処分ゼロをめざすので
そこは誤解のないように」

「動物は最後まで幸せに生きる権利がある

痛くなく、苦しくなく、それは大前提だ」

「目標もなければ、何もできないから、

まずは、殺処分ゼロを旗印にアクションしてみる。

そこから派生する課題があれば、
一つ一つ検証し対策をしていけばいい」

「(動物愛護か、動物福祉か
ノーキルか、ローキルかなど
普通の人には理解できないような)
立場の違いで対立するのではなく、

同じ目的に向かい、
ゆるやかに連携していきたい」

何よりもTNR

補足ですが、

行政に入ってしまった動物の
殺処分数を減らすだけの
議論をしていたわけではありません。

そもそも
行政に収容される動物を
減らしていくこと

蛇口をしめることが最優先です。

(市民の意識を上げて安易に捨てさせない、
生体販売を規制するなど)

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

ディスカッションの中で、
心に残ったことをいくつか

ネコリパブリック
河瀬さんのプレゼンから

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殺されるために
生まれてくる
悲しい命の連鎖を
止める方法は1つ

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さくら猫って知ってますか?

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有効な解決策それは
TNR活動(捕獲して、不妊手術を行い、元の場所に戻す)

保護猫カフェは
幸せなゴールではない。

これまで保護猫カフェから
約300匹の猫を
譲渡してきました。

保護猫カフェは
経営が難しいと言われているが、

お客様と思いを共有し
サービスを大切にして
持続可能な運営をしている。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

ふくい動物愛護管理支援センター協会
小西さん(写真左)

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収容されるのは乳飲み子が多い

持ってきた人の相手を見ながら、

授乳してもらえないか聞いてみる。

その気になってくれたら授乳セットを貸し出す
(ミルク・哺乳瓶・はかりなど)

田舎や高齢者の考え方を
変えていくのは難しいから

子供達、孫たちから変えていくことを考える

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

TOKYO ZEROキャンペーン
藤野さん(写真左)

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社会の発展の影で
動物の命が粗末にされている

殺処分数が
減る一方で、
闇に葬られる命が
増えるのは、
本末転倒

あぶり出されて
規制していかなければならない

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

NPOゴールゼロ
齊藤先生

殺処分数は年間10万頭
そんなに死ぬ病気はない
医療で救えるのは獣医師だけ
もっと獣医師の協力が欠かせない。

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私はNPO法人ゴールゼロの会員なので、
仲間達と齊藤先生の
応援に行ったのですが・・・

会場にこんな横断幕↓があってビックリ!?

私達以外に、誰が作ったの??

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理事長の病院にお世話になっている方々が
応援にかけつけてくれたのです。ヽ(*´∀`)ノ

こういう、人と人とのつながりが
うれしいです。

活動を続ける原動力になります。

小池都知事、殺処分ゼロを公約に

イベントのハイライト

小池百合子東京都知事と
滝川クリステルさんの対談です。

小池都知事は、
都知事選の公約に
「殺処分ゼロ」を掲げていました。

小池都知事は、
環境大臣のころ
動物愛護の議員連盟の会長を務めており
ペットの殺処分問題を認識していたからです。

人口あたりの殺処分数については、

東京は全国の中では、
もっとも優秀です。

平成27年の収容数は816頭。

うち安楽死は304頭、
幼齢で生きられないのが342頭、
老齢で引き取り手がないのが164頭。

残りの203頭が
実質の殺処分数対象です。

殺処分ゼロは手が届くところに来ているのです。

2020年のオリンピックを期限に
東京を
「ペットと共生する社会」の
良い例にしていきたいです。

具体的な対策としては、

犬猫を愛しむ気持ちを、
子どものころから、
育てていく

8週齡までは親から離さない。

小池都知事は阪神大震災の時に
行き場を失った犬を
2匹引き取ったそうです。

滝川クリステルさんも
被災犬を飼っているので、
そこは共通でした。

これだけ多くの報道の前で
殺処分ゼロについて
語ってくれました。

ありがたいことです。

動物愛護はカッコいいヽ(*’0’*)ツ

このイベントは
2日間で、
約2千人も
集まったそうです。Σ(・ω・ノ)ノ!

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知的で大人向けの
シンポジウムだけでなく

家族連れや子供も楽しめる
楽しい催しもたくさんありました。

東大の学生さんも
ボランティア協力していたので、

スタッフもお客様も
若くて、すてきな方が
多かったです。(笑)

動物愛護活動が
知的でオシャレで
カッコよく見えました。

滝川クリステルさんの
イメージそのまま

とても
洗練されたイベントでした。

 

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昨日の
小池都知事の発言について、
質問がありました。

正確な回答は本人しかできませんが、
私の想像で解説します。

Q1「数字の合計が合いません」
>おそらく前年の
繰越し頭数が含まれているためです。

Q2「幼齢や高齢は殺してもいいのですか?
それ以外を救えば
殺処分ゼロと言えるのですか?」

>公金を使い、
公益のために働く
行政なので、

命を救うために
どんな動物でも譲渡する

というわけには
いかないでしょう。

たとえば、
幼齢とか

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高齢とかは
こういう状態です。

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一般市民むけに
譲渡するには
ハードルが高いです。

飼い主もペットも
不幸になってしまうかもしれません。

「愛護団体が引き取れ」
という意見もありますが

私自身も町の人から
引き取らされてとても困っているし、

保護して生かすのは
本当に大変です。

お金や労力を使っても
助けられないこともありました。

限度を超えて
保護することで愛護団体が
多頭飼育崩壊してしまったら
本末転倒です。

だから、

まずは

譲渡可能なのに、
殺処分されてしまう個体から
取り組む、

という意味だと理解しました。

一人でも多くの方ができることから
やってみる。

そこからですね。

ねりまねこ



NPO法人

「NPO法人ねりまねこ・練馬区地域猫推進ボランティアのブログです。 博愛の夫と、平均的猫好き妻による、市民ボランティア奮闘記! 地域猫とは地域にいる飼い主のいない猫の問題を、 地域住民・問題解決に取り組むボランティア・行政の三者が協力しあって解決を目指すことにより、 人と猫とが共生する地域づくりをしていくという考え方です。」

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