2016年12月23日更新

猫の喉を鳴らすゴロゴロが凄い!心や体にもたらす驚きの効果

ペット生活

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編集部

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猫の喉を優しく撫でると、決まってゴロゴロと鳴らします。「きっと、気持ちがいいのね」と撫でてるあなたまで幸せな気分になっていることでしょう。実は、猫の喉を鳴らすゴロゴロ音には、驚くべき効果があることが分かっています。猫のゴロゴロ音には、骨折の治癒を早める効果やストレスや不安感を改善させる効果があると言われています。実際に、科学的な根拠に基づいて証明されている事実です。そこで今回は、猫の喉を鳴らすゴロゴロの効果についてご紹介します。

 

猫ゴロゴロ音はどこから出てるの?

猫がどこからゴロゴロ音を出しているかについては諸説あるようですが、現在、もっとも信憑性があると考えられているのが喉頭の筋肉で出しているという説。ゴロゴロしている時、猫が30~40㎜秒という非常に短いサイクルで喉頭筋を動かしていることが1991年に発見されていて、これがゴロゴロ音の発生源だと考えられているのです。

ただし喉頭説についても、咽頭の切除手術をした猫が横隔膜を使ってゴロゴロ音を出したというケースもあるようで、猫のゴロゴロ音については、まだ100%解明されたとは言えないようです。科学が進んだ今でも、猫については、まだ分からないことがたくさんあるのです。

ネコ科の動物はみんなゴロゴロ音をだすの?

ネコ科の動物は体の大小に関係なく、体のつくりや習性が似ていますが、ゴロゴロ音についてはどうなのでしょうか?同じネコ科でもチーター、オオヤマネコ、マウンテンライオン、オセロットなどはゴロゴロ音を出すことが分かっていますが、ライオン、ピューマ、トラ、ヒョウ、ジャガーなどはゴロゴロ音を出さない可能性があると言われています。一説によれば、ライオンなどネコ科の中でもヒョウ亜科の動物は、吠えることができる代わりにゴロゴロ音を出すのは苦手なのだとか。このあたりも今後の研究結果を待つ必要がありそうです。

ゴロゴロ音を出すのはどんな時?

それでは猫はどんな時にゴロゴロ音を出すのでしょうか。

ハッピーな気持ちのゴロゴロ音

  • 安心し、満足している
  • 子猫の時に帰っている
  • 母猫や飼い主さんに要求したいことがある

不安な気持ちの時のゴロゴロ音

  • ストレスを感じている
  • 痛みがある
  • 不快なことがある
  • 調子が悪い
  • 死期が近づいている

幸せを感じて出すことの方が多いゴロゴロ音ですが、時に猫の体調不良や死を意味していることもあります。簡単ではありませんが、飼い主さんとしてはその差をしっかりと見極めたいものです。ゴロゴロ音を出している猫がどんな具合なのか、他に何か症状がないかも合わせて判断してみてくださいね。

ゴロゴロ音を出さない猫は飼い主さんに懐いてない?

猫にも個性がありますので、ゴロゴロ音を頻繁に出す猫とほとんど出さない猫がいます。なぜなのかははっきり分かっていませんが、神経質で人に慣れていない猫は警戒心が強いため、人前でハッピーなゴロゴロ音を出すことは少ないと思って良いでしょう。そんな猫も飼い主さんとの信頼関係を築くにつれて、ゴロゴロ音を出してくれるようになるかもしれません。

 

ゴロゴロ音、外国語では何と言う?

猫のゴロゴロ音は英語では「purr」(パル)と表現します。これは名詞にも動詞にもなる単語。また、フランス語では「ronron」(ロンロン)や「ronronnement」(ロンロヌマン)という言葉があり、猫のゴロゴロ音とほかにクルマのエンジン音などを表現される際にも使われています。日本語では「ゴロゴロ」と表現されることが多いようですが「グルグル」と表すこともあります。

いずれにせよ、猫のゴロゴロ音を表す言葉は擬音語で、聞いた音をそのまま近い言葉で表現しています。国によって少しずつ聞こえ方が違うのは面白い点ですね。

猫のゴロゴロ音が骨折の回復を早めるってホント?

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ズバリ、答えはYESです!猫が喉を鳴らすときのゴロゴロ音には、骨折の回復を早める効果があると言われています。そんな驚きの効果があるなんて、ビックリですね。でも、実際に科学的にも証明されているので、本当のことです。では、どのように猫のゴロゴロ音が骨折に効くのでしょうか?
猫のゴロゴロ音の周波数は、25~150Hz(ヘルツ)と言われています。1993年に骨折したウサギに猫のゴロゴロ音に近い周波数を当てたところ、骨折の回復を早めたことが分かりました。昔から猫自身も骨折が治るのが早いことが知られていたため、猫のゴロゴロ音の周波数は医療界で一躍注目を集めていました。そのため、先進医療で超音波による骨折の治療を行う医療機器が開発され、超音波治療をする医療施設も増えています。例えば、スポーツ界では元プロ野球選手の松井秀喜選手や元プロサッカー選手のデビッド・ベッカム選手、最近ではプロサッカー選手のクリスチアーノ・ロナウド選手が超音波治療によって驚きの回復を見せ、世界中のサッカーファンを驚かせました。

猫のゴロゴロ音は25〜150Hz程度です。1993年に25〜50Hzの振動がウサギの骨折の治癒を早めた、と報告されています。他にも猫のゴロゴロ音が猫の健康に良い影響を与えているという報告も沢山あります。

引用:猫専門動物病院の猫獣医による猫BLOG

骨折の治りを早めるために超音波を利用する医療機関が増えています。これは、「超音波骨折治療法」と呼ばれるもの。この治療法は、サッカーのデビッド・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手が骨折治療のために受けたことでも注目されました。

引用:先進医療.net

猫のゴロゴロ音は絶大な癒し効果がある?

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今や日本は、空前の猫ブームです。日本ばかりでなく、海外でも猫カフェがオープンしています。フランスには「猫セラピスト説」を唱える獣医師がいて、猫のゴロゴロ音で人間にセラピーを行っています。日本でも犬やイルカなどの動物と触れ合う「アニマルセラピー」という療法があります。動物と触れ合うことで、人間の脳内では“脳内麻薬”や“快楽物質”と呼ばれるエンドルフィン(神経伝達物質)が分泌されます。エンドルフィンは、おいしい料理を食べている時など欲求が満たされた時に分泌され、苦痛を和らげたり、多幸感をもたらしてくれる効果があります。猫のゴロゴロにも、同様の効果があると考えられています。また、猫はイライラしているときなどにも、喉をゴロゴロと鳴らすことがあります。きっと、猫自身がゴロゴロ音で気持ちを落ち着かせるように、人間にとっても癒し効果があるのでしょう。

動物とのふれあいでエンドルフィンは増える・・・幸福を感じる
研究論文があり、その中で示された事実です。
エンドルフィンは脳内麻薬とも言われる、脳から出るホルモン。
動物とふれあうことで分泌され、多幸感が得られる。

引用:アニマルクリニックおかもと

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いかがでしたか?猫が喉を鳴らすゴロゴロ音の驚くべき効果について、ご紹介しました。猫好きな人や猫の飼い主さんにとっては、科学的な根拠は知らなくても妙にしっくりきた人も多いのではないでしょうか?言葉は通じなくても、愛猫の表情やしぐさで直感的に分かっていた人もいることと思います。ただ、猫のゴロゴロ音には、まだ解明されていないこともあります。ゴロゴロ音が喉で鳴っているかは、未だ定かではないのです。ですが、謎が多い猫だからこそ、私たちは猫に惹かれるのかもしれませんね。今後解明されるであろう、猫のゴロゴロ音の新たな真実を期待しましょう。

 
 

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